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養生今昔12月 養生で免疫バランスをアップさせよう

2020.12.14

ウイルスに負けない!現代版「免疫養生(免疫力アップ法)」とは?感染症の脅威にさらされた2020年。貝原益軒の『養生訓』から暮らしのヒントをお届けしてきましたが、12月はこの時期に活かす「免疫養生 」についてお話したいと思います。今日からすぐに実践できる「免疫バランスアップ法」もお伝えします!

ナース

 

8回にわたって貝原益軒の『養生訓』から暮らしのヒントをお届けしてきました。

締めくくりの12月はこの時期に活かす「免疫養生 (免疫力アップ法)」についてお話したいと思います。

 

江戸時代の養生と現代の養生

養生訓から学ぶ現代に活かす養生法を、大きくザックリ3つに分けてみました。

当時の考え方と現代の考え方を比較してみましょう。

 

①口に入れるもの(飲食物及び薬)に気をつけること

江戸時代は、新鮮な湧き水を飲むこと、腐っていない食べ物を食べることなどが重要でした。

現代はその辺の心配はいらなくなりましたよね。

ただ暴飲暴食を避けるという点は現代と一緒です。

食べ過ぎ飲み過ぎは万病のもとというのは今も昔も変わりません。

そして、薬が必要な時は、よく話を聞いてくれる信頼できる医師から頂きたいものです。

 

②体をよく動かすこと

常に姿勢を正しく保って、ダラダラしないでシャキシャキ動くことをすすめています。

これは現代にも通じることでしょう。体は怠けさせてはいけないということです。

ですが、忙しい現代ではリラックスや休息の時間も大切です。少しはダラ~とする時があっても良いと私は思います。

ずーっとは体にも心にも良くないですよ。

 

③心を平安に保つこと

特に悪い感情を持たないことをすすめています。

『養生訓』では喜びや楽しみの感情も心を乱すとしていますが、ストレスの多い現代では楽しいことで心を動かすことは良いことではないかと思います。

免疫力アップにもなりますので。

 

日頃の養生で免疫力をアップする!!“免疫養生”のすすめ

感染症の脅威にさらされた2020年でした。

免疫力を高めて病気にならない体を作ろうとあちこちで言われています。

でもどうしたらいいの…?

日頃の養生としてできる免疫バランスアップ法を考えてみました。

免疫力は高すぎてもアレルギー疾患や自己免疫疾患などが起こります。

適切なバランスを取りながらアップさせていきましょう。

 

今日からできる免疫バランスアップ法

1. ポジティブな考え方にする

ネガティブな考えはストレスになります。物事はできるだけポジティブに捉えましょう。

と言われてもイヤな事があった時には難しいですよね。

好きな事で気分転換をしたり、友人や家族と楽しい時間を過ごしたり、どうしても辛い場合は適切な援助も求めてください。

ストレスを悪いものと考えないという発想の転換も大切です。

ストレスが続くとストレスホルモンと言われるコルチゾールが常に分泌されることになり、免疫細胞の働きを弱めてしまいます。

 

2. 笑う

1日1時間笑うと免疫細胞であるリンパ球が増えるという研究報告があります。

友人たちと楽しく話してたくさん笑ったり、コメディーを観て笑ったりしてください。

 

3. お腹を大切にする

実は免疫細胞がたくさんあるのが腸なので、腸の環境を整えることがとても大切です。

食物繊維を適宜摂るように心がけて、下痢や便秘などの不調を整えていきましょう。

アロマセラピーでの温湿布やマッサージも有効です。

幸せホルモンと言われるセロトニンも腸にはたくさんあるので、免疫バランスアップと共にハッピーは感情も芽生えてきます。腸はとっても大事!

 

4. 感謝する

人を大切にして感謝する気持ちをもつと、自分の気持ちも穏やかで暖かくなります。

貝原益軒の言う「心を平らかに」という状態になるように思います。

自然と笑顔も生まれますよね。笑顔をつくるだけで幸せホルモンが分泌されるという報告もありますので、感謝と笑顔をセットで日々の習慣にしてください。

 

5. 自然との共生を意識する

人間も自然の中の存在です。

風の匂い、季節の色、木々の緑などを感じる時、人は自然とゆっくりとした深い呼吸が促されます。

肩の力が抜けてリラックスした状態になり、免疫細胞たちもしっかりと働いてくれるようになります。

 

以上の5つ、できそうな事ばかりですよね。日々の養生としてぜひ行ってみてください。

免疫力をバランスよくアップさせて健康な心身を保ってください。

年末年始と暴飲暴食の季節の到来です!ちょっと思い出して気をつけていただけると嬉しいです。

 


今年もコラムを読んでいただき有難うございました。

皆さま良いお年をお迎えください。

 

この記事を書いたコンシェルジュ

佐佐木景子/アロマプロデューサー

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