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白髪との上手な付き合い方①

2021.8.12

こんにちは。シャンプーソムリエ講師の成田雄孝です。

美容室を経営し、サロンにも立って仕事をしております。

日々、サロンでお客様の髪と頭皮を見て触り、ヒアリングしていて気付いたことを書いていきたいと思いますので、皆様のお役に立つことが出来れば幸いです。

今回は「白髪との上手な付き合い方」第一弾として私の考えをご紹介いたします。

白髪 女性

白髪はなぜできるのか

私たち日本人の毛は、毛穴の中にある色素幹細胞からメラニンをもらい、黒くなります。(人種によっては黒以外にもなります)

そして、この色素幹細胞が機能しなくなるとメラニンを生成出来ず、白髪になってしまうのです。

そんな「色素幹細胞が機能しなくなる原因」は活性酸素。全ての活性酸素が悪いわけではありませんが、酸化力の高い活性酸素は細胞を劣化させてしまいます。

また、活性酸素は、私たちが酸素を使って代謝をする上で必ず発生してしまうのですが、実は自分で防げる方法があるので、いくつかご紹介しますね。



白髪の大敵!活性酵素を防ぐ方法

① 紫外線ケアをする

自分で防げる活性酵素1つ目は、紫外線により発生する活性酸素。

帽子や日傘、UVスプレーを活用して防ぎましょう。普段日傘を使っていても頭皮が日焼けしている方がいますが、洗濯物を干すなどのちょっとした時間でも紫外線の影響は受けています。シーンに合わせて帽子やUVスプレーなどを使い分けたり、時には合わせて使ったりと上手に活用しましょう。

② カラーリングやパーマ時に、頭皮に保護剤を塗布してもらう

2つ目は、カラーやパーマに使用する過酸化水素水のよって発生する活性酸素。これは、カラーやパーマをする前に美容室スタッフに申告し、頭皮に保護剤を塗布してもらって防いでください。

初めて行く美容室では必ずと言って良いほど

『カラー染みますか?』

と質問されると思いますので、この時に

『染みるので保護剤塗ってもらえますか?』

と伝えましょう。

仕上げに活性酸素の除去剤を使うとより効果的なのですが、こちらはお店によって用意がない場合もありますので事前に問い合わせてみましょう。

③ 頭皮の汚れをキッチリ落とす

3つ目は頭皮の汚れが酸化し、過酸化脂質になってしまい発生する活性酸素。頭を洗う際、汚れはもちろんですが、濯ぎ残しにも注意が必要です。

自分の髪質、肌質にあったシャンプーを使い、38度くらいのお湯の温度で3分程しっかり濯いでください。頭皮を傷つけない素材のシャンプーブラシも効果的ですよ。

④ ストレスを溜め込まない

最後は、ストレスにより発生する活性酸素。
現代社会では一番難しいかもしれませんが…。
ストレスフリーな生活を心がけて防いでください。

気付かないうちに色々なストレスを感じているということも多いかと思いますが、無理せず自分のペースで過ごせると良いかもしれませんね。

白髪染めをいつ始めるべきか

これは20〜30代のお客様によく聞かれることですが、白髪率や白髪が多く出ている場所が目立つ部分なのかによっても変わるので人それぞれ違うというのが答えになります。

白髪率が低ければ、髪色を地毛より少し明るくするだけで目立たなくなるので、白髪が生えたから必ず白髪染めしないといけないわけではありません。

白髪が生えているところでも、ヘアスタイルによって上手に付き合うことができるので、「ヘアスタイル別に白髪との上手な付き合い方」をこの後にご紹介します。

白髪がどこに生えているかで考える

分け目を変えてみる

白髪が多く生えやすい場所は分け目、もみあげやこめかみなどの顔周り、あとは耳後ろあたり。分け目に白髪が多い方は分け目を変えるだけで周りの人からは白髪が見えなくなりますよ。

分け目を変えるにはお風呂上がりすぐにいつもの分け目から白髪の少ない分け目に変えて髪を乾かしてみてください。

避けた方がいい髪型

顔周りに白髪が多い方は一本で髪を結ぶのをやめたり、結ぶ際に上手く後れ毛を出して白髪を隠すと良いでしょう。

耳後ろに白髪が多い方はハーフアップをすると見えてしまうことが多いと思うので気をつけましょう。

白髪に合わせたヘアスタイルにしてみる

先程ご紹介したのはスタイリング方法のアドバイスになりますが、今度はヘアスタイルを思い切ってチェンジしてみる方法です。

やはり、髪の長さがあるとどうしても分け目ができてしまいます。ショート〜ショートボブにすると分け目ができにくいので、分け目に白髪が多い方にはおすすめです。

髪の長さがあると暑い時期、ついつい結んでしまいますよね。顔周りに白髪が多い方も結べない長さショートボブ〜ボブスタイルにチェンジすると良いかもしれません。

もみあげや耳後ろなど、髪を下ろしていると見えない部分にはインナーカラーやハイライトでデザインの一部にするのも気分が変わって良いかもしれませんね。

染めるというのも一つの選択肢ですが、白髪を見えなくしたり、デザインにしてしまうことで、白髪によるストレスがグッと減るかもしれませんよ。

まとめ

白髪の発生原因と上手な付き合い方をいくつかお伝えしましたがいかがでしたか?

今回は、「白髪に合わせていく上手な付き合い方」をメインにご紹介しました。この方法で白髪が気にならなくなれば、地毛でもファッションカラーでもヘアスタイルが楽しめると思います。

スタイルチェンジして似合うか心配という方は担当のヘアスタイリストに相談してみてください。きっと似合うヘアスタイルを提案してくれますよ。

次回、私が記事を書く際はもうちょっと白髪のお話しに踏み込んで「白髪率から見る白髪との付き合い方」のご紹介ができればと思います。

シャンプーソムリエアカデミー認定講師
成田雄孝

MAISON DE NARITA
サロンマネージャー兼シャンプーソムリエ

この記事を書いたコンシェルジュ

一般社団法人シャンプーソムリエ協会

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