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働き方いろいろ!アルバイト・パートの基礎知識

2018.9.18

家庭優先だけど空いた時間を有効活用したい!再就職は無理せずパートから…など、さまざまな理由からアルバイト・パートとして働くことを希望する人は多いのではないでしょうか?今回はそんなアルバイト・パートの基礎知識やメリット・デメリットなどをまとめてご紹介していきたいと思います。

アルバイト・パートとは?

一般的に「アルバイト」や「パート(パートタイマー)」という雇用形態は、勤務先の会社から直接雇用されている期間に定めのある労働者(非正規雇用)のうち、正社員に比べ1週間の所定労働時間が短い「短時間労働者(パートタイム労働者)」のことを指します。

アルバイト、パートの呼び方に関し、法律上は特に名称の区別はされてませんが、会社によっては便宜上、学生やフリーターのパートタイム労働者=アルバイト、主に主婦層などのパートタイム労働者=パートという風に使い分けていることも多いようです。

・勤務先企業から直接雇用されている

・給料は時給で支払われることが多い

・正社員よりも1週間当たりの所定労働日数、所定労働時間が少ない

・雇用期間が定められている雇用契約

このような雇用形態の場合、求人などではパート・アルバイトとして募集されていることが一般的です。

アルバイト・パートの基礎知識 フルタイムとの違いは?

正社員であっても、契約社員であっても、アルバイト・パートであっても同じ労働者には変わりありません。そのため、労働時間、休憩時間や有給休暇、残業手当や深夜手当などが定められている労働基準法が適用されます。

また、パートタイム労働法により、労働条件の明示や差別的取り扱いの禁止も定められています。

パートタイム労働法の対象
1週間の所定労働時間が同一の事業所に雇用される通常の労働者の1週間の所定労働時間に比べて短い労働者

ただし、フルタイム社員(非正規含む)と比べ、アルバイトやパートの方は勤務日数や勤務時間、月額賃金が少ない場合が多いため、社会保険に加入できなかったり、有給の付与日数が少なかったりということもあります。その点は注意しておかなければなりません。

【パートタイム労働者への労働法の適用】

●最低賃金

最低賃金法に基づき定められた最低賃金が適用されます。

●時間外・休日労働

法定労働時間、割増賃金ともに、一般の労働者と同じ。

●年次有給休暇

所定労働日数により比例付与。

※週所定労働時間30時間以上、週所定労働日数5日以上の場合一般の労働者と同じ。

●育児休業・介護休業

パートタイム労働者が申し出た場合、一定の要件を満たせば、育児休業・介護休業を取得できます。子の看護休暇、勤務時間の短縮等の措置も同様。

●雇用保険

以下の3つの条件をすべて満たしている場合、被保険者となる。

  • 31日以上雇用見込みがある
  • 1週間の所定労働時間(契約上の労働時間)が20時間以上である
  • 学生ではない(卒業見込みがある・定時制は除く)

●労災保険

一般の労働者と同様に労災保険による補償を受けることができます。

●健康保険・厚生年金保険

加入条件を満たしている場合、被保険者となる。

加入条件は(1)または(2)のどちらかを満たしていること。

(1)以下の全てに該当した場合

  • 週の所定労働時間が20時間以上であること
  • 賃金月額が月8.8万円以上であること
  • 1年以上の使用されることが見込まれること
  • 従業員501名以上(厚生年金の被保険者数)の勤務先で働いていること
  • 学生でないこと(※夜間や定時制など、学生でも加入できる場合もある)

(2)週あたりの勤務時間が正社員の4分の3以上、もしくは、月あたりの勤務日数が正社員の4分の3以上

●解雇の制限

パートタイム労働者であっても自由に解雇することはできません。契約期間内は、原則として解雇禁止。雇用側は解雇の予告、雇止めの予告や理由の明示する必要があります。

アルバイト・パートで働くメリットは?

何と言っても働く時間を選ぶことができる点です。9時から15時などの仕事を選べば、子どもの帰宅時間や送り迎えに間に合うように働けます。また、シフト制の場合はあらかじめ伝えることで私的な用事でシフトを変わってもらうことも可能です。趣味や家庭を大切にしたい人にはぴったりです。

時間内に終わらせられる業務を割り振られることが多く、働きたいけれど、残業や出張は無理…と思っている人も安心して働けるのではないでしょうか。※

さらに、他の雇用形態と比べて、採用されやすいという点も挙げられます。求人自体も多いのですが、未経験歓迎求人も多く、未経験の業界、職種にチャレンジしたい方や、ブランクがある方にもチャンスが多い点も注目したいです。

・働く時間に融通が利く

・休みやすい

・仕事の選択肢が多い

・未経験歓迎の仕事が多い

・ブランクなどがあっても挑戦しやすい

・扶養の範囲内で働きたい場合に調整してもらえることも

・転勤や出張、残業などの心配がない(少ない)

・副業や掛け持ちがしやすい

※心配な場合、シフトの申請方法や、業務内容、残業、出張の有無などを事前に確認しておきましょう。

アルバイト・パートで働くデメリットは?

まず考えなければいけないのは、収入の面です。アルバイト・パートの場合、時給や日給で賃金が支払われることが多いため、休んだら休んだ分だけ給与は減ってしまいます。長期休暇を取る場合などは覚悟しなければなりません。

また、時給自体も他の雇用形態と比べ低い傾向にあります。休みの取りやすさや働く時間を選べることを考えたら仕方のないことかもしれません。

他にも、賞与や退職金、昇給、住宅補助などの福利厚生は正社員限定という会社は多く、正社員の経験がある人は特に差を感じてしまうかもしれません。

収入以外でも、アルバイト・パートの場合責任のある仕事やポジションを任せてもらえないことも多く、物足りなさを感じてしまう人もいるかもしれません。

そんな場合には、将来フルタイムで働ける状況を見越して正社員登用制度がある会社を選んでみると良いかもしれません。(制度の内容、条件、実績があるかどうかも確認しておきましょう!)

・給与が安定しない、昇給が無い可能性

・雇止めなどの心配がある

・賞与や退職金などが支給されないことが多い

・社会保険や福利厚生の面で正社員より不利になることも

・責任あるポジションや仕事を任されにくい

・社会的な信用が弱い(ローンやクレジットカードを作るときなど)

アルバイト・パートで働くなら…

収入や雇用の安定性では正社員に及びませんが、自分のライフスタイルに合った働き方ができるという点がアルバイト・パートで働く一番の魅力ではないでしょうか。

とは言え、雇用条件などの確認はしっかりと行うようにしてくださいね。


最近ではアルバイト・パートをはじめとする非正規社員の労働条件などが見直されつつあります。会社によっては、アルバイト・パートであっても賞与や昇給が明示されていることもありますので、ぜひビューティーコンシェルキャリアで探してみてください!

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キャリア編集部

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