日焼け肌にアロマケア
それでも外出したり、アウトドアを楽しんだりして日焼けしてしまった方もいらっしゃるでしょう。日焼けはお肌がヤケドした状態のことです。紫外線を浴びることで皮膚が炎症を起こしたり変色したりします。紫外線を浴びた後は保湿するなどお肌のケアが重要です。
日焼けしたお肌にオススメの精油は
・ラベンダー
・カモミールローマン
・カモミールジャーマン
・フランキンセンス
・パルマローザ
・イランイラン
・ミルラ
・パチュリ …など。
ラベンダーやカモミール、ミルラには抗炎症作用があります。また、フランキンセンスは皮膚細胞促進作用が期待でき、パチュリは傷んだ肌を回復させる細胞更新作用が期待できるため日焼けで傷んだお肌にはオススメです。
直接これらの精油を肌につけるのではなく、キャリアオイルにブレンドしてお顔や身体に塗ってケアしましょう。
キャリアオイルは、スイートアーモンドオイルやホホバオイルがオススメです。カレンデュラオイルもお肌や粘膜、血管のトラブルを改善すると言われています。
精油は1滴約0.05mlです。顔に付ける場合はキャリアオイルに対し濃度0.5%(キャリアオイル10mlに精油1滴)で、身体に使う場合は濃度1%以下(キャリアオイル10mlに精油2滴)にしましょう。
乾燥からお肌を守るには

日焼けをしたお肌は乾燥し、保湿が重要になります。ですが、日焼けだけが肌の乾燥の元とは限りません。
冷房も大活躍だった今年の夏。職場やショッピングモール、カフェや電車の中など室内では必ず冷房がかかっていて、夏なのに身体が冷えてしまったという女性も多いでしょう。冷房は身体を冷やすだけでなく、肌を乾燥させてしまうことも。
日焼けだけでなく、この冷房の風で肌が乾燥してしまってなかなか回復しないという方は、ぜひアロマの力を借りてみてください。
お肌の乾燥にオススメの精油は、
・サンダルウッド(白檀)
・ミルラ
・フランキンセンス
・ゼラニウム
・ローズ
・ベンゾイン
・ローズウッド
・ネロリ …など。
ネロリは妊娠線予防にも使われることがあるほど、皮膚細胞成長作用があるとされています。老化肌や乾燥肌に良いです。
ベンゾインはバニラに似た甘い香りがします。冬にはハンドクリームやボディクリームに使うセラピストも多いくらいで、加温効果や血液循環作用で身体を温めるほか、かかとや肘、膝などの部分使いだけでなく乾燥肌にもオススメです。
ローズウッドやサンダルウッドは近年手に入りにくい精油の代表ですが、サンダルウッドは肌を柔らかくしたり保湿効果が期待できるため、古くからスキンケア用として用いられてきました。
キャリアオイルや無香のジェル、ミルクローションなどにこれらの精油をブレンドしてこまめにケアしましょう。毎回その時の気分で精油を変えてもいいですね。
サンダルウッドやベンゾイン、ミルラはベースノートと言って、後々まで香りが持続するので少量のブレンドでも香りが残ります。入れ過ぎに気を付けましょう。
喉の乾燥、痛みにハーブティを

乾燥によって傷んだのはお肌だけではありません。冷房や除湿などのエアコン事情で喉を痛めた方、夏風邪を引いたという方もいらっしゃいます。
エアコンをかけている場所で芳香浴ができるようであれば、
・ティートリー
・ペパーミント
・ユーカリ
・ラベンダー
・フランキンセンス
…などの香りをアロマ加湿器やディフューザーで焚いてみましょう。ゆっくりと鼻から吸うようにしましょう。
アロマだけでなくハーブティでもケアできます。
タイムのハーブは殺菌作用が期待でき、のどの痛みや咳止めにも使われることがあります。ハイビスカスも同様にのどの痛みや、夏の怠さや風邪を引いた疲れを取る疲労回復にも。マロウブルーは気管支炎や咽頭炎、咳に良いとされています。
これらのハーブをシングルやブレンドで、温かいハーブティとして飲んでみましょう。気持ちもリラックスでき、のどの痛みも和らげることができます。
これらのハーブティを飲むのが少し苦手だなという方は、はちみつを少し入れてみましょう。はちみつにも殺菌や抗炎症作用があり、のどの痛みや腫れを取るとされています。
食事のお供やリラックスタイムにぜひハーブティを取り入れてみてください。
いかがでしたでしょうか。
まだ残暑が厳しいとはいえ、季節は夏から秋に。身体も少しずつ移行していかねばなりません。アロマやハーブティでケアをするのももちろんですが、夏の食事や装いをそのまま続けないことも身体に無理をさせないポイントです。
夏の食べ物は身体を冷やします。夏の装いも日中は良くとも朝晩は冷えてきます。日頃のライフスタイルを、少しずつ秋仕様に変えていきましょう。