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髪のパサつきの原因とは?日々のヘアケアもあわせて紹介

2023.8.3

髪のパサつきを無くし潤いのある髪を手に入れるために、多くの方が悩んでいると思います。この記事では、髪のパサつきの原因と改善対策をご紹介します。

毎月ヘアサロンに行ってメンテナンスもしているし、自宅でもちゃんとお手入れしてるつもりだけど、どうしても髪の毛のパサつきが気になるとお悩みの方。こちらの記事を参考にしてみてください。

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髪のパサつきの原因とは

髪のパサつきの原因は、髪を外部からの刺激から守る役割のある「キューティクル(毛小皮)」が何らかの理由でめくれたり、はがれ落ちてしまうことで、髪が本来持っている水分やタンパク質成分が流出してしまうことが原因になります。

それには大きく5つの原因があります。ご自身のパサつきの原因がどれに当てはまるかチェックしてみてください。

1,摩擦など間違ったヘアケアによるダメージ

髪の表面にあるキューティクルは髪が濡れている時、非常にデリケートな状態にあります。シャンプーの際のゴシゴシ洗いはキューティクルを傷つけてしまう原因になります。

もちろんシャンプー後のタオルドライも要注意です。タオルで髪を強くこすってしまうと、摩擦が生じてキューティクルが傷つきます。

また、シャンプー剤が自身の髪や頭皮のコンディションに合わない洗浄力が強いものを使用すると、過度に皮脂や髪の脂分を取り除いてしまい、髪のパサつきにつながります。

2,熱によるダメージ

キューティクルはドライヤーやヘアーアイロンなどの熱でも傷んでしまいます。

シャンプー後に使用するドライヤーは、タオルドライが不十分のまま乾かしたり、髪に近づけすぎたり、過度に長時間使用することで、髪がパサついた仕上がりになることがあります。

またスタイリング時に高温で使用するコテ・アイロンなどは、思ったようなカールがつかないからといって、何度も髪の同じ箇所にコテ・アイロンを当てることも、ダメージにつながります。

3,紫外線によるダメージ

髪の毛には本来メラニン色素というものが含まれており、その役割は紫外線を吸収し髪や頭皮を守ることです。

ですが、紫外線を多く浴びると、メラニン色素は毛髪を構成しているタンパク質をどんどん壊してしまうのと同時に、髪表面にあるキューティクルが損傷することで、毛髪内部の水分や脂分がなくなり髪の毛のパサつきの原因となります。

さらに、枝毛・切れ毛、ツヤがなくなる、カラーの退色などにも繋がり、髪のダメージがどんどん進行していきます。

4,食生活の乱れによるダメージ

髪の毛の主成分はケラチンというタンパク質の一種です。このタンパク質が不足すると、髪の毛がパサパサになり、さらには薄毛の原因につながってきます。

人の身体はすべて、自分が食べた食事から得られる栄養でできています。外食が多く、偏食や過度なダイエットなど栄養バランスの整っていない食事を続けていると、髪に必要な栄養素が不足しがちになり、パサついた髪しか生まれなくなってきます。

5,パーマ・カラーによるダメージ

パーマやカラーの繰り返しは、髪がパサついてしまう要因になることがあります。髪のコンディションを考えずに行われる施術はキューティクルだけでなく髪の内部にもダメージを与えることがあります。ですが、この髪のダメージは一般の人には防げない部分になるため、日々お客様のために勉強されているヘアサロンを見つけることが重要です。

髪のパサつきへの対策 

これらの原因に対する効果的な対策が大切です。

どのような対策方法があるのか詳しく解説していきます。

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ヘアケアの見直し

髪のパサつき対策として一番に見直していただきたいのが日々のヘアケアの仕方です。正しいシャンプーをすることがパサつかない綺麗な髪への近道となります。

保湿効果のあるアミノ酸系のシャンプー剤を使用し、しっかりと泡立てて優しく揉み洗いすることでキューティクルの損傷を防ぎます。そしてお流しの際、すすぎをしっかりと行ってください。

シャンプー剤や汚れ残りは、頭皮や髪のダメージとなり髪のパサつきの進行につながります。ゴシゴシ洗いをしなくてもしっかりと汚れを取り除くことができ、さらにすすぎ残しも防げるシャンプーブラシをうまく取り入れるのも良いかもしれません。

シャンプー後はタオル全体で髪を包み、優しく手のひらで押さえて髪の水分をしっかりと取り除きましょう。

ドライヤーやアイロンの熱対策

髪が濡れている時はキューティクルが開いていて非常にデリケートな状態です。

髪が乾ききらないまま寝ることはキューティクルの損傷につながるため、シャンプー後はできるだけ速やかにドライすることが重要です。

ですが、髪の水分が多い状態でドライヤーを使用すると、その熱でキューティクルが損傷してしまいます。髪は水分が多い状態で60℃程度の熱にさらされることでダメージがはじまってきます。

乾かすときはタオルドライをしっかりと行い、ドライヤーを髪にあまり近づけないようにする、もしくは吹き出し温度を低温に切り替えられるタイプのドライヤーを使うことをお勧めします。

アイロン使用時は髪のダメージにもよりますが、130℃程度から髪のダメージがはじまるためあまり高温で使わないことをお勧めします。かといって、あまり低温にしすぎることで、何度も同じところにアイロンを通すことになりダメージにつながるため、一度にたくさんの髪をとってスタイリングをしない工夫や、場合によっては髪に優しいアイロンを使用することをお勧めします。

紫外線対策

紫外線による髪の毛のパサつきを防ぐために一番手軽なのは、髪のUVスプレーの使用です。お出かけ前にシュッと一拭きするだけの手軽さが魅力です。日傘や帽子などを使うことも良いでしょう。紫外線は夏だけでなく、案外年中降り注いでいます。一年を通した紫外線対策をしてください。

食生活の見直し

 「自分の身体は自分の食べたものでできている」と言われているように、パサつきのない綺麗な髪を手に入れるには、日々の食事で美髪の元となる3大栄養素、タンパク質・ビタミン・亜鉛を積極的に採りましょう。

タンパク質は髪の主成分であるケラチンを生成するのに欠かせない栄養素で、食事から摂取したタンパク質はいったん体内でアミノ酸に分解され、それぞれ必要なタンパク質に再合成されます。

その再合成される時に、ビタミンA・ビタミンB群・ビタミンC・ビタミンEなどの各種ビタミンと亜鉛が必要です。これらの栄養素を日々の食事からとることが理想的ですが、生活スタイルに合わせてサプリメントなどでも取り入れてみましょう。

まとめ

パサつきのない綺麗な髪を手に入れるためには、どうしたらいいか悩んでいる方も多いかと思います。

髪のパサつきを抑えるには、パサつく原因にあった対策を取ることも大切ですが、まずは髪がダメージを受けないよう正しいヘアケアや、日々の食生活が大きく関係しています。

それぞれの原因に対する対策方法をお伝えしましたが、どれか1つを取り入れるだけでなく、パサつき予防として、これらの対策を総合的に取り入れることが重要です。

シャンプーソムリエのあとがき

髪の美しさは見た目年齢に大きく影響を与えます。パサついた髪は、疲れて見えて老けて見えてしまう原因にもなります。大人の女性の多くが持つ髪のパサつき問題。普段のヘアケア方法や生活習慣を見直して、綺麗な髪を手に入れてください。

この記事を書いたコンシェルジュ

一般社団法人シャンプーソムリエ協会

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