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秋を味わうアロマの香りとセルフケア

2021.10.6

10月になり秋らしい気候になってきましたね。
秋は日本の四季の中でも、比較的好まれやすい季節です。暑すぎず寒すぎない気温で過ごしやすく、食べ物も美味しいですね。それでいてどことなく寂しさを感じている間に、移り変わる、とても短い季節です。
だからこそ、そんな秋を感じられるセルフケアをして心と身体のバランスをとりましょう。

秋の香りの代表「金木犀」

日中は暖かくても、朝晩はだいぶ冷え込むようになり、身体が気温の変化についていけなくなっていませんか。

軽くて脱ぎ着しやすい羽織物を持つだけで、外出しやすくなる季節です。10月から緊急事態宣言が解除され、マスク着用をしつつも秋の涼しさや秋の香り、秋の風景を楽しむこともできなくありません。

地域にもよりますが、今の季節は金木犀(キンモクセイ)が見頃です。例年10月頃に開花しますが、首都圏では今年は少し早く開花したところも多く、秋の風物詩をひと足早く感じている人も多いのではないでしょうか。

金木犀の花言葉

金木犀はオレンジ色の小さくてかわいい花をたくさん付けています。少し離れたところにいても風と共に香りが届くくらい、濃厚で芳しく、この小さな花からこれだけの香りがするとは思えないほど、存在感のある植物です。

金木犀の花言葉を調べてみると、「謙虚」「謙遜」「気高い人」「真実」「陶酔」などがあるそうです。金木犀の香りを先に知ると、とても謙虚や謙遜という花言葉は信じがたいですが、咲かせているこの小さな小さな1つの花を手にとると、なるほどその慎ましさからこの花言葉は納得という感じがします。

陶酔というのもまた、この香りからは納得させられますね。まるで心も身体も支配されてしまっているかのように、この香りに夢中になり、いつまででも香りの中にいたくなるほど、ほろ酔い状態の良い気分を感じられます。

金木犀の香りを楽しむ

金木犀の開花期間は短いですが、この時期、外を歩けば金木犀の香りが風に乗ってやってくるので、ぜひその自然の香りを楽しんでいただければと思います。また、自分の行く先々にはなかなか金木犀が植えられているところがないという方や、外出を控えているという方は、ぜひ金木犀の香りのするアロマ製品やセルフケア製品を探してみてください。

この香りを好む人が多いので、金木犀ブレンドの商品はたくさんのメーカーさんから出ています。エッセンシャルオイル(シングル、ブレンド)、アロマバスソルト、ハンドクリーム、ボディミルクなどに加え、金木犀ブレンドのハーブティなども販売されています。ぜひ、芳しいこの金木犀の香りを使った商品で秋を感じながらセルフケアしてみてくださいね。

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金木犀のブレンド精油。ホーリーフ、オレンジスイート、ベンゾインなどをブレンド

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金木犀の精油はどうしてもお値段がという方には使いやすいアロマスプレー

秋におすすめしたい落ち着いたウッディ系の香り

季節の変わり目にある今、暑さと寒さの狭間でどうしても体調を崩しがちになります。自律神経の乱れに気付いたにもかかわらず見て見ぬふりをして放っておくと、一気に弱いところに出てしまうこともあるので、日頃から、自分の心と身体に起きた違和感には敏感である方が良いです。

暑かった夏の疲れを癒やし、これから寒くなっていく季節に備え、心と身体を落ち着かせ、優しく温めていきましょう。

秋におすすめのエッセンシャルオイル

・フランキンセンス
・ヒノキ
・クスノキ
・ローズウッド
・サンダルウッド
・シダーウッドバージニア
・プチグレン
・パチュリ
・ベチバー
・青森ヒバ

これらの香りの特徴は、少し渋めで、強く、重ための香りです。なので、たくさん使うのではなく、どちらかというと、ほんの1~2滴使ってほしいなという香りです。

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ホテルスパや直営サロンで使用されているプロ仕様のヒノキ精油

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同じヒノキでも微妙に異なる香りが楽しめる3本セット。シーンによって使い分けるのも良いかも

重みのある香りを作るブレンドのすすめ

単品で使うのも良いですが、いつもあなたが使っている香りが、例えば柑橘系(シトラス)の香りやフローラル、ハーバルの香りが多いとしたら、それらの香りに上記の香りのどれかを、まずは1滴ブレンドしてみてください。いつもと違った、地に足のついたような、どっしりと落ち着いた、とても頼りになる力強い、安心できる香りになるはずです。

こうした重みのある香りに慣れてくると、副交感神経へのスイッチがしっかりと入り、心と身体が落ち着いてきます。寝室で香らせるのも良いですし、バスタイム後、眠る前にエッセンシャルオイルの蓋を開けてほんの少し香りを嗅ぐだけでも良いと思います。

たくさん使うことはしなくていいので、購入する場合も、まずは小さい瓶のサイズにしましょう。

日本のお米から作られたライスオイルでセルフトリートメント

ホホバやスクワラン、スイートアーモンドオイル、マカデミアナッツオイル、オリーブオイルなどは頻繁に目にする植物油・キャリアオイルですが、実は日本のお米から作られているライスオイルというものがあるのをご存知でしょうか。

ライスオイルとは、その名前の通りお米の油です。米油、ライスブランオイル、ライスジャームオイルなどさまざまです。

ライスオイルが自律神経を整える!?

日本人は昔から米を食べる習慣があり、米ぬかは昔から肌にいいと言われています。このライスオイルには、オレイン酸やリノール酸、リノレン酸やビタミンE(トコフェロール)などが含まれています。突出しているのが、γ-オリザノールという成分。これは、米の胚芽や米ぬかに含まれると言われています。神経系に作用する成分で自律神経を整えてくれるともいわれていますので、自律神経が乱れやすい今の時期には特におすすめです。

抗酸化作用もあるので、ボディだけでなくフェイスケアにも使えます。栄養豊富なライスオイルは、きれいな黄金色をしています。ライスオイルのみで、お顔のセルフトリートメントをしたり、肌の乾燥が気になる部位や身体全体をやさしくオイル塗布しましょう。ライスオイルは、しっとりするのにべたつかず、とても使いやすいですよ。


ライスオイルにエッセンシャルオイルをブレンド

エッセンシャルオイルをブレンドする場合は、ライスオイル10mlに対し、フェイスの場合はエッセンシャルオイルは1滴、ボディの場合は2滴までにします。全身に塗布する場合は、ライスオイルは20mlくらい使うと思うので、エッセンシャルオイルは4滴以下にします。

ぜひ今回のコラムの前半でご紹介した香りを使ってみてくださいね。全身で秋を感じながら、心と身体のバランスを整えていくことができますよ。

一度にたくさんやるよりも、毎日でも少しずつ行う方が、気候にも香りにも慣れやすく、セルフケアを通して自分自身の変化にも気が付きやすくなりますよ。

いかがでしたでしょうか。ぜひ、季節を大切に味わいながらセルフケアを楽しんで、心と身体を整えてくださいね。

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この記事を書いたコンシェルジュ

新垣 静香/アロマセラピスト

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