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キレイな髪と頭皮のために大切な「泡」のお話

2022.2.9

こんにちは。シャンプーソムリエアカデミー講師の杉本です。

シャンプーの購入をする際に、今まで使っていたものをリピートするかしないか、何を決め手にしていますか?

香り?色?パッケージ?価格など、選ばれるポイントは色々あるかと思いますが、実は泡も重要なポイントの一つ。

ということで、今回はシャンプーの泡についてお話したいと思います

泡_洗髪

シャンプー剤の泡にも種類がある

泡 手

シャンプーにおいてどれも同じように感じる泡ですが、気泡が大きく、キメが荒くて泡質が硬いものや、気泡は小さく繊細で、泡質が柔らかいもの、泡質に粘りがあり、気泡が壊れにくいものなど、様々なタイプがあります。

また、ほとんどのシャンプーは数種類の界面活性剤の組み合わせできているので、界面活性剤の数だけ泡のタイプが異なります。なので、ご自身のタイプに合わせて泡立ち・泡持ち・泡質・泡切れ、この4つの要素のバランスを考えることが大切です。

泡における4つの要素

泡立ち

泡立ちが良いシャンプーは、1回あたりの使用量が少なくて済みます。シャンプーに含まれる界面活性剤は安全と言われていますが、髪や頭皮のことを考えると出来るだけ少量の使用で髪を洗うことが出来るシャンプーが理想です。

泡持ち

きれいな髪を作る為には泡持ちがとても重要です。シャンプー前に髪を濡らすかと思いますが、水分をたっぷり含んだ髪はとてもデリケートな状態で、泡の無い状態で髪が擦れあうと、キューティクルが剥がれ落ちてしまい、ツヤのない髪になってしまいます。泡は摩擦を軽減してくれるクッション材の役割があるため、泡持ちは欠かせません。

泡質

泡質でそのシャンプーを構成している界面活性剤の配合比率がなんとなく見えてきます。洗浄力の強い活性剤は比較的泡質が硬めであることに対し、洗浄力が低めでダメージ補修系の活性剤は比較的泡質がマイルドな傾向があります。もし自宅に複数のシャンプーがある場合は実際に泡立ててみて、泡の硬さを比較してみても面白いかもしれません。

泡切れ (すすぎ時)

すすぎの時の泡切れはとても重要です。シャンプーソムリエの記事でも何度か紹介されていますが、汚れを包み込んだ活性剤が髪や頭皮に残ると、炎症や悪臭の原因になる恐れがあるので、いつまでも泡が残ってしまいがちなシャンプーは、すすぎを入念に行ってくださいね。

いかがでしたか。

お顔を洗う時と同じように、髪を洗う時も「泡」は重要な要素です。

余談ですが、泡が弾ける「音質」にはリラックスする要素が含まれるようです。お手持ちのシャンプーの泡はどのようなバランスか、また、どのような音がするか、なども含め、「泡」を意識してシャンプーしてみてくださいね。きっときれいな髪に仕上がると思いますよ。

シャンプーソムリエアカデミー認定講師
杉本 忠志

(株)B-Good planning 代表
BLUE hair オーナースタイリスト

この記事を書いたコンシェルジュ

一般社団法人シャンプーソムリエ協会

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