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ウィズコロナを健康に生きる~身体の可能性に着目しよう~  

2021.3.4

ご清覧ありがとうございます。野口花琉実です。

人の身体には元来恒常性という機能が備わっております。

恒常性には、自律神経系・内分泌系・免疫系の、それぞれの機能が統合した働きでありますが、今、世の中を騒がせているウイルスに対して、免疫のシステムが対抗するということが、一般的な認識になっています。

免疫システムについては、たくさんの情報が出回っていますが、それと同じぐらい根本的で大切なことを、世の中は見逃していると感じます。

消毒

ウイルスに対抗する手段

さて、今回のコロナウイルスによって、自分の健康を害され、もしかしたら死に至る可能性があるかもしれないという恐怖が人々の中にあるとしたら、その恐怖を払拭する方法は、実はたくさんあります。

ワクチンなど専門家の領域には立ち入ることができませんが、ワクチンだけが唯一無二の救世主かというと、そうだとは言えません。わたくしたちには実は、ウイルスという外敵に対して生来対抗する手段~システムが、幾つか備わっているのです。

今日は、その一つであり、ある意味最大に有効で、そして汎用性に富んでいて普遍的な健康法をお伝えしたいと思います。

日常的健康法「呼吸法」

meditation

それは、ズバリ「呼吸法」です。

漫画“鬼滅の刃”によって、呼吸の威力が子どもたちにも定着されたことは、大変喜ばしいことです。

まず、呼吸は、生まれてから死ぬまで、絶対に止めることができません。いや、止めてはいけません。地上の生き物は、呼吸によって、酸素を取り入れなければ死んでしまいます。だから、その呼吸器官である肺にダメージが起こるコロナが怖い訳ですよね。

ところで、新型コロナウイルスの正式な名称をご存じですか?SARS-Cov19というそうです。SARSサーズという名前がついているのです。このサーズは、Severe Acute Respiratory Syndrome の略です。

  • Severe(重度)
  • Acute(急性)
  • Respiratory(呼吸器)
  • Syndrome(症候群)

わかりやすく訳すと「呼吸が急にひどく苦しくなる症候群」です。ウイルスに感染しそれが発症することで、主に呼吸器にトラブルが生じるのです。ですから、普段の呼吸が浅く呼吸器がちゃんと使えていないと、呼吸ができなくなってしまい死に至ることも理解できます。

では、皆さんの肺は、本当に健康でしょうか?そこですよね。

肺の健康と呼吸の深さの関係とは?

lung

肺が健康かどうか、肺の仕組みを理解して、頭を整理してみましょう。肺の中には、肺胞という約6億個もの数の子の粒よりも小さな粒粒があり、その粒粒に巻き付くようにある毛細血管において、呼吸で取り入れた酸素と、体内から運ばれてきた二酸化炭素のガス交換が行われています。

ここでのガス交換が行われなくなると、苦しくなる訳です。その6億個もの肺胞ですが、実は多くの人は、60%ぐらい~70%ぐらいしか使われていないと言われています。

なぜか?

簡単です。

呼吸が浅いのです。

普段から浅い呼吸しかできていないと、肺の下の方にある肺胞は使われることがないので、ほぼつぶれた状態です。そして、60~70%程しか使っていないのに、ウイルスのダメージ受けたら言わずもがな、と言えるでしょう。

これを、普段から深――い呼吸をして、肺胞を100%使っていれば、万が一、ウイルスに感染して一部の肺胞がダメージを受けたとしても、回復する確率が増える訳です。では、わたくしたちは、どうすれば良いのでしょうか。

その為に必要なことは、深い腹式呼吸を普段から行うことで、肺胞の稼働率を上げる、このことに尽きるのです。

正しい腹式呼吸を行うことで、肺胞の下方まで使われ呼吸器が健康になっていきます。しかし、わたくしが拝見していると、腹式呼吸が出来ていると思っている方でも、残念な感じになっていることが多いのです。

「『出来ている』つもり」の方がなんと多いことか。実はZEN呼吸法アドバイザーである私も以前はその一人でした。

次回は、さらに、胸式呼吸と腹式呼吸に着目し、呼吸の理解を深めてまいりましょう。

この記事を書いたコンシェルジュ

野口 花琉実/ビューティーコンサルタント

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