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厚塗りのベースメイクはNG!素肌を健やかに保つおすすめベースメイク

2015.6.10

おすすめベースメイクアイテム5選!肌トラブルに悩まされ、なかなか厚塗りの習慣がやめられない、という人におすすめなのがBBクリーム、CCクリームです。今日は、肌への負担感が少ないのにしっかりカバー&肌のトーンをアップさせてくれる優秀ベースメイクアイテムと素肌を健やかに保つために考えるべきメイク法をご紹介します!

厚塗りベースメイクは老化を促進する老けのもと

美容業界に10数年いますが、その中でもいろいろな流行がありました。

例えば眉だったら細眉ブームから太眉、上向き眉。アイラインだったら猫目ラインや目尻を長くする切れ長ライン。

色の傾向もあります。春はパステル などのシアーなもの、夏はキラキラのゴールド系、秋はモーブやスモーキー色…など。

今はその限りではありませんが、その年によってリップが目立ったりチー クが台頭したり、とさまざまな流行があるのです。

そして「ベースメイク」も同じく流行があり、「艶肌」「桃肌」「フォギー肌」「作り込まれた肌」など。

最近は「艶」はもちろん、しっかりと肌のアラはカバーしながら薄づき、というカバー力と透明感を両立するような方向で落ち着いてきています。

でも、その流行とは裏腹に「厚塗り」という傾向は常に問題として挙げられてきました。

「毛穴レスになりたい」「しみが気になる」「素肌を完璧にカバーしたい」などなど。

私から見ると、どうしてこんなに素肌がきれいなのに!と思う女性も、ものすごく厚塗りをしている方がいて、とてももったいないことだな…といつも思っていました。

というのも、厚塗り=美しく見えると思っている方が多いのですが、実はそうではないからです。

今まで私はSNSなどを通して「厚塗りは老けのもと」と声を大きくして伝えてきましたが、一向に浸透していません。

某誌の編集長も「いくら雑誌で“薄づき肌”を奨励してもなかなか定着しない」とおっしゃっていました。

どうしてここまで女性は厚塗りに固執するのでしょうか。

ストレスからくる肌トラブルと重ね塗りベースメイク

そこには、肌自体に問題を抱えている人が非常に多い、という背景があると思います。

今の10代、20代の肌は、その年代特有の思春期ニキビはなく、皮脂が少なく非常に乾燥しています。

「オイリー肌」というカテゴリーは今も一応ありますが、ニーズは以前に比べて少なくなったような印象がありますし、実際に読者と話しても「オイリー肌」と 答える人は数年前からぐっと減った印象がありました。

これにはさまざまな要因が考えられますが、「過激なダイエットによる水分、油分不足」「間違ったスキンケ ア」「ストレス」などが主な原因だと思われます。

小中学生ですでにスマホを持ち、SNSなどによる人間関係からくる心への負担は膨大です。私たちの中学生だった頃とは、格段に社会環境が違うことに加え、環境ホルモンや食事などによって生理が早まるなど、身体的な問題も挙げられると 思います。

結果、本当ならば一番美しい時期を迎えるはずの肌がぼろぼろになり敏感に傾く、身体の調子を落とすという負のスパイラルに陥ってしまうのです。

そして20代には乾燥からくる複雑な大人のニキビも勃発します。そうするとどうしても隠したくなり、下地、コンシーラー、ファンデーション、フェイスパウダーを、説明書に書かれている適量を越えてどんどん重ねてつけていきます。

メイクは引き算をうまくすることでぐっと抜け感が出てくるのにも関わらず、とにかく重ねて重ねて、素肌を見えないようにしてしまうのです。

厚く塗るとクレ ンジングもきちんとしなければならなくなりますが、間違った洗い方をしてしまうと、肌をさらに傷めてしまい、悪循環となります。

社会に出る とストレスはますます肥大し、今度は「結婚はどうするのか」「働きながら子どもを産めるのか」「仕事はどうするのか」など、人生を決めるような重要な課題 を突き付けられることになり、悩める20代・30代を送ることとなってしまいます。

