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植物のちから”フィトセラピー” ~年中ある「冷え」対処法~

2017.2.9

冷え症の方にとってつらい時期は冬だけではありません。植物のちからを借りて年中ある「冷え」に対処しましょう。

植物が持つ癒しの力で、私たちが生まれながらに持っている自然治癒力に働きかけ、病気予防や心身の不調和の改善をするフィトセラピー(フィト=植物 セラピー=療法)。

ハーブやアロマ、野菜や果物を使って「飲む」「食べる」「塗る」「あてる」など、簡単にできる実践活用法をご紹介します。今回は「フィト式・冷え対策」について。

「冷え」を引き起こす原因を知り、カラダの外側と内側から適切な対処を!

ソックスを重ね履きして、フトンもしっかり温めているのに、足先が氷みたいに冷たくて眠れない…。
「冷え」は、睡眠不足や頭痛、便秘、肩こり、女性特有の疾患など、免疫機能を低下させ様々な不調を来します。
冷えを引き起こす原因は、大まかに言うと血行不良と体内の水分過剰にあります。
血行不良は体質のほか生活習慣が引き起こし、水分摂取も大切なことですが取り過ぎると、むくみ、冷え、代謝低下にも。
まずは体を冷やしてしまっている原因を知り、適切に対処しましょう。血行不良の方は食事の見直し、入浴、適度な運動などで血の巡りを改善し、水分過剰の方は発汗を促して体内に溜まった余分な水分を排出します。

今回も体の外側からと内側から、2つのアプローチに植物を効果的に用いていきますよ。

体の外側からのケア「アロマバス」で血行促進

全身の血流促進に効果的なのは、なんといっても入浴。バスタブに浸かることです。
入浴後はすみやかに入眠したいので、湯温は38~40度のややぬるめに。熱すぎない湯が心身をリラックスさせ、副交感神経を活性化し、眠りにつきやすくします。
そして、お風呂の湯には血行促進に働くハーブや精油をプラスして、温浴効果をさらに高めます。冬至に「ゆず湯」はつきものですが、寒い時期だけではなく、和のアロマを使って一年中楽しみたいものですね。
ユズの果皮から抽出される精油に含まれる「リモネン」は、血管を拡張し血液循環を促します。
なにより暖かくて懐かしい香りは、思わず笑顔になってしまう心地よさ!果実まるごとでも、精油を湯に垂らしてもOKなユズの香りのアロマバスで、心からじんわり温まりましょう。

カラダの内側からのケア「飲んで食べて血行・発汗促進」

野菜や果物にも、体を冷やすもの・温めるものがあります。
夏に旬を迎えるものは体を冷やし、冬に旬を迎えるものは体を温めると覚えてください。
また、葉物野菜など大地から上に実りをつけるものは体を冷やし、根菜類など土中に実りをつくるものは体を温める傾向にあります。糖質制限ダイエットが流行っていますが、何事もバランスが大事!サラダなど葉物野菜ばかり食べていると体を冷やしてしまいます。
冷え対策に適した食材を取り入れて、バランスの良い食事を心がけること、体を温め発汗を促すスパイスを料理に使うのもオススメです。

体を温める代表的な野菜には、
・生姜
・ニンニク
・カボチャ
・ニンジン
・ネギ
・サツマイモ
・ユズ
などがあります。
生の生姜に含まれる「ジンゲロール」という成分は手足の先端の血管を拡張させ血流をよくするため、冷え症の悩み解消に効果的。乾燥させると「ジンゲロール」が「ショウガオール」に変化し、消炎・鎮痛作用が強化されます。
このように生姜は生ものと乾燥ものとで働きが異なるので、目的に応じて使い分けます。

体を温め発汗を促す代表的なスパイスには、
・ジンジャー(生姜)
・シナモン
・サフラン
・トウガラシ
・カルダモン
などがあります。
これらのスパイスを使ってカレーやスープを作ったり、ココアなどの飲み物にトウガラシを入れると美味しく、お腹の中からポカポカしてきます。お試しあれ。
毎日の習慣にしたいのが、入眠前のハーブティーです。
体を温めるのにオススメのハーブは、
・エルダーフラワー
・ジャーマンカモミール
・リンデン
・サフラン
などです。
単品だと飲みにくい場合は、ミントやレモングラス、レモンバーベナなどとブレンドすると飲みやすくなります。
植物は人の自然治癒力(生まれながらに持っている心身を健全に保つ能力)を引き出してくれます。アロマやハーブなど植物の力を用いて、心と体を整える癒しの植物療法、フィトセラピー。
日々の生活を楽しく、健やかに、美しく過ごす方法を実践いただけます。