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五月病の症状に負けないメンタルと身体づくり

2022.5.9

ゴールデンウィークが明け、なんだかだるさを感じたり、心と身体のバランスを崩している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は「五月病かな?」という方に寄り添うウェルビーイングやハーブについてご紹介します。


女性 寝ている

五月病の症状かも?なんとなく調子が悪い理由とは

ゴールデンウィーク明けに新入生や新入社員が陥りやすいと言われているのが「五月病」です。主な症状として次のようなものがあげられます。

  • 憂鬱になる
  • 悲観的になる
  • 食欲がない
  • 眠れない
  • やる気が出ない
  • 身体がだるい
  • 疲れが取れない
  • 朝起きられない
  • イライラする
  • 興味や関心が湧かない
  • 頭痛や腹痛がある
  • 不安がある 

新年度を迎え約1か月間は、緊張が張りつめていながらも、なんとか大きな環境の変化に乗ろうと頑張ってきました。ですが、その疲れがゴールデンウィークという大型連休で一気に出て心身の不調を訴える、いわゆる「五月病」になる方がいます。

そもそも「五月病」という言葉はこの時期に起きやすいためこの名で呼ばれることが多いのですが、医学的な名称ではありません。医学的には「適応障害」や「うつ病」とされるようです。

このコラムでは医学的なことは述べませんが、単に「気のせいだろう」「そのうちもとに戻るだろう」と放置すれば、次第にストレスが溜まり、さらに心や身体の不調によって日常生活に支障をきたす可能性もあります。

今回は、五月病の予防や対策について、今からでもできることや、今後意識しておきたいことについてお伝えします。

五月病対策は自分を解放すること

マスクを外して深呼吸をしたら空を見上げよう

マスク生活も3年目を迎えました。感染予防対策として優れているとされているマスクですが、マスク越しのコミュニケーションは、他者との壁を感じますよね。慣れてきたとはいえ、一日中マスクを付けたままですと呼吸も苦しく浅くなりますし、顔の筋肉を動かす機会も減り、気が付けば表情が乏しくなることも。

あらゆる意味で、自分自身のガード(壁)となるマスクですが、外でマスクを外せる機会があったら、思い切ってマスクを外しましょう。

特に公園や川沿いなど開放感のある場所でマスクを外すことで、人目やソーシャルディスタンスを気にすることなく、思いっきり美味しい空気が吸えます。

緊張状態が続いているときや不安なとき、身体がだるいときなど、五月病の症状があるときは肩が丸くなり呼吸も浅くなりがちです。恐らく自分の目線より下を見ている時間の方が多いと思います。だからこそ、開放的な場所でマスクをいったん外し、胸を開き空を見上げてみましょう。

「いつもより今日はちょっと疲れたな」「気持ちを少しでも上向かせたいな」というとき、ほんの数分でも構いません。そして、マスクを外したら大きく深呼吸を4~5回します。ちょっとだけ自分を解放できた感じがしませんか。

新鮮な空気を身体に入れると、心なしか表情もスッキリします。目もパッチリ、頭もスッキリとするはずです。これを繰り返すことで、マスク越しでのコミュニケーション生活も、少し気分が明るくなるかもしれません。

緑あふれる場所でたくさんの光と美味しい空気を味わおう

休日は、少し足を延ばして緑がたくさんある場所に行ってみましょう。近くに芝や木々のある場所があればそちらでも良いと思います。緑色は癒しの色とも言われおり、疲れている心と身体にやさしいです。今は新緑の季節ですので、様々な緑色を愛でることができます。

天気の良い日には太陽の光もたくさん浴びましょう。紫外線が強くなる季節でもありますので、日焼け対策をして出かけつつ、ほんの15分くらいでもよいので、手を広げ明るい陽を浴びてみましょう。

午後からは紫外線量が増え気温も上がってくるので、日焼けや熱中症の心配がある場合は午前中までに日光浴をしましょう。

日光浴をすると、幸せホルモンと呼ばれているセロトニンを増やすことができます。うつ病と日光浴の関係が多くの研究で発表されているように、うつ病の予防や改善には太陽の光を浴びることがとても重要であるとされています。今の季節、冬に比べると日照時間も長くなってきていますから、ぜひ取り組んでみましょう。

また、日光浴ではビタミンDも体内で作られます。日本人は以前からビタミンD不足だと言われていますが、このビタミンDの働きの中には、免疫の機能を調整したり、季節性のうつ病に関連があるという報告があるそうです。

すぐにできることとしては、まず朝起きたら部屋の雨戸やカーテンを必ず開けることです。そのときに、空気がきれいな場所であれば、窓も開け、美味しい空気と一緒に深呼吸をしながら朝日を浴びましょう。

身体のリズムを整えて運動をしよう

ゴールデンウィーク中に起床時間や就寝時間が崩れ、生活リズムが乱れてしまった方はいませんか。あるいは、身体はまだ大丈夫なのに精神的な疲れがなくならないという方はいませんか。

そのような場合は、外で美味しい空気を吸いながら身体を動かしましょう。天気が良ければ、朝日を浴びながら行うなどして、日光浴をしつつ美味しい空気を吸いながら身体を動かします。

実は精神的な疲労は、身体を動かすことである程度肉体疲労に変換することが可能です。すると、本来時間がかかる精神的な疲労の回復より、変換された肉体疲労の方が睡眠や入浴などの休息によって回復しやすいのです。

運動というと、ジム通いやランニングをイメージする方がいるかもしれませんが、激しいスポーツが必要というわけではありません。朝ヨガ、ラジオ体操、ウォーキング、ジョギング、サイクリング、球技、子どもと遊ぶ……など、できることから始めてみましょう。

五月病におすすめしたいハーブ菖蒲湯で心身ともにリラックス

身体を動かしたり疲れを感じたら、シャワーで済まさずお風呂にしっかり浸かりましょう。

「菖蒲湯」をご存じでしょうか。5月5日の端午の節句に、菖蒲の葉や根の部分を入れ入浴するという年中行事の一つです。

香りの強い菖蒲は、古くから邪気を祓うとされ、薬草の一つとも言われてきました。長寿や健康を願い、また菖蒲(ショウブ)と勝負(ショウブ)を掛け男の子が強くたくましく成長するようにとの願いもあり使用されてきたと言われています。

菖蒲には精油成分も含まれており、独特の香りがアロマテラピー作用をもたらします。菖蒲の葉や根に含まれる成分は様々な痛みを和らげ、身体を温め、疲労回復するとされていますが、刺激は少ないため、赤ちゃんや敏感肌の方、お年寄りの方でも入浴可能だそうなので、家族みんなで今の季節、菖蒲湯に入るというのも良いですね。

特に、季節の変わり目やこれから迎える雨季には様々な病気や災厄が待ち受けています。菖蒲の香りで邪気を祓い、無病息災の祈りを込め、菖蒲湯に浸かることで五月病との勝負にも勝てるようにしましょう。

いかがでしたでしょうか。

五月病かな、と思ったら、まずは自分自身の心と身体の声を聴き、無理をせず過ごしたりストレス解消をしたり、上記を試してみるなどして、自分の心と身体に寄り添ってあげてください。



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この記事を書いたコンシェルジュ

新垣 静香/アロマセラピスト

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