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日本古来の香り-和精油を楽しむ①

2017.10.3

私たち日本人が昔から慣れ親しんだ香りがあります。
アロマテラピーというと、ほんの少し前までは海外で採られた精油が多く使われていました。最近では日本国内でさまざまな精油が作られ、日本ならではのアロマテラピーが注目され活用されています。
今日はそんな「和精油」のほんの一部をご紹介いたします。

沖縄の香り-月桃

月桃は「げっとう」と読みます。沖縄ではサンニンと呼ばれます。

月桃茶やサンニン茶という名前で売られお茶としてもよく知られているので、冷え性でお悩みの女性や妊婦さんの中にも飲んだことのある方はいらっしゃるかもしれません。

白くてかわいい花を咲かせますが、月桃精油は葉から水蒸気蒸留法という方法で採ります。

ほんのり甘さのある、だけどスーッとしたスパイシーな香りです。リラックスもリフレッシュもでき、今では人気の香りの一つで私も大好きな香りです。

日本の在来種であるシマ月桃(本島月桃)以外に、台湾から渡ってきて交配されたとされるタイリン月桃というのものあり、こちらの方が採油率が高いためタイリン月桃を原料とした精油も流通しています。

とはいえ、月桃精油は100kgの葉から30~60gほどの精油しか採れないともいわれ、大変貴重で高価な精油です。

精油だけではありません。化粧水や石鹸などでも好まれ使われることが多いのが月桃。万能ハーブといっても良いほどで、琉球コスメの原料にもよく使われます。

 

青森の香り-青森ヒバ

和名をヒノキアスナロともいいます。木曾ヒノキ、秋田スギと並んで日本三大美林の一つです。

精油は青森ヒバの材部(木部)から水蒸気蒸留法で採れます。ヒノキと同様に古くから寺院やお城などの建築材料として用いられてきました。

精油の中には、数十種類あまりの成分があり、中でもヒノキチオールという成分に関してはこれまでに多くの研究がなされ結果を出してきました。

このヒノキチオールには強力な抗菌作用があり、ヒノキやスギに比べてもその作用は群を抜いています。

香りを嗅ぐとどこか懐かしさが感じられ、ほんの1、2滴でも充分、一日中森林浴を楽しめるような重く強い香りです。

地に足を付けたい、しっとりとした気持ちになりたい、落ち着いた香りを楽しみたいという方にはとってもオススメです。

 

今、大注目の香り-クロモジ

クロモジ、聞いたことはありますか?漢字では「黒文字」と書きます。

爪楊枝の木としても有名で、樹皮の黒い斑点が文字のように見えることからこの名前がついたといわれています。枝葉から水蒸気蒸留法で採れます。

主な産地は、埼玉県や静岡県、岩手県など本州、四国、九州にわたりますが、採油率が低く大変貴重で高価です。

アロマセラピストの間でも人気の香りローズウッドの絶滅が危惧されているため、同じクスノキ科であるクロモジに今とても注目が集まっています。

香りは本当にもう優しさの中に甘さとスッキリさがバランスよく混ざり合っている、丸みのある癒される香りで、心が温かくなってくるような気がします。

 

日本産のアロマはこれからもまだまだ可能性に溢れていると思います。

自然を、森を、大切にしながらその香りを私たちにも分けてもらう。可能性があるならたくさん育ててたくさん採ってたくさん使ってやろう…ではなく、「いただきます」の気持ちで1滴1滴を大切に、大事に使っていきたいですね。

海外から日本に渡ってくる精油が多かったのだから、今度は内から外へ、日本から世界へ日本産アロマをこれまで以上に届けていけたらそれもまた素敵だと思います。

日本産というだけでとても身近に感じますし、古くから私たちが慣れ親しんだ香りが精油という形で使われることに、また新しい喜びを感じずにはいられません。

この機会に、ぜひ日本の香りにも目を向けてみませんか?