さまざまなストレスからホルモンバランスが崩れがちな人は非常に多く、ただ でさえ肌荒れを起こしやすい年代なのに、これでは素肌を生かした美しいベースメイクができるはずがありません。

ベースメイクはBB、CCクリームを上手に使って厚塗りから脱却

肌トラブルに悩まされ、なかなか厚塗りの習慣がやめられない、という人におすすめなのがBBクリーム、CCクリームです。

BB クリームとはBlemish(傷を補う)Balm(バーム)の略で、もともとはレーザー治療の後の敏感な肌にも使えるクリームとして開発されたものです が、日本ではどちらかというと下地や美容液、ファンデーションなど多機能な役割を一度でこなすベースメイクアイテムという意味合いのものが多いかもしれま せん。

CCクリームはColor Controlという意味合いのものが多く(ブランドごとに少しずつ定義が違うようですが)肌色を明るくしてトリートメントしながら紫外線を防ぐ、といっ た共通点をベースに発売されています。

なぜこのクリームたちがおすすめなのか。そもそもこのBBクリームが発売された時に人気を博した理由 は「時短」というのがキーワードになっていたと思います。ですが、昨今のBB・CCクリームは肌自体を美しくしてくれる機能に優れており、さらに今年のものはカバー力もついているということがポイントなのです。

 

おすすめのBB、CCクリーム

(右から)
■ジャスミンアロマティーク オーガニックプライマー アイボリー
こちらは、香りもハーバルで肌への負担感が少ないので肌が弱まっていると感じる時などに登場させています。これを下に塗りお粉だけで仕上げてしまうこともあります。

■ヘレナ ルビンスタイン リプラスティCC+ 001
今 一番ヘビロテしているのがこちら。カバー力が本当に素晴らしいのに、膜感を感じさせないテクスチャーと伸び、フィット感、どれをとっても秀逸で「肌が ちょっと落ちているな?」という時は迷わずこちらを手に取ります。こちらはひと塗りできれいになじんでくれるので、何度も何度も重ねてしまう厚塗り癖のあ る方にもぜひ使ってほしいです。

■ボビイ ブラウン CCクリーム SPF35 01
40代になったら、どんどん活用してほしいのが、このようなアイテムです。手にとるとうっすらピンク紫のようなクリームで、肌のトーンをアップさせてくれます。カバーよりも肌トーンをアップする方が実は美肌の近道なんですよ!

■SK-Ⅱ オーラアクティベーターCCクリーム
これはくすみの気になる人、透明感をよりアップさせたい人におすすめの1本。しっかりと肌に密着させてなじませるのがポイントです。毛穴が上手に隠れるのでつるんとした質感に。先ほどのCCクリームでもお話しした「美肌感」に欠かせない肌トーンも上がります。

素肌をさらけ出したくない心理と厚塗りベースメイク

basemake2

美肌を持っているのにも関わらず、ベースメイクを厚塗りにしてしまう理由として、肌の状態を悪くする社会背景があると書きましたが、もうひとつ。

自分をさらけ出すのに抵抗がある、オープンにすることに慣れていない日本人の特性がメイクにも現れていることが挙げられるのではないかと思います。

素肌を見せる=自分のすべてを見せる、というような感覚になる、と考えている方が多いのではないでしょうか。

今では少しずつ変わってきているのかもしれませんが、協調性が重んじられる日本では、「出る杭は打たれる」という言葉があるように、ぐいぐい前に押し出ることは歓迎されない風潮があります。

