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オーガニックの本質を見た!Vol.2 美しいハーブガーデンは心に刻まれるほど強いメッセージをくれた

2016.11.6

ドイツで目にした素晴らしいハーブガーデンの景色が訴えてくるものとは?植物が化粧品の原料となる過程を知り、自然のことを理解することでナチュラルコスメの本質が見えてきました。

大好評のコラム『オーガニックの本質を見た!』の続き、今回が第2弾。

前回はオーガニック先進国ドイツにて、日本にいては気づくことはないであろう衝撃と感動を抱いた体験を写真とともにご紹介しました。

前回のVol.1はこちらから↓↓

オーガニックの本質を見た!Vol.1 私たちの生活に本当に必要なものは自然との調和かもしれない – BEAUTY CONCIER

オーガニックの本質を見た!Vol.1 私たちの生活に本当に必要なものは自然との調和かもしれない - BEAUTY CONCIER
オーガニックコスメのメイクアップトレーナーの資格取得のために、ドイツへ渡りました。日本にいては気づくことはないであろう衝撃と感動を抱いた体験をご紹介します。

日本へ帰国し…

日本に帰ってからすぐ、Dr.ハウシュカのメイクアップ新製品発表会がありました。
秋のボルドー系メイクアップラインです。~発表会~

発表会ではメディアの前でメイクデモンストレーションを行いました。
そこで、デモの前にブランドスタッフからヴァラ社で過ごした様子を質問されたのですが、その途端、不思議ですがドイツでの情景を思い浮かべると、まず素晴らしいヴァラ社のガーデンの景色が目に浮かんできました。

すると、気が付けば突然涙があふれてきて思いもよらず会場で号泣してしまいました。
あの時、きっとメディアの方はびっくりされたことでしょう。
自分でも驚きの事態…(笑)東京に帰ってから日々忙しい毎日に戻っていたのですが、私の中で、きっと何かが深く心に響いていたのですね。

ガーデンで見た本来あるべき完璧な景色。

「私たちって、こういうものを守るためにコスメの仕事をしているんだ…」
と、今の自分に改めて誇りを持つこともできたような気がします。

植物エキスの不思議な力

ヴァラ社の素晴らしいガーデンでは、薬やコスメに使われる植物が作られています。
前回もお話しましたが、もともとヴァラ社はハーブの医薬品メーカーです。皆さんも知っていると思いますが、有名なヴェレダやソルーナというブランドも医薬品メーカーです。ハーブの医薬品メーカーが作る化粧品原料のエキスは、どこの会社もそれはそれはこだわりがあります。

まず原料となる植物は全て、人智学者であるルドルフ・シュタイナー博士により確立されたオーガニック栽培法。天体の動きと調和し、生命の持つ力を最大限に生かす製法をとっています。
そしてその植物からとれるエキスの抽出は、メーカーにより全く違う方法をとられることがあります。

例えば、ソルーナの場合はスパゲリック法という錬金術の一種の抽出法をとっています。
ハウシュカの場合は独自の製法である植物のエキス抽出法“リズム製法”と言われる方法を用い、製品の質や効果を高めています。

これは、“命あるものは全てにリズムがある”という考え方が根源となり、そのリズムすなわち「摘んでしまった植物を生きたリズムを失わないまま製品に配合することで、製品の腐敗安定やエキスの効果として、最大限の力を製品に注ぎ込める」と考えていること。

私たち人間も鼓動し、呼吸をし、朝起きて活動し、夜は休む…
感情を持ち、楽しければ笑い、悲しければ泣く…
生きている人間としてのリズムを持っていますね。

普段は意識していなかったけど、生きているってなんだか素晴らしい気がしてきます。

そして、命あるもののリズムを失わずに植物エキスを作るなんてすごいこと。
その“リズム製法”とは…
これまた製造方法を聞くと、とても不思議です。その“リズム製法”での植物エキスの作り方がこうです。
まず、早朝に摘んだ植物をできるだけ早い段階で細かくきざみ、水につける。
その水につけられた植物は、静かで暗くて、そして温かい部屋に置かれます。
毎日、日の出と日の入りの時間だけ太陽の光にあてられて、それを7日間繰り返す。
そして水から植物だけを取り出し、燃やして灰にする。
さらにその灰は元の水に戻されしばらくの間熟成。

とても不思議でしょう。
もちろん灰にして水に戻して熟成するというところは、きっと化学式にあてこめるかもしれません。でも7日間毎日、日の出と日の入りに太陽の光に毎日あてるというのは、もはやおまじないのよう。
個人的な解釈ですが、生きているときの記憶…つまり、朝起きて夜は休む、みたいなサイクルの記憶を、摘んでしまってもなお行うことで、植物はきっと生きたままの記憶を保ち、そのことで製品の腐敗を減らし、私たちの肌を癒す薬効を高く保ってくれているのではないか…私はそう思います。

どうでしょう。
やっぱりおまじないみたい?
きっと「よくわからない!」と思う方も多いかもしれません。

でも自然には科学では計り知れないことがたくさんあって、そうした自然を理解して製法を生み出すシュタイナー博士は、やはりすごい人物なのだと思います。

ナチュラルコスメの本質

東京に戻り、いつもの忙しい日々を送る私には豊かな自然は遠い環境。
きっと都心の多くの方も同じですね。。時折、休暇をとって自然が沢山ある場所に遊びに行ったとき、必ず“気持ちがいい”と感じると思います。
そんな感情を持ったとき、是非そこにある生命の循環やリズムを感じてほしい。

この気持ちの良い空気や環境は森の中の微生物や昆虫、動物、植物、水、土などの自然の仲間たちが良い循環を作って生み出しているもの。。

そしてこの循環もある意味リズム。

そのリズムを壊さないで作るナチュラルなコスメの本質を理解していただけたら、このコラムを書いた意味があります。

今でこそ環境が悪化していることで、「自然を守ろう!」と原料や製品づくりに気を使い、努力しているメーカーも増えました。それはとても素晴らしいことです。

自然と共存し、恩恵をいただく謙虚なもの、そして自然の力がダイレクトに肌に届くもの。
本当のナチュラルコスメはそれが本質なのです。