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新年度、今から始めたい春のアロマプチレッスン| 好きなアロマグッズを作る

2017.4.6

春から何か始めてみたい!という方、アロマテラピーはいかがですか?今回は、初級編、中級編、上級編に分けて自宅でできるアロマテラピーをご紹介したいと思います。簡単なアロマアイテムの作り方やタッチングの方法など、順番に読んでいただくとステップアップしながらアロマテラピーを楽しく学ぶことができます。ぜひ挑戦してみてくださいね!

新年度になりました。

新しい場所で、新しい生活、新しい職場、新しい学校、新しい人間関係…それぞれがこの春から新たな一歩を踏み出したことと思います。

新生活が始まった方も、これまでと変わらないよ、という方も、この春からアロマテラピーを始めてみませんか?

今回は、初級編・中級編・上級編に分けてアロマテラピープチレッスンをご紹介します。

それぞれの章を読んでいただくと、自宅でアロマテラピーを楽しみながら学ぶことができますよ。

初級編:私だけのオリジナルアロマスプレー作り

緑スプレー
 

アロマ加湿器やディフューザーに香りを垂らして芳香浴を楽しんだことはあるけれど、アロマスプレーなんて自分で作れるの?というアロマ初心者の方のために、初級編のレッスンです。

作り方を覚えれば、目的に応じてあなただけのオリジナルのアロマスプレーが作れるようになります。

【材料・準備するもの】
・ガラスのスプレー瓶(30mlサイズ)1本
・無水エタノール5ml
・精製水(なければミネラルウォーター)25ml
・お好きな精油1~3種類

【作り方】

1.ガラス瓶に無水エタノールを入れます。

2.精油を合計で6滴以下になるように入れます(ブレンドする場合も合計で6滴以下になるようにしましょう)。

3.こぼれないように、軽く回旋させよく混ぜます。

4.混ざったら、精製水を入れます。

5.スプレーノズルをしっかりと閉め、キャップをしたらできあがり。

気をつける点は、必ず上記の順番どおりに作ること。

精油は水には溶けにくいため、一度にすべての材料を混ぜてしまったり、精製水に精油を入れたりするとうまく混ざりません。

ですから、必ず無水エタノールに精油を入れ、よく混ぜ合わせてから精製水を入れるという順番を守って作ってください。

使う前には必ずスプレーをよく振ってからお部屋にスプレーしてください。

目や口に入らないように気をつけましょう。

大体2週間~1ヶ月以内には使い切れるようにしてくださいね。

ガラス瓶を使用するのは、衛生面への配慮だけでなく、使い終わったら中を中性洗剤やアルコールでよく洗って乾かせばまた再利用できるからです。

せっかく作り方を覚えたら、今度は目的に合わせてまた作ってみてくださいね。

リラックス用、リフレッシュ用、玄関用、寝室用、勉強部屋用、来客時用などなど…、目的に合わせて精油を変えることもできますし、たくさんの精油を揃えるのが難しい場合は、同じ精油の組み合わせでも落とす滴数を変えるだけで全く違った雰囲気の香りブレンドができます。

ぜひ、お好きな香りを上手に組み合わせて作ってみてくださいね。

中級編:発泡アロマバスソルト作り

バスソルト
 

アロマプチレッスン中級編です。

天然塩に精油を混ぜお風呂に入れるというバスソルト作りは、これまでにもこちらのコラムでご紹介したことがありますが、一歩難易度を上げてみましょう。

https://www.beauty-concier.com/articles/55rn3/

今回のプチレッスンでは、発泡アロマバスソルトにチャレンジしてみましょう。

【用意するもの】
・重曹(入浴や美容に使用できるグレードのタイプ) 60g
・クエン酸 20g
・天然塩 60g
・精油 5滴以下
・ビニール袋
・計量器

【作り方】

1.それぞれの材料を計量器ではかります。

2.ビニール袋にすべての材料を入れ、よく混ぜ合わせます。

3.精油を5滴以下入れます(ブレンドする場合も合計で5滴以下になるようにしましょう)。

4.手の中でおにぎりを握るようにボール状に固めます。

1~3までの過程で、混ぜ合わせた直後は固まりにくいので、少し静置してからビニール袋の上からギュッギュッと固く握るようにして丸めます。しっかりめのおにぎりを作るイメージで固めましょう。

