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本来の植物の生きる姿、力を見る、感じる

2018.5.2

ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしょうか。天候にも恵まれ、春を探しに、あるいは新年度の疲れを癒やすのにちょうど良い時季ではないでしょうか。今回のコラムでは、今まさに咲きほこっている花たちをご紹介いたします。精油の香りも良いですが、せっかくたくさんの花が咲いている今の季節、お花そのままの香りを楽しんでみませんか?

ツツジとサツキの見分けがつくとまた楽しい

私のサロンの近くで咲いている、この写真にある花はツツジでしょうか、それともサツキでしょうか。

 

【ツツジ】

ツツジの開花時期は4月中旬~5月上旬といわれ、俳句などで詠まれるとき、「季語」は春(晩春)を表します。

花弁や葉が大きいのが特徴です。花は白やピンク、紅紫色のものが多く、花の大きさは5~7cm、葉っぱは柔らかめで花が咲かない間の葉っぱの色は茶色です。

樹の高さも5~10mくらいになるのだそうです。私たちが街路樹で目にするツツジは剪定しているのでそこまでの高さはありませんが、全体的に「大きめ」の植物と思うとわかりやすいですね。

おしべの数も違います。ツツジのおしべは5~10本程。全部の花が一気に咲く、一度に咲くという特徴があるので、気がついたら一面咲いていた、という感じですね。

 

【サツキ】

一方で、サツキの開花時期は5月中旬~7月にかけてなので、ツツジの後に咲きます。「季語」は夏。

花は3.5cm~5cmほどの大きさで、葉っぱは葉先が尖っており、硬めなのが特徴です。

花が咲いていない間の葉っぱの色は緑色で、樹の高さも1mほどのため、全体的にツツジに比べると花の大きさも葉っぱも樹の高さも小さめです。

花の色は紅赤色が多く、なんといってもサツキのおしべの数は5本。おしべの数を数えた方が簡単に見分けられそうですね。

 

どちらもツツジ属ツツジ科の植物です。開花時期の違いは多少あるものの、陽の当たり具合や地域によっては同じように咲いているところもあります。

目線の高さまでに剪定されているツツジの花壇の横を通ると、その甘くて優しい香りについつい足が止まってしまいます。ミツバチが蜜を集めるために「お仕事中」のこともありますので、顔を近づける際はお気をつけくださいませ。

 

目で見ても香りを嗅いでも圧巻の藤の花

まさに今が見頃の藤の花。

アメリカのCNNにより、日本からは唯一「あしかがフラワーパーク」が『世界の夢の旅行先10か所』に選出されています。行ったことのある方はその素晴らしさを体感されていると思いますが、規模はもちろんのこと、花一つひとつも、香りも、そして演出も本当に素晴らしく、朝から晩までいても飽きないくらいです。何度でも見て、嗅いで、楽しめる藤の花。

藤の花は紫色だけではなく、うす紅色や黄色、白色などさまざまな色が楽しめます。

今年の春は、桜もいつもの年より早かったですし、藤の花もいつもより早く咲き始めたようです。藤棚を作って見事に咲かせているお宅も多く、風がそよそよ吹くのと同時にゆっさゆさと揺れる藤の花を見ているだけでも心が和み落ち着きます。

藤の花もまた濃厚で甘い香りがします。遠くにいても香りが届くようです。

 

夜ウォーキングが楽しくなるジャスミンの誘い

こんな小ぶりの小さな花たちから香っているとは思えないくらい、まるで香水をこぼしたかのような甘く濃厚な香りが遠くまで漂ってきます。

夜は特にこの香りが強く香り、ウォーキングをしているとその甘い香りに誘われて、ついつい香りのする方へ足が向きます。「いったいどこから香っているのだろう」と思うと随分先だったり。白く、小さなジャスミンの花たちに気づかずに通り過ぎることは不可能なくらい、この香りに誘われます。

ジャスミンはつる性の植物で2m程に生長します。ジャスミンは夜に香りが強くなるため、花は「夜の女王」と呼ばれます。昼間でもかなりの香りを放ちますが、夜は静けさとともにこの香りを放つわけですから、その空間に身を置くと、とても贅沢な気持ちになります。

ジャスミンは精油(アブソリュート)もありますが、その香りの強さから好き嫌いが分かれます。私は精油(アブソリュート)よりも、咲いているジャスミンが放つ香りの方が好きです。まるで呼び止められているような、そして誘われているような、無視して通り過ぎることができないくらいの妖艶で、まさに女王の名に相応しい香りだと思います。

ぜひ外にいる際は深呼吸して香りを楽しんでみてください。

 

少しずつ咲き始めているバラ

バラの開花時期は5月中旬~6月、種類によっては7月にかけて…という感じですが、今年はやはり少し早いのか、すでに少しずつ咲いているところもありますね。

たくさんの花びらが重なり大きく咲くバラは、まさに美の象徴。バラの花、バラの香りが好きな方も多いのではないでしょうか。

古代ローマ人のバラ好きは有名です。寝室にバラの花びらを敷きつめたり、お風呂に浮かべたり、香水にしたり、色々な方法でバラを楽しんだといわれています。

バラは「ローズ」精油として販売されています。ローズアブソリュート、ローズオットーなどがあります。生のバラの香りを楽しみたいという場合はローズアブソリュートを、アロマトリートメントなどで使用する場合はローズオットーを使うのがオススメです。

5000kgの花びらからとれる精油は1kg、精油1滴はバラの花200個分ともいわれるほどです。白バラ(ローズアルバ)の精油はその2倍必要だともいわれます。なるほど高価なわけです。

精油で楽しむのももちろん良いですが、これからシーズンを迎えるバラの花。せっかくですから直接その姿と香りを楽しみに出かけてみてはいかがでしょうか。目でも香りでも楽しんで、心と身体が癒されると良いですね。

 


いかがでしたでしょうか。

その植物の生きる姿、力を五感でキャッチしやすい今の時季だからこそ、精油瓶の中の香りではなく、本来の植物の姿に目を向けてみるのも良いのではないでしょうか。