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日本古来の香り-和精油を楽しむ②

2017.10.17

葉を揉むだけでスーッとする清涼感ある「薄荷(ミント)」、冬至にお風呂に入る習慣が今なお続く「柚子」、私たち日本人にとって昔から馴染みが深い「ヒノキ」。今回も引き続き私たちに馴染みが深い「和精油」についてご紹介です。

日本の「ミント」の香り-薄荷

葉を揉むだけでスーッとする清涼感ある香りがする薄荷。夏はこの香りをほんの少し嗅ぐだけでもどことなく涼しさを感じたりもしますね。

薄荷は「和種ハッカ」「和薄荷」「北海道産ハッカ」など様々な名前で呼ばれます。

タイトルにある「ミント」はMintですが日本語ではハッカを意味します。ペパーミントやスペアミントなど「ミント」と呼ばれるものは実は100種類以上もあるのです。

薄荷は、ペパーミントよりもメントール成分が1.5倍多く含まれており、突き抜けるようなシャープな清涼感を感じることができます。リフレッシュできるそのスッキリする香りは、頭や気持ちをクリアにしてくれて思わず目が覚めそうですね。

日本での生産地は主に北海道です。全盛期には世界の生産量の70~80%は北海道の北見市だったそうです。その後、戦争によって統制されたり人工でメントールが作られるようになり、現在は国内生産の90%が北海道の一部地域で生産されているそうです。

 

消費、生産ともに日本が最大-ゆず

冬はゆず湯に入ると風邪を引かない、と昔の人はよく言ったもの。冬至にゆず湯に入る習慣は今なお続いています。近年では、動物園などでカピバラやサルがゆず湯に入って気持ちよさそうにしている姿がニュースでその時期によく流れますね。

古来からゆずは身体を温める働きがあるだけでなく、邪気を払うともいわれ、冬を健康に過ごすために重宝されました。また、日本の料理にも欠かせません。

ゆずのスッキリした香りの中にあるやさしく穏やかな香りは多くの人に愛され、海外では「Yuzu」という呼び名で認識されてきています。

ゆず精油は、圧搾法だけでなく水蒸気蒸留法でも採ることができ、精油製造法が異なれば香りもまた異なります。

圧搾法で得られたゆず精油は、まるでゆずそのものの香り。ジューシーでフレッシュな香りで今にも唾液が出そうになるほどです。

水蒸気蒸留法で得られたゆず精油は圧搾法で得られたゆず精油と比べると、とてもやさしく穏やかで奥ゆかしさを感じる香りです。

芳香浴では圧搾法で得られたゆず精油を、アロマトリートメントで使用する際は水蒸気蒸留法で得られたゆず精油を使用すると、光毒性や皮膚への刺激を避けることや香りそのものを楽しむといった観点から、ゆず精油を上手く使い分けられると思います。

 

懐かしく安心する香り-ヒノキ

ヒノキは日本と台湾にのみ生息し、「ジャパニーズサイプレス」の別名を持ちます。ヒノキもサイプレスもどちらもヒノキ科です。

ヒノキというと、ヒノキ風呂のイメージも強くヒノキ精油を嗅ぐだけで多くの方が目を閉じ大きなため息とともに懐かしさやホッとする感覚を持たれると思います。そのくらいヒノキは私たち日本人にとって昔から馴染みがあり、どこかで必ず1度は嗅いだことのある懐かしさを感じられる香りでもあります。

たった1,2滴芳香浴をするだけでも、目を閉じれば森林浴をしているかのような、リフレッシュ感とリラックス感を得ることができます。

若い人だけではなく、年配の方でもアロマテラピーを初めて試す方は馴染みのある香りで導入しやすく受け入れやすいでしょう。

アロマルームスプレーにブレンドすれば、まるで新築のようなやさしいウッディ―な香りの空間になりますよ。

 

代表的な和精油を2回に分けてお送りしました。以前に比べると、和精油もアロマショップなどで手に入れやすくなりました。ぜひ、店頭で一度香りを嗅いでみてくださいね。