ビューティー&ウェルネス情報

自宅でできる美容、健康情報やエステ、スパ、ヨガなどの店舗、サービス情報をお届けするあなたのwell‐beingガイド

転職用語の基礎知識 「基本給」と「月給」の違い

2019.4.1

転職の決め手にもなる給与ですが、月給額だけを見て判断するのは早計かもしれません。転職用語の基礎知識、今回は基本給と月給の違いと、基本給が低い会社で働くデメリットについて解説します。

転職の決め手にもなる給与ですが、求人情報の月給額だけを見て判断するのは早計かもしれません。

というのも、同じ月給額でも、基本給が多い場合(手当が少ない)と基本給が少ない場合(手当が多い)とでは、ボーナスや年収、生涯賃金に差が出てしまうからです。

今回は「基本給」と「月給」の違いと、基本給が低い会社で働くデメリットについて解説します。

まずは「基本給」と「月給」の意味を確認していきましょう。

 

基本給とは

基本給とは、その名の通り、残業手当や通勤手当、役職手当といった各種手当や、インセンティブ(歩合給)のように業績に応じて支給される給与などを除いた、「基本となる賃金」のことです。

一般的に基本給は、それぞれの会社の基準(基本給表)により、年齢や勤続年数、職種や業務内容、技能などを元に決められます。

働いた時間や、業績によって左右しない部分であるため、基本給は月によって変動することはありません。

また、「日給」「週給」「月給」「年俸」といった給与形態の違いに関わらず、基本となる賃金はいずれの場合も「基本給」と呼ばれます。

 

月給とは

月給とは、「1か月単位で定められた賃金」のことを言います。具体的には、基本給に毎月固定で支払われる手当(役職手当、住宅手当、地域手当など)を加えたものが「月給」です。

手当の中でも、状況によって変動する残業手当や通勤手当、インセンティブなどは含まれません。

ただし、固定残業代(定額残業代/みなし残業代)制を採用している場合には月給に含まれている場合もあります。※その場合求人広告に固定残業代の内訳が明示されます。

月給と似た言葉に「月収」がありますが、これは、年間の総支給額(すべての手当やボーナスを含める)である「年収」を12分割した金額を指します。月収と月給、言葉は似ていますが意味はまったく異なります。

 

月給が同じ金額でも基本給が異なることも…注意するポイント

月給は「基本給+固定手当」で構成されていると書きましたが、このことからもわかるように月給額が同じでも、基本給が同額とは限りません。その内訳は会社によって実に様々です。

基本給の割合が高い会社もあれば、基本給が低く手当が充実している会社もあります。

また、月給は少なくてもインセンティブの割合が大きい会社もあります。その場合月給とは別に「モデル給与」などが示されていることがあります。

いずれにせよもらえる給与が同じならと、基本給の金額は特に気にしていないという人もいるかもしれませんが、実はその内訳によって給与に対する満足度が変わってくる可能性があります。

特に気をつけたいのが、基本給が少ない場合です。

基本給が少ない場合のメリットとデメリットをしっかりと理解し、自分に合った働き方かどうかを判断することが大切です。

まずは基本給が多い場合のメリット・デメリットから見ていきましょう。

 

月給に対し基本給が多い場合のメリット・デメリット

【メリット】

  • ボーナス、退職金、残業代の金額が多くなる
  • 安定した収入を得られる

月給が同じでも基本給が多い場合、少ない場合に比べボーナスや退職金が多くなります。

というのも、ボーナスや退職金は

「基本給×業績」

「基本給の〇カ月分/〇年分」

というように、基本給を基準に算出されることが多いからです。

当然、基本給が高ければボーナスや退職金が多くもらえますし、低ければ、それ相応にしかもらえません。年収や生涯賃金にも関わってきますから注意したいところです。

また、残業代に関しても、ボーナスや退職金ほど直接的ではありませんが、同じ月給でも基本給が高い方がもらえる金額が増えます。

ほかにも、基本給には従業員の同意なく一方的には減額できない性質がある一方、手当に関しては比較的容易に廃止や減額することができる点も気をつけなくてはなりません。ある日突然手当がカットされてしまっても、基本給が多い場合にはそれほど影響はなく安定した給与が得られるでしょう。

 

【デメリット】

  • 各種手当てがあまり多くない場合もありえる

基本給が多い場合のデメリットは、手当が多くないこともあること。基本給が多い場合、手当は通勤手当のみという会社もあります。

以前の会社と同じような手当があると考えていると実はなかったということもありますから、内定を承諾する前までにどのような手当があるのかをしっかりと確認するようにしましょう。

 

月給に対し基本給が少ない(=手当が多い)場合のメリット・デメリット

【メリット】

  • 手当の充実
  • 頑張りが認められる手当
  • インセンティブで収入アップ

一般的に、基本給が多い方が働く側にとってはメリットが多いと言われていますが、基本給が少なく、手当の割合が多い場合にもメリットはあります。

もちろん1つ目は手当が充実している点です。月給が同じで基本給が少なければ当然手当に期待できますし、ほかの会社にはないようなユニークな手当や、これがあると生活の質が向上するというような手当があるかもしれません。

たとえば、家族手当。結婚して子供ができるとそれだけで収入がアップします。

資格手当や役職手当は自分の成長や頑張り、努力が給与に反映されるのでやりがいにもつながります。

また、美容業界でよく見られることですが、手当の種類だけでなく金額も多くなる傾向があるようです。指名客がついたりや役職に就いたら一気に収入が上がるということもあり得ます。

ほかにも、インセンティブの割合が大きい会社の場合、頑張れば頑張った分だけ収入アップにつながるので、基本給が高い場合より結果として多くの収入を得られるということも珍しくありません。

ただし、どんな手当があるのかやインセンティブの金額などは会社によって大きく方針が異なります。求人広告を読んでこれぐらいは貰えるだろうと決めつけることはせず、必ず確認するようにしましょう。

 

【デメリット】

  • ボーナス、退職金、残業代の金額が少なくなる
  • 状況により収入が不安定になることも

基本給が少ない場合のデメリットは、基本給が多い場合の逆でボーナスや退職金、残業代などが、月給が同じで基本給が高い会社に比べて少なくなってしまうこと。

また、ある日突然手当をカットされて収入が激減してしまうリスクがあることでしょう。最近では残業禁止のあおりを受けて残業代が大幅カットされて困っている人も多いそうです。手当削減に関するリスクを想定しておいた方が良いでしょう。

 

美容業界は基本給が少なめ、手当が充実の傾向

美容業界の求人では、基本給はそれほど高くなくても、手当が充実しているという給与が多く見られます。

中には、美容系の資格だけではなく、事務系やマーケティング系の資格などにも資格手当を支給する会社や、会社独自の検定制度にパスすると手当がもらえるなど、ユニークな手当を設定している会社もあります。

基本給が多いに越したことはありませんが、基本給がそれほど高くなくても自分にとって魅力的な手当があったり、インセンティブなどで収入が多くなったりということもありますのでしっかりと求人情報をチェックして、自分が納得できる転職先を見極めてください。

ただし、求人に手当やインセンティブを含めたモデル給与などが掲載されていても、実態がよくわからないということは多いものです。

「転職したら、思っていたよりも手取りが減った」という事態を避けるためにも、不明点があれば、面接や内定承諾の前までに説明を求めるなど、必ず確認するようにしましょう。