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花粉症の季節、最強の保湿で乾燥から肌を守ろう!

2018.3.10

花粉症やさまざまなアレルギー症状が強く出やすいこの季節。ティッシュやマスクの摩擦などによる肌荒れトラブルに見舞われるという方も多いですよね。その肌荒れ、主な原因は乾燥です。春先の乾燥にお困りのみなさんに、「乾かないクリーム」を使った最強の保湿方法をお教えします!

このところ、太陽光のまぶしさと、なんとなく寒さが緩んできたのを感じませんか?そして早い人では2月末くらいから鼻の不調が出る人がいますね。

ありがたいことに、私は花粉症が今のところありません。でも、20年くらい前はアレルギー性鼻炎があって、いつも鼻づまりで苦しく、さらに香料やホコリでくしゃみが止まらない…。

当時は本当につらかったのを覚えています。

数年間は薬で押さえて頑張っていましたが、身体に合った漢方薬のおかげで完全に良くなってしまい、そこから16年、何も症状が出ていません。

花粉症やアレルギー性鼻炎を持っている人は、この時期メイクも楽しめないのが実情ですね。

鼻が炎症を起こしてるから熱をもっているし、おまけにティッシュの摩擦で鼻の周りが赤くなり、乾燥してカサカサ。

こんな時、おすすめでないのは香料の入った化粧品や香水です。香料は炎症を起こしている鼻には刺激を与える材料になってしまいます。そして帰宅したらできるだけ早めにお風呂に入り、身体に付着した花粉を取って、炎症を沈めるスキンケアをしてみましょう。

今日は、スキンケアの最強の保湿!!「乾かないクリーム」を話題にしたいと思います。

「乾かないクリーム」ってなんだ?

乾かないクリームとは、水分があまり配合されていない、又は無水であるクリームのこと。

いわゆる、油脂分の多いクリームのことです。

ちょっとこれを見ていただきましょう。

これは水分ベースのクリームと油分ベースのクリームを比べたものです。

左:油分ベースのクリーム/右:水分ベースのクリーム

見ていただくとわかりますが、2つのクリームには効果の違いがあります。

水分ベースは角質層に浸透して潤いを肌に与えます。そして油分ベースのクリームは油分のつやがありますね。この油分が肌の上に乗っていることで強力な保護膜の代わりとなり、乾きにくい肌を作ります。ただし、これを使いこなすには、使い方に少々コツがいります。

「乾かないクリーム」の使い方のコツ

スキンケアとして使用する場合、まず必要なのは乾かないクリームを使う前に肌に“水”を入れることです。

特に鼻の周りにはパックなどをして、しっかりと化粧水で保水。その後はジェルの美容液で水分を逃がさないケアをします。

クリームの前に、ここまでの工程で肌に水分をしっかりと閉じ込めておく必要があります。

そしてなじみの良い水分ベースのクリームで肌を柔らかくした後、最後に乾燥がひどいところに乾かないクリームを重ねづけして保護。この最後の、乾かないクリームを載せることが肌の潤いに大きな影響を与えます。

すると肌は柔らかく、ハリが出てツヤツヤ。乾燥で赤みが出ていても、保湿が高まれば落ち着きやすくなります。

これが一番、しっかりと肌の保湿を高めるアイテムの組み合わせなのです。

保湿の高い「ヒルドイド」クリームは美容クリームではありませんのでご注意を!

お医者様で出される「ヒルドイド」の保湿クリームは、血行促進、皮膚保湿剤としての効果があり、アトピーや乾燥、肌荒れなどありとあらゆる肌の保湿改善のクリームとして処方されます。

肌がきれいになるという事で、美容目的で使う人が多いようですが、ヒルドイドはアレルギーが起きやすいとされる旧指定成分が多く配合されています。

今は何でもなくても、突然肌が荒れるようになったり、自力で潤いを作り出す機能が劣る肌になってしまったりということも考えられます。医薬品だから効果が高い、そして安全なイメージがありますが、継続して使うものではないことを知っておきましょう。

オーガニック&ナチュラルコスメでは、肌の角質層よりも下の層にナノ技術や浸透テクノロジーを使って潤い効果を高めることをしません。だからこそ、水分や油分などの保湿バランスをうまく整えながら潤いを高めていくのです。

花粉症は炎症を伴いますから常に肌が乾燥しています。

水分と油分のバランスがとても大切なのです。潤いが保たれないと、肌には悪玉菌が増殖。ニキビやかゆみのトラブルにつながります。

だから、肌の常在菌を育てるオーガニック&ナチュラルコスメでしっかりと保湿のバランスを保ち、潤いを高めて、乾燥に負けない肌を作りましょう。

おすすめの乾かないクリーム

そして最後に、乾かないクリームをいくつかご紹介しましょう。

写真左から

Dr.ハウシュカ

○ハイドレイティングマスク 30ml 6800円(税抜き)
本来はマスクですがクリームの代わりとして使用できます。
私も個人的に良く愛用していますが、乾燥だけではなく小じわ対策に目元のクリームとしてもおすすめです。

○ローズデイクリーム 30ml 4200円(税抜き)
ドクターハウシュカの看板となっているデイクリームです。もちろん夜にも使えます。
ローズの香りがしますので花粉症の方は香りの刺激を確認してください。なめらかでメイクのノリもよくなります。

MOON PEACH

○サーキュレイトプレシャスバーム 33ml 6800円(税抜き)※ミニサイズもあり
月桃を使った鎮静の得意なバーム。こちらもレスキュー的に使えます。香料配合ですので花粉症の方は香りの刺激を確認してください。ホホバ油と月桃で肌の保護を高めます。

テラクオーレ

カモミール バーム 30ml 4000円(税抜き)
レスキュー的なクリームで作られています。顔、全身にも。数あるバームの中でも肌なじみが良い製品です。
保湿の高いアーモンド油がたっぷり。

この記事を書いたコンシェルジュ

小松和子/ナチュラルコスメプロデューサー