また、精油を入れる際はビニール袋に直接付かないように気をつけて垂らしてください。精油の中にはプラスチックを溶かす成分のものもありますので、ビニール袋に入れた材料に直接垂らすようにしてください。

ポイントは天然塩です。サラサラの天然塩よりも水分が少し多めのちょっと粒が大きめな感じの天然塩の方が固めやすいです。

上手に固まったら、完全にビニール袋は閉めずにホコリが入らない程度に軽く閉めておいてください。

時間が経つと泡立ちが悪くなるため、作ったその日のうちか2~3日中に使いましょう。

柑橘系の精油を使い過ぎると、肌がピリピリすることがありますので、使いたい場合は1滴からチャレンジしてみてください。

また、クエン酸が多すぎても肌に刺激がありますし、天然塩が多すぎると排水管が錆びてしまうことも。

1g単位まできっちり細かく量る必要はありませんが、お肌の弱い方は気をつけてくださいね。

発泡アロマバスソルトを入れた入浴は、身体も温まりやすく疲れも取れやすいです。

材料さえ揃えれば、お好きな精油とブレンドして目的に合わせた発泡アロマバスソルトを作ることができます。

ぜひ気分に合わせて、楽しいアロマバスタイムにしてくださいね。

上級編:アロマタッチング

アロマタッチング
 

さて、いよいよ上級編です。

精油と、植物油と呼ばれるマッサージオイルを使って、セルフトリートメントをしましょう。

プロのような技術はここでは必要ありません。

自分が疲れている箇所、首や肩、腕、ふくらはぎなど、気になるところをアロマでセルフケアしましょう。

【用意するもの】
・植物油(キャリアオイル、マッサージオイル)10ml
・精油 1~2滴
・ビーカーまたはガラスの小皿

【作り方】

植物油とお好みの精油をよく混ぜ合わせます。

目的や気分に合わせて精油を変えてみましょう。

また、植物油にも色々な種類がありますので、季節によって、あるいは肌質によって変えてみるのもいいですよ。

基本的にこれらのオイルは、肌に残したままでも肌がしっとりとして精油成分が血中にもわずかながら入りますので、洗い流したりしっかりと拭き取る必要はありません。

気をつけることは、精油を直接肌に付けないこと。必ず植物油にブレンドして使用してください。

例えばふくらはぎが疲れていたら、混ぜ合わせたオイルを少量手に取り肌に塗ってみてください。

その時に自分が気持ちがいいなと思う強さでマッサージしてみてください。

ポイントとしては、足の場合はつま先の方からふくらはぎ、太ももというように徐々に末端から心臓の方に流していくように行うこと。

強すぎる力で行うとその時にはスッキリしたような気になっても、翌日に筋肉痛のようになってしまうこともあります。

弱い力で、ゆったりとしたスピードでも充分です。

精油選びで気をつけることは、光毒性のあるもの。

ベルガモットやグレープフルーツ、レモンなどは光毒性があるとされている精油ですので、多く使い過ぎないように気をつけてください。

心配な方は、1滴に留める、あるいは使用するのを避ける、もしくはセルフトリートメントの後、軽く拭き取るなどしてオイルが肌に残らないようにしてください。

お好きな香りで癒されながらご自身の身体のケアをしてみてくださいね。

いかがでしたでしょうか。

春は習い事をしたい!という気分になりますが、なかなか新年度の忙しさで難しいという場合は、ぜひ今回のコラムをご参考にご自宅でアロマテラピーを楽しんでくださいね。

この記事を書いたコンシェルジュ

新垣 静香/アロマセラピスト