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子育て中の転職・再就職 成功するためのチェックポイント

2018.8.27

子育て離職からの再就職や働くママの転職活動は、仕事への熱意と、家庭と仕事の両立をしっかりアピールすることが肝心です!仕事選びや面接の際に気をつけたいポイントをまとめましたので、ぜひご参考ください。

2017年の国民生活基礎調査(厚生労働省)で、働くママの割合が初めて7割を越えたそうです。ワーキングマザーの転職活動や、子育て離職からの再就職はもう当たり前と言っても良いかもしれません。

多くのお母さんが転職・再就職を経験するようになったとは言え、子どもを気にしながらの就職活動や、ブランクのことなど、不安を抱えている人も多いのではないでしょうか。また、子どもがいることで就職先に制限がかかることも事実です。そんな中で希望通りの就職を叶えるためにはどうしたら良いのでしょうか?

今回のコラムでは、子育て中の転職・再就職の際に、気をつけたいポイントをご紹介していきます。今一歩が踏み出せない、なかなか採用されないとお悩みの方は、ぜひご参考ください。

1. ライフスタイルを分析する

仕事を探しだす前に、必ず自分と家族のライフスタイルを点検しましょう。

家庭と仕事の両立のためには、ライフスタイルに合った仕事を探すことが何よりも重要です。特に送り迎えが必要な年ごろの子どもがいる場合には、パートナーや協力してくれる両親などとしっかりと話し合い、役割分担などをあらかじめ決めておくなどしておきましょう。

また、ライフスタイルに合わせて、希望条件についても見ておきましょう。

  • 1日何時間働けるか
  • 何時まで働けるのか
  • どのぐらいまでなら残業できるか
  • 土日は休みたいのか
  • 週何日程度働きたいのか
  • 給与はどのぐらい欲しいのか
  • 熱意を持って働ける仕事はなにか

など、譲れる条件、譲れない条件などをきちんと整理し、仕事選びに役立てましょう。

2. 自分に合った「働き方」を選択する

正社員、契約社員、パート、派遣、業務委託など、美容・健康業界のお仕事でも、さまざまな働き方が選べるようになりました。それぞれの働き方によって、拘束時間や仕事の裁量、給与、安定性などが違ってきますので、しっかりと考え、無理なく、やりがいを持って働ける働き方を考えましょう。

また、ブランクのある状態では、今すぐに希望の働き方で採用してもらうのが難しい場合もあります。契約社員や派遣など、期間の定めのある働き方をした後に、正社員に転職するということもできますので、お子さんの年齢や家族の都合、自分のキャリアプランなどを、少し長いスパンで考えることも必要かもしれません。

▼働き方についてはこちらのコラムもご参考ください。

働き方いろいろ!正社員で働くメリット・デメリット

働き方いろいろ!契約社員の基礎知識

働き方いろいろ!派遣社員の基礎知識

働き方いろいろ!アルバイト・パートの基礎知識

働き方いろいろ!業務委託とは?

3. 子どもに関する質問を想定してしっかりと備える

雇用する側からすると、一番気になるのは子どもの急な病気などでシフトに穴をあけるような状況になることだと思います。

特に指名制のサロンの場合、スタッフが休むと予約がキャンセルになったり、顧客を逃したりということも十分に考えられます。そのため、面接などでは、そのような場合どうするのか聞かれることもあるでしょう。

そんな時、「その時は休ませてほしい」と伝えるのと、「万全の対策をしているが、どうしても無理な時は休ませてほしい」と伝えるのでは、あたえる印象が全く違ってきます。

不測の事態に備えて、両親の助けや、複数の預け先(病児保育室など)の確保、有料のサポート(シッターなど)の登録などをしっかりと準備しておきましょう。

そうしておくことで面接官に聞かれてもしっかりと答えられますし、何より子どものために最善をつくすことにもつながりますので安心して働くことができます。

4. ブランクへの対処

子育て離職からの再就職の場合、ブランクを気にする人が多いと思います。その場合、自分のできること、できないことを見極め、必要に応じて勉強をすることも必要でしょう。

また、離職中の経験も仕事につながることがあります。応募する仕事にはどんなことが必要か、自分の経験はどのように役立てられるかを整理し、伝えられるように準備しておくと良いでしょう。

ただ、サロンワークなどへの転職の場合、会社が十分な研修プログラムを用意していたり、ブランクOK!の求人も多かったりするので、不安な場合はそのようなサロンを選ぶこともできます。

5. 熱意をアピール

子育て中の求職活動の場合、どうしても条件にこだわらざるを得ない場合が多いと思います。

ただ、会社としてみれば、仕事をしっかりやってくれるのか、会社に貢献してくれるのか、ということに最大の関心があることを忘れてはいけません。子どもがいる、いないに関係なく、どうしてこの会社に入りたいと思ったのか、あなたは何で貢献できるのか、その点をしっかりとアピールしましょう。

条件については、応募書類(履歴書の希望条件欄)などに子育て中であることや時間の制限があること(送迎等の都合による勤務時間の希望)などを記載し、あとは会社側から勤務条件の話を出してきた時に希望を伝えるぐらいにとどめた方が良いかもしれません。

6. 働くママにとって働きやすい会社かをチェック!

最近では求人広告で「子育て中のスタッフが活躍しています」や、「育休から復帰した社員が活躍しています」など、働くママに理解があるということをアピールしている会社も多くなっています。ぜひ参考にしてみてください。

また、面接で勤務条件をしっかりと確認するとともに、実際に子育て中のスタッフが働いているか、どのようなキャリアを積んでいるかなどを質問することでも働きやすさが伝わってくるかもしれません。

大手エステサロンなどでは、子育て支援の制度などが整備されている場合もあります。独自の産休・育休制度やベビーシッター制度、子の看護のための休暇制度などです。ただし制度は使われていなければ意味がありません。実際の利用実績なども聞いてみると良いでしょう。


長く働き続けるためには子育てに理解のある会社であるかを見極めることが大切です。そのために、自分にとって何が必要なのか、どんな会社なら働き続けられるのかをあらかじめ理解しておきましょう。

また、子育て中だから配慮してくれと言うのはいただけませんが、面接などで条件のすり合わせや、不安の解消はしっかりと行いましょう。言いづらいという人もいるかもしれませんが、結果的にあなたにとっても雇う側にとっても利益につながるはずですので、勇気を持ってくださいね。

もちろん、仕事への情熱、会社への貢献も忘れずにアピールしてください!

この記事を書いたコンシェルジュ

キャリア編集部

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