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肌の不調は、洗顔を見直して!!化粧品の使い方は自分なりのルールを作るのが大切です!

2018.7.10

乾燥肌の負の連鎖から抜け出すには洗顔を見直すことが一番!夏の私のスキンケアは、朝は化粧水だけ。夜は洗顔後に化粧水と目の周りにクリームだけ。全く女子力無さげなケアですが、肌に優しい洗顔を行っているので夏場はこれで十分なんです。大切なのは常識よりも自分なりのルールで化粧品を使いこなすこと!使いこなしのヒントをお伝えします。

鏡と女性

すでに夏真っ盛りな日本ですね。

この時期、私のスキンケアといえば毎日朝は化粧水だけ。

夜は洗顔後に化粧水と目の周りにクリームだけ。

全く女子力無さげなケアですがこれ以上つけるとかえって調子が悪くなる。

アラフィフという年齢を考えれば、普通、それでは足りない人のほうが多いかもしれませんね。女性は40代半ばごろから極端に肌が乾燥するのを感じる人が多く、夏でもエアコンで冷えて肌にツヤが無くなるため、この時期でも保湿の高いものを使っているという人も多いでしょう。

さらにケミカルコスメを使っている人は慢性の乾燥肌から抜け出せない…。

過剰なケアで肌荒れの悪循環に。改善したきっかけは自分ルールを作ったこと

今だからこそ言えますが、私の場合、30歳頃は乾燥がひどく、アレルギー肌で赤み、かゆみもあって、ところどころシミや肝斑(かんぱん)、小さなイボ、唇の血色の悪さなどが目立ってきていて…

それはもう、当時は必死でスキンケアをしていたものでした。

使っていたのはスキンケアもメイクアップ製品も、流行の大手ブランドの化粧品。アイテム数もクレンジングからクリームまでフルライン。

さらにオプション的なスクラブやマスクなども、肌に染みるのもお構いなしに、やれば良くなると信じて当たり前のように使っていました。

そうそう!

エステで買わされたお高いイオン導入機も!

これはあきらかに使いすぎ。今思えばゾッとするケアです。

現在のように年齢を重ねても、化粧品をあまり使わずにケアができるようになったのは、自分なりのルールを作ったことが大きなきっかけでした。

自分のルールを見つけるためにまず始めること。注目は「洗顔」

さて、化粧品の使い方ルールはいろいろな方向から探し出すことができますが、まず何から行うかというと、現在使ってる化粧品をすべて並べることから始めます。

まずはスキンケアのすべてと、ベースメイク(ファンデーションやフェイスパウダー)まで。

さあ、チェックです!

あなたは以下のアイテムをいくつ使っているでしょう。

  • クレンジング
  • 洗顔
  • 化粧水
  • 美容液
  • クリーム
  • オイル
  • アイクリーム
  • スクラブ
  • マスク
  • 日焼け止め
  • ベースクリーム
  • ファンデーション
  • コンシーラー
  • フェイスパウダー

とくに注目したいのは、「顔を洗った後にいくつのアイテムを使っているか」です。

ここで、乾燥するから潤いを高めようとたくさんの製品を使ってはいないでしょうか?

しかもたくさん使っているにもかかわらず、乾燥を感じていたりしませんか?

この場合、あなたは

  • クレンジングと洗顔を両方使っていないですか?
  • 肌がキュッとなる洗浄力の高いクレンジングを使っていないですか?
  • 石けんで洗っている場合は、パーム、パーム核、ヤシ、ココナッツなどの油分が先に書いてあるものを使用していないですか?
  • 朝も洗浄剤で洗顔していませんか?
  • ピーリング効果のある、酵素系のもので洗顔していませんか?
  • ぬるぬるの残る液体やジェルの洗顔料を使っていませんか?

