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白髪との上手な付き合い方②

2021.11.27

こんにちは。シャンプーソムリエ講師の成田雄孝です。

美容室を経営し、サロンにも立って仕事をしているなかで、日々、サロンでお客様の髪と頭皮を見て触り、ヒアリングしていて気付いたことを書いていきたいと思いますので、皆様のお役に立つことが出来れば幸いです。

今回は「白髪との上手な付き合い方」第二弾として、白髪の割合ごとのおすすめカラーデザインをご紹介いたします。

白髪 女性

白髪の割合から考えるカラーデザイン

白髪の割合でカラーデザインは変わってきますが、そもそも白髪があるからといって全ての方が白髪染めにする必要はありません。

まずは、白髪の割合(白髪率)から見たおすすめのカラーデザインについてご紹介していきます。

まだまだ目立たない白髪率10%未満の方

まずは白髪がまだ少なく、ファーストグレイと呼ばれる白髪が出始めたばかりの方。

個々の捉え方にもよるかと思いますが、こちらの方は一極集中で白髪が固まってる方を除けば、白髪染めをする必要はないかと思います。それでも気になるという場合は、黒髪と白髪のコントラストが1番目立つので、黒髪を明るくすることで対応してみるのはいかがでしょうか。

そもそもが鏡で気になった部分を凝視しない限り、本人以外は気付かない程度の白髪率ですので、ほんのり茶色くするだけで、周りからは白髪があるようには見えないと思います。カラーレベルで言うと7レベルくらいから目立たなくなるのではないでしょうか。

ちょっと増えてきたなと気になり始める白髪率10~30%の方

集中する場所によっては白髪が目立つ方。こちらの方は白髪染めで全部染めるだけではなく、ハイライトやインナーカラーなど駆使するとデザインの幅が広がります。

① 分け目に白髪が多い方

白髪部分にハイライトを仕込むことでデザインを楽しむことができます。

② 顔周りに白髪が多い方

最近こめかみや耳まわりにカラーを入れている方も多く見受けられますが、顔周りに多い方は、インナーカラーをすることで今っぽさを演出することも可能です。

インナーカラー

全体的に白髪が目立つ白髪率50%〜

白髪を活かしたハイトーンカラーに

はっきりと白髪があるのがわかるという方はハイトーンカラーがおすすめ。そもそも黒髪を白に近づけると白髪があるようには見えなくなりますし、透明感が自然と出るので黒髪の時とは違う綺麗なハイトーンカラーを楽しむことができます。

グレイカラーを楽しむ

グレイカラーを思いっきり楽しむということも素敵な選択肢の一つだと思います。お客様にはカラーデザインでこの色になってると思われてますが、私(37歳)自身はこれです。

現在まで白髪染めを繰り返している方が綺麗なグレイカラーにするためには、根本の白髪がずーっと伸びるのを待つだけではなく、白髪に入った白髪染めの染料を取ることもできます。1度の施術では染料が取りきれない場合も多いので、通っているサロンにご相談ください。

完成したグレイヘアー。しかし、下記の2点にご注意いただければと思います。

① 白髪の黄ばみ

白髪に縁のない方はイメージできないかもしれませんが、汗や紫外線、パーマ液やカラー剤などの影響で白髪が黄ばむ方がいらっしゃいます。

黄ばみが発生する原因はさておき、キレイなグレイヘアーを楽しむためには紫のカラーシャンプーがおすすめ。カラーシャンプーを使うことで透明感を出すことができ、キレイなグレイヘアーに近付けることが出来ますし、根本のカラーの伸びも気にする必要がないのでかなり楽にケアができます。

② 白髪のヘアケア

白髪になったからもういいや、ではなく白髪も一つの個性。白髪でボサボサ頭、というのはどうしても綺麗に見えにくいので、日常のヘアケアを正しく行いつつ、カットへ行く頻度を高めにすることをおすすめします。

白髪の多い箇所から考えるヘアスタイル

これはもう簡潔になってしまうのですが、一番のおすすめは髪の長さを短くすること。

顔周りに白髪が多い方は、髪を結ぶと根元の白髪が見えてしまうので、前髪を作り、こめかみ周り毛を短くすることで、結んだ時に顔まわりの白髪が見えなようなデザインにするとおすすめです。

長い髪を結ぶことで根元の気になる白髪部分を露出しやすくなるので、見せたくない部分と見せても良い部分を見極めたヘアスタイルにすることが必要です。

分け目に白髪が多い方は分け目を変えて白髪が少ない箇所で分けるか、ショートスタイルにして白髪が見えにくいようにするといいですよ。

まとめ

いかがでしたか?「白髪」と言うとネガティブな印象を持たれている方も多いですが、逆手に取ると、白髪が入ったからこそ出来るヘアデザインにするというポジティブな選択肢も見えてきますよね。

白髪が気になってきた方は、この記事をご活用いただき、白髪を活かしたヘアデザインについて担当美容師さんに一度相談してみても良いかもしれません。

少しでも皆様のお悩みが解決し、毎日、綺麗で素敵に過ごせますように願っております。

シャンプーソムリエアカデミー認定講師
成田雄孝

MAISON DE NARITA
サロンマネージャー兼シャンプーソムリエ


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この記事を書いたコンシェルジュ

一般社団法人シャンプーソムリエ協会

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