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無理をしないことからできるアロマテラピーとセルフケア

2020.5.18

少しずつ自粛要請が解除される地域も出てきていますが、気が緩み過ぎれば第2波が早々に来てしまう可能性があります。今日は、長期戦になるかもしれないことを見越して、アロマテラピーを利用しながらできるセルフケアについて書きたいと思います。

アロマ

少しずつ自粛要請が解除される地域が出てきて、収束までもうひと踏ん張りというところでしょうか。

気が緩み過ぎれば第2波が早々に来てしまうかもしれませんが、感染予防も引き続き行いながらも、ある程度このウィルスと共存していく覚悟も今後必要かもしれません。

そこで今日は、長期戦になるかもしれないことを見越して、アロマテラピーを利用しながらできるセルフケアについて書きたいと思います。

お気に入りの香りを1~2種類持っておくとお守り代わりになる

香水

香りの準備はできていますか?

「この香りを嗅ぐと安心するんだよね」

「この香りを嗅ぐと元気になれるんだ」

…というような香りをあなたは持っていますか?

書籍やネットに溢れている精油(エッセンシャルオイル)の持つ効果・効能ではなく、あなた自身が実際に嗅いでみて、好きな香りを選ぶというのが最大のポイントです。

効能だけで選んでしまうと、あなたの苦手な人が使っていて毎日そのにおいを近くで嗅いでいたとしたら…きっと、その香りを嗅いだらその苦手だという気持ちを思い出しストレスになってしまいます。

嫌な思い出や辛いことなどはストレスになります。香りで良いこともそうでないことも思い出すことってあるんです。

あなたが香りを嗅いだ時に思わず目を閉じてしまいそうになるくらい吸いたい香りや、気に入っている香りを1~2つ見つけると良いと思います。それがきっと、しんどいなと思った時や落ち込んだ時、元気になりたい時のお守りの香りになるはずです。

私も好きな香りがいくつかあります。1つでも良いのですが、複数好きな香りを持っておくと、自分のその時の心の状態(もっというと、その時の心の状態のレベル・段階)によって、「今日はこの香り」と選ぶことができるのです。

例えば、落ち込んでいる時。その落ち込みレベルがかなり深い時…私はネロリを選びます。

ネロリの香りは、心が弱っている時に無理矢理元気にしようと頑張るのではなく、背中をさすってくれて自分の気持ちに寄り添ってくれるような香り、と私は思っています。一気に浮上するエネルギーが無い時は、やさしく寄り添ってもらう方が顔を上げやすいのです。

落ち込みレベルがほんの少しの時…私はスイートオレンジの香りを選びます。

あと一歩進めば良いのにその一歩が踏み出せない時、肩をポンポンと叩いてくれて一緒にその一歩を踏み出してくれそうなあたたかく包容力のある香りだと思っています。

いかがでしょうか。

こんな風にして、自分のイメージで良いのです。自分にとってのお気に入りの香りを見つけておくと、お守りのように感じませんか。

固くなった頭皮をほぐしてリフレッシュ

ヘッドマッサージ

悲しいニュースやつらい出来事、慣れないリモートワークなどで、身体のあちこちに疲れが出ているという方も多いのでは?

一度パソコンやテレビから目を離して、セルフヘッドマッサージをしてみてください。

爪を立てないようにして、指の腹を使うようにすると良いですよ。軽く触ってみたり、じわーっと少し圧をかけてみたりして、痛みのない範囲で頭皮を刺激してみてください。

ほんの2~3分行うだけでも意外と気持ちがよく、目もシャキッとして集中力が戻ります。バスタイムに行うのも良いと思います。

一日の中で数回このヘッドマッサージを行うようにし、それを習慣化させてしまえば頭のリフレッシュだけでなく、実は顔のリフトアップにも繋がるかもしれないという嬉しい効果も。

バスタイムを有効利用して上半身を柔らかく

青のタオル

オンライン会議などを行うようになってからは特に、首や肩、肩甲骨にかけての部位が結構お疲れになってきているのではないでしょうか。

自粛前からパソコン業務だったという方でも、今までとは異なる環境、精神状態であることに変わりないと思います。

また、リモートワークになって、これまでとは違う「自宅で働く」ということになかなかONとOFFのスイッチやペースがつかめずにいる方もいらっしゃると思います。

入浴中や入浴後など、身体が温まっている時に首や肩甲骨などを軽く回してみたりほぐしてみると良いと思います。おそらく前傾姿勢が続いていると思うので、肩が内側(前側)に入り込んでいると思います。

ゆっくりと肩を背側に開いていきましょう。イメージとしては、左右の肩甲骨の内側をお互いにくっつけるような感じです。

肩が内側に入りすぎていると、呼吸も浅く速くなりがちです。前屈みになっていくと尚更気持ちも落ち込み気味になっていきます。

気がついた時にゆっくり外に肩を開いていくようにすると、開胸し、呼吸もしやすくなり、酸素も取り入れやすくなります。

脚の疲れもしっかり取ってスッキリ

足マッサージ

お風呂上りにはクリームやジェルをたっぷり使って足のケアをしましょう。

散歩は不要不急の外出ではなく大切な時間です。ですが、その散歩のタイミングがなかなかなかったり、いつもはスポーツジムで汗を流していたという方にとっては、この時期どうしても運動不足になりがちです。

座りっぱなしのリモートワークは、脚もむくみやすく冷えやすいです。

しっかりとお風呂で温まったら、まだ身体がポカポカしているうちに、今日も一日頑張った足のケアをしてください。

強い力で行う必要はありません。つま先、足裏から始め、ふくらはぎをやさしくほぐしてあげてください。太腿はお風呂上りは温かいかもしれませんが、実は普段は結構冷えているところでもあります。

足全体をたっぷり保湿しながら両足5~10分くらいのフットマッサージをしましょう。

きっと脚全体がスッキリとして夜も眠りやすくなります。

身体を動かす時間がなかなか取れない時は、このようにしてケアをしながら皮膚を刺激してあげることも大切なことです。


いかがでしたでしょうか。

難しいことは一つもありません。今はとにかく無理をし過ぎず、できることを少しずつ行うということが大切です。

好きな音楽を聴きながら、好きな香りに包まれて、自分自身の心身のケアをすることでご自身のことをぜひ大切にしてください。

この記事を書いたコンシェルジュ

新垣 静香/アロマセラピスト