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おススメ書籍part2☆梅雨は読書で内面の充実期を

2018.6.6

長雨の季節は、お家やお気に入りのカフェでのんびり読書はいかがでしょうか?今回ご紹介する本はエミリー・ポストの『ETIQUETTE(エチケット)』。版を重ねるごとに時代に沿った内容に改訂され、90年以上にわたって愛読され続けているマナーのバイブルです。

あと数日で関東も梅雨入りの気配。

今年も半年が過ぎようとしています。

先日、定期的にサロンに通ってくださっているスポーツ選手のお客様がご来店。いつも海外遠征で世界中を飛び回る生活。お忙しくともタイミングを見つけてはご来店され、ボディメンテナンスを主に担当させていただいているのですが、現役のスポーツ選手を担当する場合、身体のどの部位を酷使しているのか、そして関節の可動域をじっくり確認しながらトリートメントを行います。

歌手の方を担当する場合は、頸椎、首周りの筋肉のアプローチを誤ると大事な“楽器”としての部分である声帯を圧迫することになるので、慎重にトリートメントを行います。

身体のメンテナンスも人によって、そして生活環境によっても変わってきます。それは、まるで世の常識が一辺倒ではないように、人や所が変われば全て変わってきます。

 

「マナー」は他者を思いやる技術

自分の常識を相手に押し付け、自分と違う考えの人を否定することは一番簡単な自己保身ですが、それではあまりにも了見の狭い人とも言えます。相手の立場に立つことは、何も自分の考えを捨てるわけではなく、「他者を理解する」最善の方法だと個人的には思います。

セラピストとしてお客様のカウンセリングはトリートメントの満足度を上げる重要なセッションですが、このカウンセリングでいかに初対面のお客様と適度な距離感を保ちつつも安心感を与えるかで、トリートメント中のお客様の肉体的、精神的解放度合も変わってくるのではないでしょうか。

言葉巧みな話術でもなく、単に禁忌事項を確かめるとか聞き忘れがないかなどの自己満足的なカウンセリングでもなく、短時間でも適切な意思の共有を図れたかどうか。カウンセリングの重要性はスキルアップした上級セラピストこそが感じる難所でもあります。

お客様との距離、共通認識…

これらを総合して接客技術と言うのであれば、技術という名の常識の幅を広く持ってみてはいかがでしょうか。

たとえば社会人なりたての方が学ぶ名刺交換の仕方、テーブルマナーなら箸の上げ下げ、挨拶状の書き方…。それらも一般常識という技術なのですから、歴とした相手への「思いやり」です。その常識の幅を広く持つとは、なにもテーブルマナーが出来ていない、敬語の使い方が変だといった一般的に常識外とされるものを糾弾するために使うわけではありません。幅広い常識は、あくまでも相手を不快にさせない手段にしか過ぎません。

マナーを熟知したからとひけらかし、これ見よがしにマナーを実践するのもスマートではありません。あくまでも「思いやり」ですから、見せつけることなく、時にはマナーから外れることも大切なのではと思います。

世界が変われば常識が変わる。だからこそより多くの方とコミュニケーションを取れるマナーという技術を身に着け、「お客様の側面」を大事にしてみるのはいかがでしょう。

 

おススメのマナー本 エミリー・ポスト『ETIQUETTE』

世の中には様々なマナー、プロトコール本がありますが私の一押しはエミリー・ポストの本『Emily Post’s Etiquette, 19th Edition』(英語)です。

エミリー・ポスト(Emily Post)とは…

米国の女性作家。エチケットの権威として知られる。

高名な建築家の父ブルース・プライスと、母ジョゼフィン・リー・プライスの一人娘として、メリーランド州ボルチモアの裕福な家に生まれる。家庭で教育を受けた後、家族で移ったニューヨークにてミス・グレアム教養学校に通う。社交界で人気を集め、1892年に銀行家のエドウィン・メイン・ポストと結婚。エドウィン・M・ジュニア(1893年)とブルース(1895年)の2男をもうけたが、夫の浮気のため1905年に離婚する。

経済的な理由から20世紀初頭より著述業をはじめ、建築や内装についての新聞記事や、雑誌向けの連続小説、旅行記などを著す。1922年に出版した『エチケット』がベストセラーとなり、その後数十年にわたって版を重ね売れ続ける。1931年からラジオ番組を持つ。1932年以降はベル通信社のために美食についてのコラムを書き、200 紙以上の新聞に毎日掲載された。

1946年にエミリー・ポスト協会を設立。1960年にニューヨークで死去。

※Wikipediaより抜粋

例えばテーブルマナーでもフランス式とイギリス式では違うように、欧米でも国が変われば常識が変わります。エミリー・ポストはアメリカ人女性ですが、エチケットの権威として広く知られており、この本が古くからが世界中の方に読まれていることから、より幅広い世代、多くの方と共通認識を持ちやすい書籍と言えます。幼少期を海外で過ごした方の中には読まれた方も多いかと思います。

また、子女教育の一環として海外では両親が子供にプレゼントしたりもします。私はアメリカで就職した海外生活が初めての親友にこの本をプレゼントしたこともあります。原書は英語ですが、和訳も出版されていて役に立ちそうな項目を網羅しています。

1922年に初版が出版され時代を経て改訂版が発売されていますが、昔の携帯電話もない時代のマナーから、今となっては会食の際は携帯をテーブルに置かないなどと現代に合わせたエチケット本となっています。

日本独自のエチケットに加えて自分の常識の幅を広げることができるので、自分とは違った生き方をされてきた多くのお客様との共通認識を高めるツールとして非常に役に立っています。

思いやりに勝るマナーはないのだと思える一方、より多くの知識を取り入れ、常識の幅を広げ、視野の広いマインドを持ち続けることは容易ではないのだと、私自身の課題にもなっています。

思いやりという名の愛を技術に乗せてお客様にお伝えできるセラピストになれる日を目指していきたいとそんな今日この頃です。