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どんなときも自分の気持ちや状態に寄り添ってくれるものを選ぶ

2019.9.17

少しずつ涼しくなってきました。夏の終わりから秋へと季節の移り変わりを感じながら、上手にアロマテラピーを利用して過ごしていきましょう。今日は、読書するとき、センチメンタルな気分のとき、一息つきたいときの3つのシチュエーションを想定しておすすめのアロマテラピーと精油をご紹介したいと思います。

少しずつ涼しくなってきました。それぞれの秋の過ごし方を始めている方もいらっしゃれば、まだ夏の名残を感じている方もいらっしゃるかと思います。

9月もすでにもう半ば。少しずつ季節の移り変わりを感じながら上手にアロマテラピーを利用して過ごしていきましょう。

読書の秋のおともにも

本を読んでいますか?紙媒体の本もあれば、スマホでも本が読める時代。少し涼しくなってきて、読書をしながら秋の夜長をゆっくり過ごすというのも良いものです。

ほんの少し香りも使ってみてください。

あなたが読んでいる本のジャンルや内容に合わせても良いと思います。あるいは、落ち着く香り。本を読むのに合いそうな香りを選び、ぜひ芳香浴を楽しみましょう。

私自身が読書するときに使うのは、フランキンセンス、ローズマリー、スイートオレンジ、ラベンダー、ローズウッドなどの香り。

どの香りも主張し過ぎず、ほんのり香らせることができて、読書の邪魔になりません。

ポイントはほんのり香る程度にするということ。

香りが気になって読書が進まないということがあってはならないですし、まして香りの印象が本の内容を邪魔してしまったり結び付き過ぎてしまっても、印象が残りすぎて人によってはしんどくなってしまうことも。

良い方向に進めば良いですが、必ずしもそうとは限りませんので、なんとなく良い香り、という程度にとどめておくのが一番かと思います。

ベルガモットの香りを使うときには、自然とアールグレイティーが飲みたくなります。紅茶やハーブティーを飲みながら読書をすると、温かさが沁みて良いものです。

センチメンタルなときに

秋は少しもの悲しい気持ちになることもあります。

外へ出て深呼吸をするとすっかり秋の空気を感じます。明るく元気で、植物は青々とし鮮やかな花がたくさん咲いていた夏という季節から、少し落ち着いて葉が落ち始める季節になると、涼しさや寒さも加わり気持ちもちょっぴりセンチメンタルになります。

そんなときは、自分自身の心に寄り添ってくれるような温かみを感じられる香りを選ぶと良いですよ。

私がこのような気持ちのときに使いたくなる香りは、スイートマージョラム、ネロリ、ホーウッド、ゼラニウム、ベルガモットなど。

夏によく使っていたペパーミントやグレープフルーツ、レモンなどの明るくて軽くて元気な気持ちになる香りとは異なり、少し落ち着いていてこれらの香りよりも長く香りそうなものばかりです。

ネロリは特に好きな香りです。同じくビターオレンジの葉や小枝からとれるプチグレンという香りもありますが、ネロリは花からとれる香りなので、プチグレンの力強い香りよりもちょっぴり控えめだけれど隠しきれない華やかさを感じられます。

夏の終わりから秋にかけての季節の変わり目などにおすすめです。

フーッと一息つきたい時に寄り添う

喉ごしの良い冷たい飲み物から、最近は身体中に沁み渡りそうな温かい飲み物を頂くことが多くなりました。

身体に沁み入るという点ではやはりハーブティーがおすすめです。

自分の口に合うものであればそれがベストだと思いますが、カモミールティーやローズヒップティー、冷えが気になり始めている方はジンジャー入りのハーブティーなどもおすすめです。

自分のために淹れる1杯をゆっくりと飲めば、心と身体を労わることにも繋がり、ストレスケアにもなります。

ハーブティーを飲むことに慣れていない方は、ハチミツなどをティースプーン1杯加えると飲みやすくなりますよ。またはミルクを入れてみても良いかもしれませんね。

眠る前にハーブティーを飲めば、お腹も温まりリラックスして自然と眠りにつけることも。秋の夜長にしっかりと睡眠をとりたいときにもおすすめです。

疲れていてわざわざリーフの状態から淹れるのは難しい、面倒くさいという方も多いと思います。今はティーパックタイプのものもありますので、そちらから試してみても良いですね。

ティーパックタイプのものは、淹れるのも処分するのもラクチンです。手軽に取り入れたい方にはとてもおすすめです。

リーフで飲みたいという方はぜひリーフのものを使ってください。自分のさじ加減一つで香りも味の濃さもやはり変わります。それがまた良いと思うのです。

ハーブティーもフレッシュなものとそうでないものがあります。フレッシュハーブティーの良さもあればドライのハーブティーの良さもあります。

あなたの好みや状態、環境に合わせて無理のない範囲で生活の中に取り入れても良いかもしれません。


いかがでしたでしょうか。

今回は、秋という季節で起こり得る出来事や気持ちに寄り添ったアロマテラピーの話を書きました。

香り選びはなかなか難しいこともあると思いますので、上記のシチュエーションにおすすめの精油をぜひ試してみてくださいね。

この記事を書いたコンシェルジュ

新垣 静香/アロマセラピスト