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大人ニキビの原因とその対処法

2015.4.15

生理や暴飲暴食、激務、ストレスなど、思春期のニキビとは違い大人のニキビはさまざまな原因によって引き起こされます。何度も繰り返す大人ニキビの悩み。原因と向き合い、大人ニキビを撃退しましょう!今日は大人ニキビの原因と対処法、私が愛用している大人ニキビ用お助けケアアイテムをご紹介したいと思います。

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大人ニキビの原因ってわかってますか

ニキビに悩んだことはありますか?

私は思春期、大人ニキビ両方共苦しんだ経験があります。私の場合、10代はかなりオイリー肌だったこともあり、中学、高校の時は顔中にニキビができました。

さらに20代半ばで大人のニキビを発症。仕事が忙しくなってきた時で、ストレスもありましたが、ホルモンバランスに非常に左右される体質だったということも大きく影響していました。

ニキビの原因は多岐に渡り、かなり複雑です。

皮脂過剰も要因のひとつではありますが、主な原因は角質が厚くなることで毛穴を塞いでしまい、アクネ菌が増殖して炎症を引き起こすことにあります。

年齢が高くなると、代謝が落ちてターンオーバーがきちんと行われなくなってきますし、また、乾燥すると毛穴を塞ぐ角質を厚くしてしまい、ニキビを悪化させる。

思春期と大人のニキビの原因は大きく違うのです。

ストレスや不眠、冷え、食生活、タバコ、運動不足、間違ったスキンケアなどなど、たくさんの事柄が複雑に絡み合います。

大人ニキビの原因の一つ。ホルモンバランスが崩れやすい23~25歳

ホルモンバランスもそう。

プロゲステロン(黄体ホルモン)は、皮脂分泌を促進させるので、生理前にニキビはできやすくなる。

ニキビが同じような場所で繰り返されるのは、その場所が炎症状態にあるということ。過剰な皮脂汚れを除去しようと過剰に洗ったり、あぶらを嫌ってきちんと保湿しなかったりすると、かえって悪化してしまう。

でもあぶらはアクネ菌のえさにもなりますし、あぶらを本当にのせて良いの?という疑心暗鬼になる気持ちはすごくわかります。

複雑すぎて、肌の扱いがとても難しいんですよね。

私も職業柄、肌荒れには困りましたし、何度となくスキンケアには悩み、角質トラブルにはどう対処した方が良いか、ドクターやエステティシャンの方などにさまざまなお話を聞きました。

私の場合は肌自体に集中してしまったのですが、そもそも食や睡眠時間など、生活全体のことを見直さなければならなかったのに、なかなかそれができなかったことも長引く原因になってしまったと思います。

私が開催している女性ホルモンケアの講座で、皆さんの女性ホルモン経歴をお聞きすることがあるのですが、すごく印象的だったのが、働き始めの23~25歳あたりでホルモンバランスを崩す人が非常に多かったこと。そういう方は、肌荒れも大体併発しているんです。

社会に出て働く、というストレスは女性にとっては想像以上にかかっているのだということを改めて痛感しました。

大人ニキビは段階を踏んだケアが必要

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ニキビができたらすぐに皮膚科へ行く方も多いでしょう。間違いではありません。

ただし、忙しかったり時間がなかったりでなかなか通えない、という人も少なくないのではないでしょうか。

私も信頼している先生は何人かいますが、患者さんがいつも詰めかけていて、待ち時間が長かったりすると躊躇してしまいます。

20代半ばで発症した大人のニキビは、かなり状態がひどく、何度も何度も繰り返していたので、最終的にはクリニック処方のローションや内服、ピーリングやドクターに膿を出していただくプッシングなども行っていました。

ですが、それも予約を入れて行かなければならないので、行けないことも多く、お金も時間もかかるし、今振り返ればすごく大変でした。

そして、そこまでにできることは色々あったんじゃないかという思いもあり、出産後、ホルモンバランスが安定してからは、なるべく自宅のスキンケア内で対処できるようにアイテムを用意して、先手のケアをするようになりました。