実はこれ、全てクレンジングと洗顔についての問い。

もし、上記に心当たりがあるなら洗いすぎていたり、肌に負担をかけていたりするかもしれません。

スキンケアの使いすぎの原因は、落ちにくいメイクと強い洗顔類によるもので、洗いすぎればその後のスキンケアは当然増えるはずなのです。

洗顔が変わることがスキンケアの第一歩。そこからルールを作り出していきます

さて、先ほどいくつか挙げた中の最後の一つ、「ぬるぬる感の残る液体やジェルの洗顔料」は、センシティブな肌質や赤ちゃんにはあまりおすすめしたくありません。

TVでも潤いの残る洗浄剤としてボディソープなどのCMをやっていますが、どんなに優しいとうたっても、潤いが残ればそこには合成界面活性剤も残ります。

クリームなどのつけたままを前提とした製品に配合する界面活性剤と、洗浄で配合する界面活性剤は性質が違うものもありますから、肌に残したくないものはきちんと洗い流せることが大切なのです。

万が一すすぎが不十分でぬるつきを残したままにしてしまったら、界面活性剤の作用はそのまま残り、乾燥やかゆみ、肌荒れを引き起こす可能性もあります。これはボディソープなども同じです。

オーガニックコスメやナチュラルコスメを使用している人なら、オリーブ、マカダミアナッツ、アボカド、ツバキ、アーモンドなど「オレイン酸」を多く含む手作り石けんのようなもので洗顔をしていただいたほうが、きちんと汚れを落としながらも洗いすぎを防ぐことが可能となります。

ちなみに思春期のニキビが出来やすい時期にはパーム、パーム核、ヤシ、ココナッツなどがメインのしっかりと洗浄してくれる石鹸を使うのがおすすめです。

ただし、これらの油分をベースにしたものは硬く、泡立ちもよく、しっかりと洗顔できますが、エイジング年齢層や乾燥肌には不向きです。

このように、石鹸一つとっても大きな違いがあるのです。

ただし、あくまでもケミカルコスメのメイクは石鹸で落ちないものがほとんどですから、その辺は強いクレンジングでなければ落とせないことを覚えておきましょう。

しかし私のコラムで今までもお話してきたことですが、実はここが肝心で、ケミカルな洗浄力の高いクレンジングや洗顔料は、慢性の乾燥肌を引き起こしかねないですから、ここを抜け出さないと健康肌は手に入りません。

優しい洗顔利用でも取れるメイクに切り替える。

これが大切なのです。

洗顔が変わるとスキンケアは余計なものを使わなくて済む!

ファンデがナチュラルに変わると、クレンジングや洗顔をマイルドなものに変えられます。

すると、お風呂から出てもこの時期ならツッパリ感を感じないはずです。これだけでも乾燥が良くなる人もいますが、センシティブな肌質の人は、スキンケアもルールを決めてみるのがおすすめです。

例えば化粧品の成分の中でとかく「経皮毒」をうたわれるのは、「合成界面活性剤」や「防腐剤」、「着色料」、「香料」などでしょう。

たしかに普通の健康肌でも過剰に摂取するのはおすすめではないですが、センシティブ肌には特に合成界面活性剤の使用量についてよく考えてケアをすることをおすすめします。

単純に「使わない!!」ということではなくて、使う量を少なくしていくということです。

たとえば、クレンジングや洗顔も、洗うものは界面活性剤入りが多いですよね。

そこに来て、保湿を賄うスキンケア製品も、実は化粧水、美容液クリーム、パックなどと、全てに界面活性剤が使われていることが多いのです。

これは、界面活性剤により、成分同士がきちんと混ざり安定するからという理由だけではなく、界面活性剤が肌への浸透感をより早くして、肌を柔らかくする感触を高めていくなどといった目的でも使われるからです。

でも、界面活性剤は、少なくとも植物由来であっても血中に入っていきます。

だから過剰に使わなくてもケアできる製品に変えていくことで、界面活性剤の使いすぎによる慢性の乾燥肌や、かぶれやすい肌に刺激を与えるリスクを減らすことが可能なのです。

過剰に界面活性剤を使わないのが肝心。でも、あえて使うならこのコスメ

オーガニックやナチュラルコスメはシンプルな成分構成のものがたくさん存在します。

たとえば化粧水やジェル美容液。こうした製品は界面活性剤無しでも素晴らしい製品が多く見つかります。

そこで、唯一界面活性剤が使われているアイテムを選択するなら、クリームに使うと効果的でしょう。肌を滑らかに整え、ツヤと潤いが高まって肌の乾燥を防ぐことができます。

そして何よりも、こうしたケアを続けていくと、自らの肌の潤いが戻り、余計な化粧品など使わなくても十分保湿が保たれる美肌を手に入れることが可能なのです。

化粧品は単純に使えばきれいになるというものではないのですね。

肌に負担をかけず、足りないものを上手に補ってこそ、自らの健康肌が維持できるのだと思います。

この記事を書いたコンシェルジュ

小松和子/ナチュラルコスメプロデューサー