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私のアロマの世界を広げてみよう

2018.11.2

精油を選ぶ際にその精油の働きや目的で選ぶのも良いですが、今回は、少しだけいつもと違う精油の選び方をご紹介します。ご紹介するのは、感覚やイメージから香りを選ぶ方法です。自分が本当に求めている香りに出会えるかもしれませんよ。

精油を選ぶ時に「◯◯にいいのはコレ」「●●に悩んでいるから△△を使おう」という選び方をしていませんか?

もちろん、その精油の持つ働きに目を向けて、その働きを利用しようという目的で精油を選ぶのも一つです。でもそればかりになってしまっていませんか?

せっかく香りを嗅いで色々な感情や記憶を想起しているのに、見て見ぬフリや自分の感情・想いを横目に通り過ぎてはいませんか?

今回ご紹介するのは、感覚やイメージから香りを選ぶ方法です。少しだけいつもと違う精油の選び方をしてもらうきっかけになればと思います。

 

どんな風に感じたか?

アロマショップで興味を持った精油やすでにお手持ちの精油があったら、まず頭を空っぽにして嗅いでみてください。この時にアロマショップの説明書きやアロマの本は見ないようにしてください。

香りを嗅いでどんな風に感じましたか?ぜひお気に入りのノートやメモ帳に書き出してみてください。

 

●時間軸でみてみる

香りを嗅いでどんなことが思い浮かびましたか?howで聞かれてもよくわからないよ、という方は少し具体的にお尋ねします。

  • 何かを思い出しましたか?昔、過去…に嗅いだことがあるような、知っているような感じがしますか?
  • 今、イメージで出てきたものは何でしたか?
  • 上もしくは先に向かって何か見えたり想像できたりしていますか?それは何ですか?
  • 一日の中でいつ嗅ぎたいですか?早朝、朝、午前、昼、昼過ぎ、夕方、夜、深夜…などイメージするとどうですか?
  • その香りは一日の中でいつ頃のイメージですか?上記と同じように、早朝、朝、午前、昼…と当てはめてみてください。

 

●季節のイメージ

季節で例えると春、夏、秋、冬…どれになりますか?あるいは、春~夏にかけて?それとも梅雨の時季?晩夏?晩秋?など、あなたの嗅いだ香りは1年の中でどの時期がピッタリきますか?

 

●パーソナルでみる

その香りそのもの、もしくはもしその香りを身につけている人がいるとしたら…それは男性ですか、女性ですか?それとも中性的な方のイメージでしょうか。

年齢はいくつくらいでしょうか?あなたよりも若いですか?それとも年上ですか?シニアですか?

その香りを人に例えるとしたらどんな方でしょうか?職業は?趣味は?特徴は?

 

●色や味覚に例えてみる

色に例えるとどんな色でしょうか。また、その香りは味覚に例えることはできますか?例えられるとしたら、その香りはどんなイメージですか?

 

…いかがでしょうか。

「どんな風に感じたか?」を掘り下げていく、あるいは広げていくと、いくらでもどこまででも掘ったり広げていったりすることができます。私たちの想像力や感じ方というのは無限です。そして、その想いに正解、不正解はないのです。

ただ、その感情を言葉で表すというのは意外と難しい。

また、私たちは自分の中に湧き上がってきているこうした感情を上手く表現できずにいます。そういう中で生きているから、という風にも考えられます。

だからこそ、その精油の持つ働きだけでいつも香りを選んでしまうのはちょっとつまらない。せっかく私たちには「感じる」「思い出される」「イメージできる」感覚があるのに、そこに蓋をしてしまってはもったいないですよね。

ぜひ香りを使うときにはイメージトレーニングだと思ってやってみてください。あるいは自分自身の心の声を聴く時間だと思って、香りを通して自分自身と向き合っていただきたいなと思います。

 

その植物の写真、実物を見てみる

香りのイメージができたら、実際にその精油の元の姿を見てみましょう。

写真や実物を見て、あなたがイメージしたものと同じでしたか?それとも全く違いましたか?

ここでは、答え合わせをしましょうとか正解不正解を決めるということではなく、全体像を知るということをお伝えしたいと思っています。

私たちが普段書籍やネット上で知り得る精油の働きは、その植物の「一部分」からとれた「香り成分」の中の「ほんの一部分」なのです。働きだけでその精油を選ぶということは、一部分だけを見て選ぶのと同じこと。それが間違っているわけでも悪いわけでももちろんありません。ですが、全体を見た時に初めてわかること、初めて感じることもあるのではないでしょうか。

私たちが「ヒト」を見る時も、その人のほんの一部分だけを見て判断することがどれだけつまらないことか、大人になればなるほど思い知りますよね。逆もしかり。

その精油の元の姿を知ること、その植物を育てた「ヒト」や置かれている環境など背景を知ること。

精油の香りを嗅いで湧いてきたイメージと、実際にその精油の植物の姿を見るとまたさらに後ろにあるものやたくさんのものが見えてくるはずです。

 

イメージしてブレンドする

いくつかの精油の香りのイメージができたら、実際にブレンドしてみましょう。

まずは、どんな香りを作りたいか、何をイメージしているか…ここでもさらに書き出してみてください。

好きな香りだけでブレンドしてみても良いでしょう。あるいは、「こういう感じの香りを作りたい」と具体的に思い描いてみても良いかもしれません。

実際に商品化したり、アロマトリートメントで使用するという場合は、精油の持続性や薬理作用、濃度などについても知っておく必要がありますが、今回はあなた自身の「香りの世界を広げる時間にしていただきたいので、知識やブレンドのテクニックよりもあなたの「感覚」「イメージ」を重視していただきたいなと思います。

ブレンドをするときは、イメージをしながら静かな気持ちで1滴ずつ落としてください。そしてそのブレンドをアロマディフューザーやアロマスプレーなどに使用して楽しんでください。ブレンドしたての立ち上がってくる香りと、少し時間が経ってブレンドが馴染んでからとではまた違った香りを楽しむことができるはずです。

もし一つひとつのイメージから作ったブレンドそのものがイメージ通りにならなくても、捨ててしまったりするのではなく、そのブレンドレシピもしっかりと残しておくようにしましょう。

精油は、とれた時期や年、環境、メーカーによっても香りが異なります。成分調整でもしない限り、昨年と全く同じ香りにはならないことがあります。それが天然の良さでもあります。もしかするとまた同じブレンドが作りたいなと思っても、全く同じ香りにはならないことだってあるのです。

そう、香りは一期一会。そう思うと、1滴1滴がとても愛おしく、大切に感じられるはずです。

 


いかがでしたでしょうか。

いつもと違う香りの選び方の参考になりましたでしょうか。香りのイメージング、というと慣れないうちは難しく感じますし、感じたことやイメージしたものを言語化したり表現したりすることというのは実は結構難しいのですよね。

でもあえてその時間を作ることで、自分のための時間を作ることもできます。ぜひチャレンジしてみてくださいね。