もちろん朝早く起きて夜は早く寝る、食生活を気をつける、適度な運動をする、というのは大前提ですが、中から外からの対処をして、経過を見ると、大体は鎮静してくれます。が、それ以上になった場合は、皮膚科へ相談に行くことにしています。

そして、自身でのケア方法を模索した結果、あまりニキビを繰り返さなくなった私ですが、今でも、生理前になると1つ、2つ出てくることがあります。

大人ニキビへの対処と言ったらこれ

たまに出てくる大人ニキビですが、そんなときに助けてくれるアイテムを紹介したいと思います。

◇薬用 ビューネ|美白・スキンケアのメナード化粧品

最近は、複雑な大人のニキビの研究が進み、安心して使えるアイテムが多く増えました。代表的なところで言うと、メナードの薬用ビューネ。

「大人のニキビ」という定義を打ち出してくれた功労者でもあり、今でも肌荒れを起こしやすい女性に支持されている名品です。何回かリニューアルしてパワーアップ。肌には3種類のアクネ菌が存在しており、肌に悪影響なものだけを取り除くという成分を開発して配合しています。

こちらは私が大人のニキビを発症した時にすでに存在しており、とてもお世話になったものです。

◇エキナセアのクリーム

抗ウィルス、消炎、免疫賦活作用のあるエキナセアは北米の先住民が最も重宝したと言われているハーブのひとつで、風邪やインフルエンザの予防、皮膚の炎症や傷、ニキビなどにも有効とされています。私も冬になると摂るハーブ。免疫力アップには欠かせません。

こちらのアルジタルのクリーム、生理前、できかけのニキビにのせて寝ると、かなり小さくなります。すーっとしていて気持ちいい。保湿が心配なのもあるので、このクリームならば安心してつけられます。何本もリピートしている一品です。

◇月経サイクルによって繰り返す周期ニキビに着目した新クリアシリーズ

そして、最後はこれ。オルビスの画期的なアイテムです。

IFSCC世界大会2014にて最優秀賞を受賞した新知見を盛り込んだ新クリアシリーズは、月経サイクルによって繰り返す「周期ニキビ」に着目したもので、ニキビを抑える重要な生体因子である抗菌ペプチドに働きかける紫根エキスを組み合わせて対処するという画期的なスキンケアアイテム。

紫根は生薬で、解毒、消炎に効果のある植物で、日本にも生息しています。

今回実は、小麦アレルギー(グルテン)と生理前のダブルで、数年ぶりに顔中にニキビが発症してしまい、メナード、オルビス、アルジタルにかなりお世話になりました。

今はグルテンフリー生活を始めたので、それとあわせてきちっとスキンケアをして、経過を見て行きたいと思います。

大人ニキビが悪化したら迷わず皮膚科へ

スキンケアでできることは限られていると思います。炎症が悪化すればニキビは広がりますし、繰り返す。怖いのは、この時に間違った対処をしてしまって悪化させてしまうことです。

また、ニキビの際には紫外線に当たれば色素沈着してしまう恐れもありますし、きちんとなおさないと跡に残ることもあるので、ニキビの時には保湿ケアはもちろん、UVケアも不可欠。

自分の手に負えなくなったら、私も迷わず皮膚科へ行き、ダラシンTゲルや内服を飲みます。

なるべく抗生剤の服用は避けたいので、もちろん日頃のインナーケアなどもした上でですが、これ以上広がると跡になるリスクを避けるために。

ニキビといっても色々な原因、状態があるので、みなさんもその時の状態によってケア方法のステップを持っていると良いと思います。

ニキビの処置はクリニックにおまかせすれば良いのですが、その後の毎日のスキンケアに悩んだ自分の経験を踏まえて、書かせていただきました。

参考になれば、幸いです。

この記事を書いたコンシェルジュ

久保直子/ビューティジャーナリスト