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夏の疲れをアロマでケア

2016.9.2

陽が落ちるのも早くなり季節は夏から秋へと移り変わろうとしています。 連日の夏の紫外線や冷房でお肌やのどなどは疲れていませんか?きちんとケアできていますか? 今回は、夏の疲れをアロマでケアする方法とおすすめのアロマをご紹介したいと思います。日焼け、お肌の乾燥、のどの不調をアロマを使って癒やされながらケアしていきましょう。

日焼け肌にアロマケア

 

7月、8月は紫外線が強く日焼け止めをしっかりと毎日こまめに塗っていたという方、日焼けを防ぐためにサングラスやつばの広い帽子、日傘やショールなどで対策をされていたという方も多いと思います。

それでも外出したり、アウトドアを楽しんだりして日焼けしてしまった方もいらっしゃるでしょう。

日焼けはお肌がヤケドした状態のことです。紫外線を浴びることで皮膚が炎症を起こしたり変色したりします。

紫外線を浴びた後は保湿するなどお肌のケアが重要です。

日焼けしたお肌におすすめの精油

  • ラベンダー
  • カモミールローマン
  • カモミールジャーマン
  • フランキンセンス
  • パルマローザ
  • イランイラン
  • ミルラ
  • パチュリ

など。

ラベンダーやカモミール、ミルラには抗炎症作用があります。

また、フランキンセンスは皮膚細胞促進作用が期待でき、パチュリは傷んだ肌を回復させる細胞更新作用が期待できるため日焼けで傷んだお肌にはおすすめです。

直接これらの精油を肌につけるのではなく、キャリアオイルにブレンドしてお顔や身体に塗ってケアしましょう。

キャリアオイルは、スイートアーモンドオイルやホホバオイルがおすすめです。

カレンデュラオイルもお肌や粘膜、血管のトラブルを改善すると言われています。

精油は1滴約0.05mlです。顔に付ける場合はキャリアオイルに対し濃度0.5%(キャリアオイル10mlに精油1滴)で、身体に使う場合は濃度1%以下(キャリアオイル10mlに精油2滴)にしましょう。

アロマの力を借りて乾燥からお肌を守るセルフケア

背中マッサージ
 

日焼けをしたお肌は乾燥し、保湿が重要になります。

ですが、日焼けだけが肌の乾燥の元とは限りません。

冷房も大活躍だった今年の夏。職場やショッピングモール、カフェや電車の中など室内では必ず冷房がかかっていて、夏なのに身体が冷えてしまったという女性も多いでしょう。

冷房は身体を冷やすだけでなく、肌を乾燥させてしまうことも。

日焼けだけでなく、この冷房の風で肌が乾燥してしまってなかなか回復しないという方は、ぜひアロマの力を借りてみてください。

お肌の乾燥におすすめの精油

  • サンダルウッド(白檀)
  • ミルラ
  • フランキンセンス
  • ゼラニウム
  • ローズ
  • ベンゾイン
  • ローズウッド
  • ネロリ

など。

ネロリは妊娠線予防にも使われることがあるほど、皮膚細胞成長作用があるとされています。老化肌や乾燥肌に良いです。

ベンゾインはバニラに似た甘い香りがします。冬にはハンドクリームやボディクリームに使うセラピストも多いくらいで、加温効果や血液循環作用で身体を温めるほか、かかとや肘、膝などの部分使いだけでなく乾燥肌にもおすすめです。

ローズウッドやサンダルウッドは近年手に入りにくい精油の代表ですが、サンダルウッドは肌を柔らかくしたり保湿効果が期待できるため、古くからスキンケア用として用いられてきました。

キャリアオイルや無香のジェル、ミルクローションなどにこれらの精油をブレンドしてこまめにケアしましょう。

毎回その時の気分で精油を変えても良いですね。

サンダルウッドやベンゾイン、ミルラはベースノートと言って、後々まで香りが持続するので少量のブレンドでも香りが残ります。入れ過ぎに気をつけましょう。

アロマ&ハーブティでのどの乾燥、痛みケア

ハーブティー
 

乾燥によって傷んだのはお肌だけではありません。

冷房や除湿などのエアコン事情でのどを痛めた方、夏風邪を引いたという方もいらっしゃいます。

エアコンをかけている場所で芳香浴ができるようであれば、

  • ティートリー
  • ペパーミント
  • ユーカリ
  • ラベンダー
  • フランキンセンス

などの香りをアロマ加湿器やディフューザーで焚いてみましょう。

ゆっくりと鼻から吸うようにしましょう。

アロマだけでなくハーブティでものどのケアができます。

タイムのハーブは殺菌作用が期待でき、のどの痛みや咳止めにも使われることがあります。

ハイビスカスも同様にのどの痛みや、夏の怠さや風邪を引いた疲れを取る疲労回復にも。

マロウブルーは気管支炎や咽頭炎、咳に良いとされています。

これらのハーブをシングルやブレンドで、温かいハーブティとして飲んでみましょう。気持ちもリラックスでき、のどの痛みも和らげることができます。

これらのハーブティを飲むのが少し苦手だなという方は、はちみつを少し入れてみましょう。はちみつにも殺菌や抗炎症作用があり、のどの痛みや腫れを取るとされています。

食事のお供やリラックスタイムにぜひハーブティを取り入れてみてください。

いかがでしたでしょうか。

まだ残暑が厳しいとはいえ、季節は夏から秋に。身体も少しずつ移行していかねばなりません。

アロマやハーブティでケアをするのももちろんですが、夏の食事や装いをそのまま続けないことも身体に無理をさせないポイントです。

夏の食べ物は身体を冷やします。夏の装いも日中は良くとも朝晩は冷えてきます。

日頃のライフスタイルを、少しずつ秋仕様に変えていきましょう。

この記事を書いたコンシェルジュ

新垣 静香/アロマセラピスト