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面接の心構え~事前準備とマナー~

2017.8.24

書類選考を突破したらいよいよ面接です。当日自分の言葉で能力や熱意をアピールできるように、事前準備をしっかりと行ってから面接に臨みましょう。今回のコラムでは、準備の方法と面接にふさわしいマナーを見ていきます。

書類選考を突破したらいよいよ面接です。当日自分の言葉で能力や熱意をアピールできるように、事前準備をしっかりと行ってから面接に臨みましょう。

また、お客様と接することが多いビューティー系の職種では、その場にふさわしいマナーができているかは、特に重視されると考えてください。

ポイントを押さえて、隙のない状態で面接当日を迎えられるようにしましょう!

面接前の下準備

面接の時はどうしても緊張してしまい、普段の力が発揮できないという方も多いのではないでしょうか。そんな時は、これでもかというくらいに事前準備をしておくことが大切です。まずは、面接の際の受け答え内容を準備していきましょう。自信を持って面接に臨むためにも、次のことは必ず行ってください。

1.会社研究をおこなう

面接の際に、多くの面接官が次の点について注目しています。

・経験や能力が、求める人材のレベルに達しているか

・職場の雰囲気に合うか

・入社意欲

これらの点を面接で伝えるためには、その企業のことをよく知ること、求める人材像を把握することが大切です。

面接で、「この会社や募集している仕事の事あまりわかってないのかな?」や「職場の雰囲気と合わないのではないか?」と面接官に思われてしまわないためにも、事前に会社研究と、求人内容の把握は絶対です。

また、会社研究をしておくと、その会社に訪問するのにふさわしい恰好なども自然とわかってくるため、当日の自信にもつながりますよ。

会社研究のやり方などはこちらのコラムをお役立てください。

書類選考・面接でライバルに差を付ける 企業研究が大事な理由

2.経歴、志望動機などを事前に整理しておく

経歴、退職理由、志望動機などは面接で必ずと言ってよいほどよく聞かれる質問です。自分が提出した履歴書、職務経歴書を見直しながら整理し、自分の言葉に落とし込んだ回答をあらかじめ準備しておきましょう。

3.面接の流れをシミュレーション

当日面接会場であたふたしてしまわないためにも、受付での挨拶や、入退室の挨拶、自己紹介、質問への受け答えなど、実際の面接の流れをイメージしておきましょう。

受け答えに関しては、声のトーンや話し方、言葉遣いなどに気をつけながら、最低1度は実際に口に出して練習しておくと良いでしょう。親しい人に面接官役をやってもらい、模擬面接を行うのも大変効果的です。

身だしなみのマナー

次は身だしなみについて見ていきましょう。身だしなみは第一印象を左右する重要なポイントです。一番大切なのは清潔感と誠実さが伝わる事。このことを念頭に置いて、しっかりと準備していきましょう。

◆服装◆

スーツで訪問するのが基本です。ただし転職などの場合には、リクルートスーツよりもこなれた印象があるものを用意しましょう。ビューティー系のお仕事ではセンスも重要になってきますので、「自分に似合うもの」をよく理解して用意しましょう。

また、清潔感があるかどうかも大きなポイントです。派手さや流行に走りがちな人は良識・節度ある装いを心がけましょう。

<スーツ>
体形に合ったものを選びましょう。色は黒、紺、グレーなどが一般的です。夏でもジャケットは着用した方が良いでしょう。

ボトムスはスカートでもパンツでもOK。スカートならひざ丈のものを。座ってみてひざの半分ほどが隠れる長さが良いとされています。パンツの場合は、靴を履いてみて、ヒールの付け根が少し隠れるぐらいの丈がベストです。鏡でチェックしておきましょう。

しわや汚れなどはだらしない印象を与えてしまうので特に注意してください。

<インナー>
白いブラウスか、白または淡色のシャツまたはカットソーが清潔に見えます。カジュアルすぎるもの、フリルや装飾が派手なものは控えましょう。白いブラウス+黒・紺のスーツは、就活生に見えてしまうので注意です。

<ストッキング>
肌の色に近い無地のベージュのものを着用します。タイツや柄やワンポイントのあるストッキングなどは避けましょう。

<靴>
黒色のシンプルなパンプスが無難です。派手な装飾があるものはNG。ヒールは仕事のしやすい5㎝程で、ピンヒールではないものが良いでしょう。傷や汚れは厳禁!当日までにしっかりと磨いておきましょう。

<カバン>
もらった書類を折らずに収納できるよう、A4サイズが入るシンプルなビジネスバッグが理想です。ビジネスバッグが用意できない場合には、派手なもの、ブランドロゴが目立つもの、トートバッグやリュックなどカジュアルすぎるものは避けましょう。

<アクセサリー>
結婚指輪と腕時計以外は外したほうが良いでしょう。

◆髪型◆

清潔感を意識した髪型を心がけましょう。お辞儀をした時に顔にかかってしまう場合は耳にかけたり、低い位置でまとめたり、ハーフアップにしたりすると良いでしょう。前髪は目にかかるようなら斜めに流したりセンターで分けたりした方がすっきり清潔に見えます。

カラーは会社によっては完全に禁止ということもあります。求人ページなどに掲載されているスタッフ写真を見て判断しましょう。カラーOKの会社でも、ダークブラウン程度に抑えた方が無難です。

