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梅雨を楽しむアロマテラピー

2016.6.16

梅雨の時期はまだ少し続きそうです。なんとなく憂鬱になりがちな季節ではありますが、外出が億劫な日は自宅でアロマテラピーを楽しんでみてはいかがでしょうか?今日は雨の日に自宅でできる簡単手作りアロマテラピーレシピを3種類ご紹介します。アロマテラピーアイテム別におすすめの精油も掲載しています。ぜひ、挑戦してみてください。

アロマテラピーレシピ1|童心に返って作る「香り玉」

紙粘土

【材料】
●紙ねんど(お好みで白、カラーなど)
●精油またはアロマオイル

【作り方】
1. 紙ねんどをこねて丸めます

2. 2~3日乾燥させます

3. 乾燥した香り玉にお好きな香りを数滴垂らして飾ればできあがり

【ポイント】

・使用する紙ねんどについて
メーカーによって、乾燥した時に白い粉が出てきやすいものもあります。

紙ねんどではなくても石粉ねんどでも作ることができます。

石粉ねんどの場合、仕上がりがキレイになることもあります。

あるいは小麦ねんどといって、食用の小麦粉からねんどを作ることもできますが市販の小麦ねんどでもOKです。

・色をつける場合
自分で色を付けたい場合は、手作りコスメに使用するカラーマイカや絵の具で色を付けることもできます。

ねんどをこねる時に色を少しずつ調整しながら足していくと上手に色をつけることができます。

残りかけのチークやアイシャドウをビニール袋に入れて粉々に細かくしてねんどに少しずつ混ぜることもできます。

自分で色を付けるのが面倒な場合は、カラーねんどを混ぜると簡単にできます。

白色ねんどと濃いカラーを粗くこねて丸めるとマーブルカラーに、白色ねんどとカラーねんどをよくこねてから丸めるとパステルカラーの香り玉を作ることができます。

・ねんど自体に香りを付ける場合
あとから精油やアロマオイルを垂らすのではなく香り玉そのものに香りを付けたい場合は、よくこねたねんどで小さな器を作り、その中に精油やアロマオイルを1滴垂らします。

