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五感を使って涼をとる ~その3.聴覚~

2015.8.25

猛暑日の続く日本で少しでも快適に過ごしていただきたいということで、3回にわたり五感を使って涼をとる方法をご紹介したいと思います。今回は、「聴覚」から涼を感じる方法です。渓流・潮騒・風・風鈴・鹿威し…。あなたにとっての″涼音″は何ですか?音で伝わる″涼″を上手に活かして、健やかな毎日を!

川

少し弱くなった蝉の声に、夏の終わりを感じる頃になりました。まだ残暑は続きそうですが、確実に秋が近づいているようです。

心地よい″音″を探してみるのも良いかも。

涼しげな音といわれて思い浮かべるのは??

皆さんは、涼しげな音というと何を思い浮かべるでしょうか?

渓流の音

木々の間を吹き抜ける風の音

潮騒の音

昔の人たちは、それらの音をうまく生活の中に取り入れていたように思います。

風の音を身近に感じるために風鈴を軒先においたり、湧き水に鹿威しを置いて水音を強調したりして、涼をとるための工夫をしていました。

現代では締め切った部屋でエアコンを付けることが多くなったので、都会でもできそうな風鈴の音を楽しむということも、無くなってきています。

川

渓流の音を聞くだけで落ち着いた気分になりますよね?

そんな私たちの生活に便利なのが音楽。

渓流の音や潮騒の音のCDを静かに流していると、穏やかな気持ちになります。

水は命の源。ちょっと大袈裟かもしれませんが、自然と調和した暮らしから、少し遠のいてしまった私たちに、体の奥から安らぎを与えてくれるのが、水の音なのかもしれません。

五感を働かせることで心身の健康をキープ!

風景

これまで「五感で涼をとる」をテーマに3回のコラムを書かせていただきました。

涼をとるだけではなく、五感を働かせることは心身の健康を維持するために大切なことです。

朝の光が目に入ると、体内時計を調節します。

先の尖ったものに触れると、危険を感じて反射神経が働きます。

匂いや味で危険を察知することもあります。

暑さや寒さを感じて、自律神経が働きます。

私たちの五感は、生きていくために備えられた大切な体の器官です。

近年は、五感を十分に働かせ無くても生きていけるように、便利に快適になりました。その反面、生きていく力が弱くなってしまったようにも感じます。

季節の食べ物を味わい、風の音や空の色に季節を感じ、体を動かしてみて不調が無いかを感じてみる。そんな習慣が健康のためには必要なのではないかと考えています。

毎日の生活の中に五感を活用して、より良く生きるための工夫をすることが大切だと実感しています。

皆さんの今日が健やかな1日でありますように!

この記事を書いたコンシェルジュ

佐佐木景子/アロマプロデューサー

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