◆メイク◆

ナチュラルメイクが基本です。自然な色のチークやリップで清潔感と健康な雰囲気を作れれば、どんな会社でも好印象を抱かれるでしょう。

つやつやのリップグロスやラメの入ったアイシャドウ、濃いアイライン、つけまつげなど、過剰なメイクは控えましょう。ノーメイクもずぼらな印象を持たれてしまうので避けてください。

◆ネイル◆

職種によって異なります。エステティシャンやセラピストなど手を使って施術する職業の場合には、短く整えておくほうが職業意識の高さが感じられます。ヌードカラーやクリアのものなら、マニキュアをしていても特にとがめられることはないでしょう。ただし、マニキュアがはがれていたり、伸びっぱなしにしているのは問題外です。

ネイリスト志望の方は自分の爪でアピールできることもあると思いますから、清潔感があって美しい、センスの良い爪に整えておくと良いかもしれません。

面接のマナー

最後は面接のマナーについて押さえていきましょう。どんなに面接官の質問に立派に受け答えることができても、社会人としてのマナーがなっていないと、「この人には仕事をまかせられない。」と判断されてしまうこともあります。面接前にしっかりチェックしておきましょう。

1.遅刻は厳禁!5分前には到着する

周辺地図や交通経路、所要時間はインターネットなどであらかじめ調べておき、訪問先には面接時間の5分前には着いているようにしましょう。電車の遅延などで仕方なく遅れてしまう時は、間に合わないとわかった時点で必ず電話連絡を入れてください。連絡先や担当者の名前など、すぐ見られるようにしておくと安心です。

早すぎても会社の迷惑になることもあります。10分~5分前を目安にすると良いでしょう。

2.身だしなみを整える

ヘアスタイルやお化粧は乱れていないか、ストッキングは伝線していないか、スーツにしわや汚れがついていないか、靴は汚れていないかなど、訪問先に着く前に駅やデパートのトイレなどで必ずチェックしておきましょう。また、コートなどは会社に入る前に脱いでおきます。

3.訪問先の近くでも見られているかも

訪問先の最寄り駅や、会社までのルート、会社近くのコンビニなど、どこに応募先企業の方がいるかわかりません。煙草を吸ったり、人前でお化粧を直したりと、一般的にマナー違反だと思われる行為はやめましょう。もちろん、帰る時も気を抜かないようにしてくださいね。

4.受付でも好印象を

受付では、挨拶をして名前と約束の時間、訪問理由、担当者の名前などを告げましょう。ここでも、会社の人に見られていることを忘れずに、印象が良い態度を心がけましょう。

例「お忙しいところ失礼します。本日○時に面接のお約束をさせて頂いております○○と申します。恐れ入りますが、人事部の○○様にお取次ぎいただけますでしょうか」

また、すれ違った社員の方にも、軽い会釈などをしておいた方が良いでしょう。帰り際も同様です。

5.待機中も気を抜かない

控室などで待機している場合、スマートフォンなどをいじったりせず、静かに過ごしましょう。面接のための資料や会社の資料などを読み、面接に備えるのが良いでしょう。

携帯電話やスマートフォンの電源、時計のアラームなどを切っておくのも忘れずに。

6.入退室&挨拶のマナー

面接官が待つ部屋に呼ばれた場合、ノックを2~3回して応答があったら入室します。逆に面接官が来るのを部屋で待つ場合、面接官が入室してきたら、立ち上がって定位置に着くのを待ちましょう。お互いが定位置に着いたら深く一礼して明るく「よろしくお願いします」と声を掛けます。面接官から「どうぞ」とすすめられたら着席してください。

面接が終了したら、椅子の脇に立って「どうもありがとうございました」と一礼しましょう。退室の直前にもう一度一礼。ドアの開け閉めは静かに行いましょう。

7.面接中の態度

背筋を伸ばして着席したら、面接官の目を見てはきはきとした口調で受け答えしましょう。緊張してしまうのは仕方ないですが、自信が無いように見えるのはNG。明るさ、笑顔、人当たりの良さがポイントです!

面接の基本はコミュニケーションです。相手の話をよく聞くことから始め、落ち着いて何を聞かれているかをしっかり理解した上で質問に答えましょう。質問には短く、簡潔に、自分の言葉で答えられるように事前に準備しておきましょう。

自分から質問をする場合には、求人ページなどにすでに書いてある事についての質問は控えましょう。賃金や労働条件について質問する場合には、ある程度職務に関して話し合った面接の後半部で行うことが望ましいでしょう。

中途採用であっても、未経験者を採ることが多いビューティー系のお仕事では、社会人として当たり前のことが当たり前にできるということが何よりも重要かもしれません。


面接官は決して敵ではありません。知ったかぶりをしたり、自分を大きく見せたりする必要はありません。

どんな態度を取れば良いのかわからなくなってしまった時は、自分が一緒に働きたい人はどういう人かを想像するとわかりやすいかもしれません。

そして一緒に働きたいと思ってもらえるように、事前準備を万端にして、ありのままの自分で入社意欲を伝えてくださいね。

この記事を書いたコンシェルジュ

キャリア編集部

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