アロマの香りを使ってジメジメとした季節も快適に過ごす方法
2022.6.13
梅雨入りした地域もあり、気分的にも重くなりがちなジメジメした季節がやってきました。
少しでもスッキリとした気分で過ごしたいこの時期にオススメの香りとこの時期だからこそ試していただきたい香りの使い方をご紹介します。
天気はどんよりしていても、精油を使って気持ちを明るく
気圧が低く、雨が多い今の時期は、心も身体も調子を崩しがちです。下を向く時間が増えるこの季節に、少しでも明るく過ごせたらいいですよね。
心と身体まで沈みそうな季節ですが、そんな時でもスッキリさせてくれるおすすめの香りをご紹介します。
- レモン
- ライム
- ペパーミント(薄荷もOK)
- ユーカリ
- レモングラス
やっぱり頼りになる柑橘系の香り
爽やかさに加え苦みや甘さなども感じられるので、単品使いでも柑橘同士を組み合わせてもとても相性が良いです。重くなりがちな気持ちを軽く、スッキリとさせてくれます。
雨や曇りの日は、私もこの2種類を好んでよく使用します。アロマペンダントに1滴ずつ垂らして身に付けていると、外出時に爽やかさを感じます。また、室内で芳香浴をすることでどことなくジトーッとする空間をスッキリと明るくしてくれるような感じがします。
レモンやライムの柑橘系の香りは長く香り続けるものではありません。だからこそ、わずかな時間で気分をリフレッシュできたり空間をリセットすることができ、且つ周囲に迷惑をかけにくい香りなので使いやすく、アロマ初心者の方にもおすすめです。
しっかり系の香りは使う量に気を付けて
ペパーミントやユーカリ、レモングラスは香りがしっかりあるので、ほんの1~2滴でも充分にリフレッシュ&リセットができます。ペパーミントの他にも、薄荷もおすすめです。ドラッグストアなどでも販売されている『ハッカ油』も利用できますよ。
空気の出入りのある窓、玄関などでほんのり香らせたり、エアコンの風が当たるところで香らせるだけで、部屋中を爽やかな空間にできます。これらの香りは多く使い過ぎるとそちらに意識が向き過ぎてしまうので、ポイントはほんの少しだけ使うという点です。
どんよりとしたお天気のときも、これらの香りを使って気分を明るくしましょう。
部屋干しのニオイが気になる空間をリセットして快適に
雨の日は外に洗濯物が干せないので、部屋干しをするしかありません。部屋干しのニオイがしないという洗剤もたくさんありますが、ジメジメとしたあの室内の嫌なニオイ、そしてせっかく洗ったのに嫌なニオイをさせている洗濯物は、やはり気になってしまいますよね。そのような時は、部屋干しのニオイが気になる空間を、アロマの力を借りて香りでリセットしましょう。
部屋干しのニオイ対策におすすめの香り
- ティートリー
- ヒバ
- パルマローザ
- ユーカリ
- レモン
- ヒノキ
- ジュニパーベリー
- ローズマリー
抗菌作用が期待でき、比較的手に入りやすい精油を挙げてみました。
アロマディフューザーを使ってほんのり空間を
これらの精油をたくさん使うのではなく、ほんの少しだけ空間で香らせます。部屋干しするのが留守中や睡眠中の場合は、同じ空間で、ティッシュやタイマー式のアロマディフューザーなどで少しだけ香りを垂らして近くに置いておきましょう。
重層を混ぜてニオイを取るのも
洗濯用洗剤と香りが混ざってしまうのが気になる方は、無理に精油を使うのではなく、洗剤を少しだけ減らして代わりに重曹を入れて洗濯をします。重曹もまた嫌なニオイを取ってくれる救世主です。重曹を洗濯で使用する際は、お湯で少し溶いてから洗濯機に入れると良いです。ほんのひと手間ではありますが、これをすると、タオル類などがふんわりするのでおすすめです。
芳香蒸留水を使って柔らかな香りを
洗濯物に香りが付き過ぎるのが気になるという方は、精油に限らず、芳香蒸留水もおすすめです。部屋干し中に、芳香蒸留水のスプレーを少しだけ空間にスプレーします。精油よりも香りが弱く柔らかいので、洗濯物に香りが残り過ぎる心配がありません。
部屋干しのニオイがしないということを謳っている洗剤と同様に、精油や芳香蒸留水を使えば必ずしもあの嫌なニオイがしないとも、取れるとも言えません。ですが、少しでも天然の香りの力を借りてリセットできれば、憂鬱な時間、憂鬱なこの時期のお洗濯の負担を軽減することができます。
ぜひ、お気に入りの香りを見つけて、まずはその香りから使ってみてください。
植物の持つ作用を借りて屋外でもストレスレスに
暖かい日も多くなってきて、虫たちも活発に動き始めています。
生物皆共生できれば良いですが、私たちを襲う蚊は少し厄介かもしれません。蚊がブンブンと近くを飛んでいれば、睡眠の妨げになったりストレスになってしまうこともあります。とはいえ、むやみに生物を殺めるのではなく、蚊には退散してもらうべく、香りを少しだけ身に付けましょう。
虫除けにおすすめの香り
- レモングラス
- ユーカリレモン
- シトロネラ
- ゼラニウム
- ペパーミント(薄荷もOK)
植物は、芳香物質によって虫や鳥を遠ざけ摂食されることを防いでいたりもするのですが、これを忌避作用といいます。上記の香りは、この忌避作用のある成分を含むものを挙げています。
しかし、手作りアロマスプレーにする場合は、これらの香りの量が多ければ多いほど必ずしも良いということではありませんので、注意が必要です。上記の香りは肌への刺激が強いものも多いので、肌に付ける場合の刺激なども考慮し、ラベンダーやフランキンセンスなどの柔らかい香りとブレンドするなどしましょう。
アロマを身体に使用する場合の分量
身体に使用する場合は濃度1%以下にします。肌へのトラブルが気になる場合は、身体にスプレーするのではなく、自分の周りにシュッシュとスプレーしたり、アロマペンダントやアロマブレスレットに垂らして身に付けます。
アロマを室内で使用する場合の分量
室内で使用する場合は、網戸に2~3プッシュすると外の風と一緒に室内にも自然な形で香りが入ってくるので、香りが濃くなりすぎず、肌にも直接付けずに済みます。スプレーをする際は、目や口に入らないように気を付けましょう。
これらの香りがついたアロマキャンドルを使用するのもおすすめですが、火を使う場合は、風の強いところや置き場所が不安定なところに置いたりしないこと、消し忘れなどに気をつけることが大切です。
また、絶対に蚊に刺されたくないという場合は、これらの香りの手作りアロマスプレーに頼るよりも、ディートなどの成分が入った市販の虫除けスプレーを使用する方が期待できます。どちらも考え方次第でメリット・デメリットがありますので、ここでは、あくまでも天然の香りを使う場合の、香りの選び方を参考にしていただけると幸いです。
いかがでしたでしょうか。
少し憂鬱な季節ですが、植物の香りを借りて心身とも明るくなれば良いですね。
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編集部スタッフは毎年お気に入りの精油を使ってオリジナルのスプレーを作ることが多いようですが、手間を考えると…という方も多いはず。
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