社会のルールや昔からのしきたりに縛られる保守的な考え方が蔓延していて、社会的な見栄、立場、などいわゆる「世間体」に振り回されている人が大勢いるように感じます。

ひと昔前までは、「こうでなければいけない」という理想像の支配下に置かれていて、そのことに疑問も持たなかった時代が何年もありました。

そんな矛盾だらけの社会の中で、無意識的にメイクで自分をカバーして(隠して)いる。

ファンデーションで素肌を覆った瞬間に、自分の気持ちも閉じ込めてしまう。

そんなメイクをする人が大勢いて、それがいつまでも払拭できていないのではないかと思うのです。

こうしてはいけないが肌状態を苦しめる

私の例で言うと、中学生の時にすでに頬の赤みを帯びて気にしていた私は、ティントカラーをこっそりと塗り始めていました。それは自分の肌の赤みが恥ずかしくて、どうしても隠したかったからです。

今ではその赤みもひとつの個性と捉えて、その赤みを生かすようにメイクしようと考えたかもしれませんが、当時は人と違うことがすごく嫌だった。

思春期に、にきびで肌が大荒れしていた時も、とにかく隠したくて仕方がありませんでした。平静を装いたかったので、厚くメイクをしてカバーし、周囲に相談したことはありませんでしたが、実は相当悩んでいました。

大学生になって、ニキビも落ち着き、たくさんのブランドを試すようになり、やっとメイクを楽しめるようになりましたが、再び25歳、仕事のストレスで大人のニキビという難題を抱えました。

その時は美容ライターとしてこうであってはならない、とにかく自分が悪いのだと自分自身を追いつめました。

クリニックやサロンを渡り歩く中で、にきびは一向によくならないままに表面のメイクはどんどん濃くなり、ストレスからホルモンバランスも心も生活も乱れていきました。

それでも自分の生活のために、仕事に没頭する。幸いだったのは仕事はやりがいがあり、プライベートもそれなりに充実していて楽しかったことです。

でも、奥底に問題を閉じ込めながら、仮の顔をかぶって過ごしていたこの生活スタイルが、よかったとは今でも思えません。

美容の優先順位を考えてメイクを楽しむことが大事

きれいな肌であれば、ベースメイクも厚塗りにする必要もなく、さらにメイクもヌーディメイクからナチュラルメイク、モードメイク、と幅広く楽しめます。

しかしかつての私もそうでしたが、ベースメイク&カラーメイクを「武器」として身につけることで、本当の自分をしまい込んでいる方が多くいらっしゃいます。

そして、ストレス社会にさらされ、肌がどんどん荒れ、何ものせられなくなってからようやく肌にとっての本当の優先順位~心と身体のバランス、スキンケア、それからメイクアップ~ということに気づくのです。

大切なのは心と身体で、心身が健やかになれば、肌の状態はついてくるものなのです。

残念ながら私が、こういった美容の優先順位について疑問を持ったのは、ずっと後。

もちろん、そのことをわかっている方もたくさんいらっしゃると思います。

肌は健やかさのバロメーター

自分を押し殺して演出したベースメイク&カラーメイクではなく、自分をもっと生かしたメイクや美しさを追求する時代になってきていると思います。

そのために、まず厚塗りベースメイクからの脱却が不可欠。

まず自分と向き合い、どういう姿になりたいかということを自分自身で理解すること。そういった理想的なメイクをするにはまずメンタルと向き合うことが必要です。

毎日するベースメイクだからこそ、いい加減にしてしまっている人が多いのでは?と思います。知らず知らずのうちに厚く塗っていることに気づかない人も多いのでしょう。もともと美しい肌質を持っているのにもったいないと思います。

もっと美しくする術はあり、少し変えるだけで、メンタルも変わり、行動も変わり、人生も変わるかもしれませんよ。

肌は自分自身の健やかさのバロメーターだということを、ぜひ心に留めておいてください。

そしてそのためにはまず、肌を作るための健康的な生活、メンタルが必要。そのためのケアが必要だということ。

心と身体はつながっている、ということの重要性を改めて感じている今日このごろです。

この記事を書いたコンシェルジュ

久保直子/ビューティジャーナリスト 久保直子/ビューティジャーナリスト

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