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スパイス系の香りであたたまろう

2018.1.3

年が明け、寒さも本格的になってきましたが、実はアロマテラピーで使う精油は、ハーブや柑橘系の香りだけではありません。スパイス系に分類される香りもあるのをご存知でしょうか。今日は心も身体もあたたまりそうな、スパイス系の香りについてご紹介します。

あけましておめでとうございます。今年もたくさんアロマテラピーのお話を書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

寒さも本格的になってきましたが、実はアロマテラピーで使う精油は、ハーブや柑橘系の香りだけではありません。スパイス系に分類される香りもあるのをご存知でしょうか。

今日は心も身体もあたたまりそうな、スパイス系の香りについてご紹介します。

 

冬のお供ジンジャーの香り

古くから私たちの食生活には欠かせなかったジンジャー(しょうが)ですが、温活という言葉が流行り始めた頃は、多くの方がこれまで以上に意識して料理や飲み物などにジンジャーを使用していたのではないでしょうか。

ジンジャーは実は精油でも存在します。ショウガ科で根茎を水蒸気蒸留して得ることができます。精油にすると、含有成分にはα-クルクメンなどのセスキテルペン炭化水素類が多く含まれ、これらは抗炎症作用や抗菌作用、抗酸化作用の他に食欲増進作用やコレステロール低下作用などが期待できます。精油は薬とは違いますので、日本の法律のもとでは薬のように扱わないというのが約束ですが、香りが苦手でなければアロマトリートメントでもほんの少しブレンドしてみるなどすると良いかもしれませんね。

個人的には、ジンジャーの精油の香りを嗅ぐと、どことなく力が湧いてくるような感じがします。香りのもつ力強さや、どことなくこの時季特有の心の寂しさを支えてくれるような頼もしさも感じます。単品で使用するよりも、レモンやスイートオレンジなどの柑橘系の香りやイランイランなどの花の香り、ローズマリーなどのハーブの香りとブレンドをすると香りの奥行きが生まれる気がします。ぜひ試してみてください。

 

スーッとするクローブの香り

日本では丁字(ちょうじ)という方が馴染みがあるでしょうか。

クローブの精油はフトモモ科で、蕾を水蒸気蒸留して得ることができます。香りはかなりスーッとしていて強烈なスパイシーさを感じます。

含有成分はオイゲノールというフェノール類の成分が大半です。そのため、抗菌抗真菌作用、抗ウィルス作用、強壮作用、局所疼痛治療作用などがあります。香りがかなり強いため、1%以下よりもさらに低い濃度で局所的に使う方がオススメです。

私は、クローブ精油ではなくクローブそのものを昨年末にオレンジポマンダー作りで実際に使用しましたが、少しずつクローブを出さないと皿にいっぱいに出しただけでもかなり部屋中がスーッとした香りになりました。たとえ最初は良い香りだと感じていても、人によってはこの強烈な香りに頭痛やめまい、吐き気を催してしまう可能性があるように思います。わずかな香りであれば活きるものでも、強すぎてしまうと逆効果になることも。皮膚刺激も強いので、濃度には気を付けて使いましょう。

 

ピリリとした辛さとスッキリさを併せ持つブラックペッパー

こちらも料理には欠かせない香辛料の一つで、古くから使われてきました。

ブラックペッパー精油は、コショウ科で果実から水蒸気蒸留で得られます。完全に熟す前の果実を乾燥させ黒色になったものがブラックペッパー(黒コショウ)です。中世ヨーロッパでは金と同等の価値があり、その需要が増えたことが大航海時代をもたらしたともいわれているそうです。

α-ピネンやリモネンなどのモノテルペン炭化水素類の成分が多く、人によってはスッキリとした香りやレモンのような香りという人もいるほど。個人的には、ブラックペッパーの香りは鋭さとスッキリさと、どことなく奥深くて温かみのある包容力さを感じます。ただし香りが強いので使用量や濃度には気を付けて使うことをオススメします。

スポーツ前後のトリートメントや、冷えたお腹やお尻など局所的なトリートメントにほんの少しブレンドして使うといいです。フランキンセンスなどの樹脂系の香りやスイートオレンジ、レモンなどの柑橘系とも相性が良いですが、ローズなどの香りにほんのわずかにブレンドをするとゴージャスな香りに仕上がります。

 

いかがでしたでしょうか。

スパイス系の香りは料理に使われていて馴染みのある名称のものばかりだったと思います。ですが、スパイス系の精油は香りの強さもさることながら刺激の強いものもありますので、低濃度で使うのがオススメです。また、成分の作用も書きましたが治療に使うものではありませんので、心身の不調改善を保証するものではありません。くれぐれも気を付けて使ってくださいね。