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香りから見える人間関係

2015.10.20

ヒットフレグランス時代が終焉し、フレグランスで自己表現をする人や自分の癒されるフレグランスを求め、身にまとう人が増えているそうです。フレグランスはよりパーソナルな情報を示すアイテムとなったと言えるかもしれません。そんなパーソナルな情報となったフレグランスをヒントに、人間関係を考えてみても面白いかもしれません。

フレグランスは1点人気集中から個性重視の時代へ

これまでは、ひとつのフレグランスに人気が集中することが多かった。

思い出すのは「エタニティ」と「CK ONE」が人気を二分していた学生時代。私はCK ONE派だったが、あのユニセックスの香りが、大学の教室中に広がっていたのを、今でも思い出す。

記憶と香りは深くつながっているので、今でもCK ONEを嗅ぐと、一気に学生時代に引き戻されるのだ。あの香りの“共有感”はすごかった。

今考えると時代を感じる現象。

その後、結婚を呼ぶフローラル&ジューシーな香りとして「ベビードール」が愛され、続いて「クロエ」の女性力を上げるローズの香りへとヒットフレグランスは続いて行く。

だが、最近はある特定の香りに集中することが昔よりも少なくなったという。発売される香りの傾向もフローラルもあれば、スパイシーなものもあり、爽やかなユニセックスなものもあれば、複雑に絡み合う香りもある。

「以前よりも個性を重視し、“自分を表現するための香り”を追求する人が増えましたよね」(ブルーベル・ジャパンPR松塚さん)

フレグランスは自己表現から自分を癒すアイテムに

オリジナリティを求めて個性的な香りをそれぞれが好み、使うようになったため、フレグランス人気が集中しなくなった。

最近の若い世代(という言い方はあまり好きではないが)もそうだが、フレグランスはだんだんと自分を演出することから、自分を癒すアイテムへとシフトしている気もする。

それを裏付けるような話で、面白い話があるのだが、最近、女性にもかなり人気のある香り、ランバンのエクラ・ドゥ・アルページュのフローラルの香りを男子が好んで買って行くというのだ。

「こちらの香りはフローラルといっても“藤”を基調としているので、優しく、清潔感がある親しみのある香りなんです。この香りをつけることで、安心するのか、優しい母親像?を求めているのかもしれません」(松塚さん)

香水

ランバン/エクラ・ドゥ・アルページュ

香りと食べ物、人との相互関係

香りの好みは実はその人自身を如実に表すヒントにもなり得る、と松塚さん。

食べ物の好き嫌いが多い人は、香りの好みにもこだわりがある人が多い。そしてそれは人の好き嫌いにも通じるらしい、というのだ。

松塚さんは香りのストライクゾーンが広い。実は私もそうだ。

好みの香りはあるものの、“嫌い”とか“苦手”なものは少ない。そして、松塚さんも私も食べ物の好き嫌いがほとんどない。それは対人間に対してもそう。

見事に当てはまっている。

「香りは唯一五感の中で大脳に直接働きかけるもの。だから自分でコントロールできない。好き嫌いを本能で判断してしまうから」(松塚さん)

好き嫌いを判断するのは理性的な部分ではなくて“本能”ということ。

香りをキーワードに作り上げる人間関係

仲の良い家族や友達の間でも、香りの話というのはそうそうしない。それはすごく香りの話がパーソナルな話であるからだそう。

だから逆に言えば、“香り”を突破口に人を見極める時のヒントにして、人間関係を円滑に進めたりすることが可能になる、ということではないだろうか。

よく男性との相性を見る時にも、顔でも性格でも背の高さでもなく「匂いだ」というのは女性の暗黙の了解としてささやかれることでもある。

遺伝子の近い人ほど匂いが強く不快に感じるのだ、と何かで読んだことがある。

つまりは、遺伝子の遠い匂いを本能で求めているから、匂いを嗅いだ時に直感で感じることができるのではないか。

女性の感覚が研ぎすまされていないといけないのは、こういうところにあるのかもしれない。

香りは、やはり考えれば考えるほど、深い。

この記事を書いたコンシェルジュ

久保直子/ビューティジャーナリスト 久保直子/ビューティジャーナリスト

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