オイルが漏れないように周りのねんどで包み、手袋などで手に直接オイルが付かないようにしてさらによくこねて丸めます。

上記の作り方同様によく乾燥させて完成です。ほんのり香りが残ります。

完成した香り玉は、器に入れてリビングや寝室、玄関、トイレなどお好きなところへ飾ってください。

場所によって香り玉の色や香りを変えてもおしゃれですね。

香りが感じられなくなったら、また足してください。

ブレンドしても良いですね。

【玄関におすすめの香り】

  • スイートオレンジ
  • ペパーミント
  • レモン
  • ベルガモット

【トイレにおすすめの香り】

  • ユーカリ
  • ティートリー
  • ジュニパー
  • ラベンダー
  • レモン

【リビングにおすすめの香り】

  • グレープフルーツ
  • ゼラニウム
  • フランキンセンス
  • ローズマリー

【寝室におすすめの香り】

  • イランイラン
  • ラベンダー
  • マージョラム
  • ローズウッド
  • ヒノキ

小さなお子様や認知症をお持ちの方のご家族、ペットと一緒に暮らしている方は、香り玉を間違えて口に入れてしまわないようにお気をつけくださいね。

アロマテラピーレシピ2|手作り「ドライポプリ」

ドライポプリ

【材料】
●自宅で飾っている(咲いている)花の花びら、つぼみ
●ビニール袋1枚
●新聞紙1枚
●精油またはアロマオイル

【作り方】
1. 新聞紙に花びらやつぼみを隣と重ならないように敷き並べてよく乾燥させます

2. 乾燥した花びらやつぼみをビニール袋に入れて、お好みの精油やアロマオイルを数滴垂らします

3. ビニール袋の口を軽く閉めて、花びらやつぼみが崩れない力加減でよく混ぜて香りをつけます

4. 花びらやつぼみに香りがしっかりと付いたら、器やオーガンジー(ガーゼのような小袋)に入れてできあがり

【ポイント】

花の種類によっては、きれいな花びらの形のまま残らず黒ずんできたり黄色くなってしまったりすることもあります。

悪臭を放っていたり色が薄汚れてしまっているものは処分しましょう。

作りやすいのはラベンダーやバラの花です。

特にバラは花びらだけでなく、つぼみがキレイな状態で乾燥させられると、飾った時におしゃれに見えます。

花びらの乾燥はしっかりと行うようにしましょう。

少しでも水分が残っていると、そこからカビが発生したり腐ったりしてしまいます。

しっかりと乾燥させてから香り付けに入りましょう。

アロマショップや手作りハーブなどのお店では保留剤が販売されています。

保留剤に精油やアロマオイルを垂らしてポプリと一緒に飾ると、香りが長持ちします。

保留剤を使わなくても、香りは付けられますが、香りが薄くなってきた場合はまた足してください。

【ポプリにおすすめの香り】

  • ラベンダー
  • ローズ
  • イランイラン
  • サンダルウッド
  • パチュリ

少し重めのある濃厚な香りの方が長く香りを保つことができます。

アロマテラピーレシピ3|私だけのオリジナル「アロマルームスプレー」

アロマスプレー

【材料 30mlスプレーの場合】
●精油(お好みで2~3種類)
●精製水(なければミネラルウォーター)25ml
●無水エタノール5ml
●ガラスのスプレー瓶30mlサイズ 1本
●ビーカーとガラス棒(なくてもOK)

【作り方】
1. ビーカーに無水エタノールを入れます

2. そこへ精油を最大で6滴まで入れます

3. ガラス棒でよく混ぜます

4. 精製水を入れます

5. ガラス棒でよく混ぜます

6. ガラススプレー瓶に移して中栓とキャップを閉めてできあがり

【ポイント】

・ビーカーやガラス棒が無い場合
スプレー瓶に直接入れて作っても大丈夫です。

その場合、スプレー瓶の口の部分が小さいので、入れる時に材料をこぼさないようにお気をつけください。

・精油の量
最大で6滴までにしましょう。

1種類を6滴入れても良いですし、ブレンドをする場合は合計で6滴までにしましょう。

柑橘系の精油(スイートオレンジ、レモン、グレープフルーツ、ベルガモット、マンダリンなど)を入れると少し白っぽく濁りますが気にしなくて大丈夫です。

・精製水、無水エタノール
ドラッグストアやアロマショップなどで購入できます。

精製水は軟質のミネラルウォーターで代用することもできます。

消毒用エタノールもありますが、アロマテラピーでは無水エタノールが適しています。

誤って工業用エチルアルコール(メタノール)を使わないように気をつけてください。

・手順を守りましょう
必ず上記の順序で作るようにしてください。

精油(エッセンシャルオイル)は水には溶けにくい性質があります。

ですが、アルコールにはよく溶けます。

最初に無水エタノール(アルコール)に精油を入れてよく混ぜることでしっかりと精油がアルコールに溶け、馴染みます。

精製水を入れるのはそれからです。

一度に全てを混ぜてしまったり、精製水に精油を入れてから無水エタノールを入れるなどして順序を逆にすると分離したりして上手に作ることができませんので気をつけましょう。

・毎回使う前に
よく瓶を振ってから部屋の中でスプレーしてください。

目や口などに入らないように気をつけましょう。

手作りしたアロマスプレーは、鮮度を保つためにも日の当たらない涼しいところで保管し、できるだけ早く(2週間~1か月以内)使い切りましょう。

【気分転換におすすめの香り】

  • ペパーミント
  • グレープフルーツ
  • サイプレス
  • ローズマリー
  • レモン

【リラックスしたいときにおすすめの香り】

  • ローズウッド
  • ヒノキ
  • サンダルウッド
  • ゆず
  • ラベンダー
  • イランイラン

【集中したいときにおすすめの香り】

  • ユーカリ
  • ライム
  • ジュニパー
  • ペパーミント

いかがでしたでしょうか。

香り玉も、ドライポプリも、アロマルームスプレーも、材料さえあれば短時間で簡単に作れて、自分だけのオリジナルアロマテラピーが楽しめます。

雨の日の外出が憂鬱なときはぜひご自宅で手作りアロマテラピーを楽しんでみてくださいね。

この記事を書いたコンシェルジュ

新垣 静香/アロマセラピスト