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ナチュラルコスメだから安心?一般コスメだから肌に悪い?ちゃんとしたことを知っておこうね!Vol.2

2017.5.12

ナチュラル志向が高まるにつれて、一般コスメばかりを悪者にする風潮があります。しかし、どんなに良い成分で作られたものでも肌に合わなければ意味がありません。ナチュラルにせよケミカルにせよ、自分の肌や環境と向き合い、コスメに頼らず自らの潤いを高めるケアを心掛けるのが最も大切です。「本当のオーガニックコスメの世界」後編です。

▼前篇はこちらから

https://www.beauty-concier.com/articles/D6RQq

オーガニック&ナチュラルコスメしか使わない私でも場合によってはケミカルコスメをすすめることがあります

チェリー
 

基本的にはオーガニック&ナチュラルをすすめる私ですが、ある一定の方に対してはケミカルコスメをおすすめすることがあります。

それは多くの植物成分が肌に合わない人。

今まで多くの方をカウンセリングしてきて過去にたった2人だけ、そうした方がいました。

おすすめするのはオーガニック&ナチュラルコスメではありません。ドクター系の皮膚科系低刺激コスメをおすすめします。

これはどういうものかというと、患者さんが駆け込む皮膚科ですすめるコスメのことで、過去の化粧品の歴史の中でアレルギーが起こりにくいとされている成分で構成されるものです。

この類は皮膚科に置かれているだけではなく、東京では一部の薬局やロフト、ハンズなどでも敏感肌用として売られているのを見かけます。

もちろん、これは刺激成分を避けているというだけで、天然成分で作られるものではありません。天然成分も時にパワフルに作用してしまうこともありますからね。

例えば食品にもお蕎麦や牛乳などのアレルギーが出るのと同じく、植物成分にもアレルギーが出る可能性があるので、過去の化粧品の歴史の中でアレルギーに対して実績のある成分でケアしたほうがその時の症状を悪化させることは避けられます。

何を使ってもダメでどうしようもなくなってしまうような状況には、こうした皮膚科の低刺激性の製品はうまく活用することができます。

もし可能であればその後、改善して来たらゆっくりとナチュラルもので使えそうなものを一つ一つ見つけていただき、自分に合いそうなものを最終的に見つけていただくのをおすすめしています。

でもそれには多少のお勉強が必要になりますが、これから何十年もコスメと付き合っていくのだから、自分のために学んでいけば、あれこれむやみに試して無駄使いするという事もなくなると思います。

アトリエでは、そうした方にもじっくりとコスメと向き合っていただくカウンセリングを行っています。

ナチュラルにせよケミカルにせよ、コスメに頼らず自らの潤いを高めるケアを心掛けるのが最も大切

黒コスメ
 

人間はそもそも未知の化粧品成分や、長く持つような防腐剤たっぷりの製品をそこまで必要としているのか?というところもかえりみる必要がありますね。

腐りにくいものを作るという事は人が使うものから遠ざかっていくという事。

本来は水でも油でも、新鮮な状態のものを使うのが好ましいはずです。これは食べ物と同じですね。冷蔵庫に入れておけば腐らないわけではないでしょう?だからいつでも食べられるように、常温でも保存が長く効くような加工をされるものが増えたわけですね。

便利になればそれだけ添加物が入るのです。

化粧品は菌との闘いであることと、成分同士の調整、製品としての使用感、効果、もち、見た目の魅力、香り、仕上がり…などなどの様々な不具合の調整をされるわけです。

その結果、一部では人の肌につけても大丈夫だろうかと思うほど、いろんな成分を入れてしまっているものもあるのは確かだと思います。

私自身も今までいろんなものを試したことで、皮膚が薄くなり、アレルギーを発症。結果、特に香料に反応が多く出るようになりました。

まさに昔の私は現代の化粧品でボロボロになってしまった。身をもって経験してきたからこそ自分を見つめ直し、余計なものを省くことで自らの潤いを取り戻すことできました。

それは「危険な成分を使わない!」という事の前に、肌を知り、今の自分に必要なものだけを取り入れたらみるみる変わってきたという事。そして気づいたらそれはいつの間にか環境に良いものばかりだった。

やったことと言えば…

  • 肌の生理機能に合わせた理にかなったケアをする
  • 軽い洗顔で落ちるメイクに変える

この2つだけ。

そして、あんなにたくさんのコスメを使っていたのにどんどん数が減っていく。

不思議でしたね~。沢山使っていた頃のほうが肌はボロボロでした。

それに使うものが環境にも負担がかからない、人や環境はすべて繋がっているのだとしっかり理解できた。

草原
 

日本は環境に対する配慮が世界で最も遅れている国。だから使い捨てのものが多く作られ、化粧品にも様々な最先端原料が作られる。

それを進化というのか、最先端というのか、はたまた自滅的というのか…。

日本の化粧品製造関係の方々が今のヨーロッパのオーガニックコスメ製造の現場を見たら、その進化に驚くのではないかしら。

また、さまざまな環境へ配慮したその取り組みも、日本の製造現場は正直、海外に向けて恥ずかしいと感じるほどの衝撃を受けるでしょう。

本当のオーガニック&ナチュラルは単に危険な成分についてだけをうたうわけではないのです。

人の身体や肌に対して健康に導くためのもの。

シミや小じわ、肌荒れを事前に防ぐために、肌自体を強くするもの。

だからリップクリーム一つにしても、唇の荒れが良くなってしまうのでそのうち使わなくなってしまいます。

まさに回帰&再生のコスメという事。

その先のあか抜けた美容を求める人が使うハイパーコスメの役割とは根本的に違うんですね。

良いとか悪いとか、白黒つけるとかそういうものではありません。必要とする人が使うものであって、化粧品や肌への考え方が根本的に違うだけです。

ただ、現代の多くの方がオーガニック&ナチュラルに移行が始まっている理由には、化学合成成分の過剰使いや、落ちにくいメイク、そしてコスメの使い方が悪いことによって肌荒れが治らなくなっていることだと思います。

それに何とアトピーの人が多いことか!

オーガニックナチュラル業界は今後どんどん拡大していきます。空気でさえ毒されたと言われる現代、改めて自らの健康を取り戻そうと気づいた人たちが増えている結果だと思いませんか?

ちなみに私はこの業界でお仕事していますが、本当はナチュラルとか、オーガニックという言葉が大嫌い。こんな風に表現しないと説明できない世の中が面倒ですね~。

この記事を書いたコンシェルジュ

小松和子/ナチュラルコスメプロデューサー