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日本の薬湯十二ヵ月 ー10月 生姜湯ー

2017.10.1

季節に合ったさまざまな薬湯をご紹介するシリーズ「日本の薬湯十二ヵ月」。10月の薬湯は生姜湯です。美味しいだけでなく身体を温める効果がある食材として生姜人気は高いですよね。肌寒さと共に秋の訪れを感じる季節には、冷え性改善効果もある生姜を使った生姜湯はいかがでしょうか。

日本の四季の中で一番美しい季節は?と聞かれて「秋」と答える方も多いのではないでしょうか。

私は、空気がひんやりとして、日差しが優しいこの季節がとても好きです。

このところ涼しいを通り越して寒いと感じる日も多くなってきました。そんな季節の変化に体を馴染ませていくことが健康のために大切なことなのでしょう。

今月は、冷え性の改善にも効果的な、生姜の薬湯をご紹介します。

生姜湯の体を温める効果を健康にお役立てください。

生姜の特徴と歴史

生姜は、ショウガ目ショウガ科ショウガ属の多年草で、熱帯アジアが原産です。

葉がついた若い根茎は、「葉生姜」や「筆生姜」と言われ7月から8月に収穫されます。

子供の頃「谷中生姜」が食卓に出ていたのは夏だったように記憶しています。当時は辛くてあまり好きではありませんでしたが、大人になると好きになるものですね。

よく使われる「根生姜」は、1年中スーパーに並んでいるので旬の季節がわかりにくいのですが、10月から11月が収穫期。これからが新鮮な美味しい生姜が食べられる季節です。

今では日本人の食生活に欠かせない生姜ですが、いつ頃日本にやってきたのでしょうか?

平安時代の書物に「はじかみ」として登場していることから、日本に入ってきたのはそれ以前だったと考えられています。

「はじかみ」はもともと山椒の事でしたが、味が似ていることからそう呼ばれていたそうです。生姜と呼ばれるようになったのは室町時代から江戸時代にかけてのこと。

ずいぶん長く私たちの生活と共にあるのですね。

生姜の生薬としての効果

生薬として使われる場合、生の生姜を「生姜(ショウキョウ)」、乾燥させたものを「生乾姜(ショウカンキョウ)」、蒸して乾燥させたものを「乾姜(カンキョウ)」と呼ぶそうです。

それぞれに効果の違いがあり、他の生薬と組み合わせて使われます。

生姜(ショウキョウ)は風邪をひいた時など一過性の冷えに効果的で、乾姜(カンキョウ)は根本的な冷え性などの改善に役立つとされています。

生姜の効果

生姜の効果をご紹介します。

  • 血行をよくし体を温める。冷え性や肩こりの改善に役立ちます。
  • 殺菌作用。食中毒の防止に役立ちます。生ものを食べるお寿司にガリが付いてくるのも納得です。
  • 吐き気止め。乗り物酔いや、つわりの吐き気止めに役立ちます。ただし妊婦さんは摂取のし過ぎに注意が必要です。過度に刺激をすると流産の危険性がありますので適量摂ることをお勧めします。

生姜薬湯の作り方

  1. 生の生姜を1mm~2mmくらいの厚さにスライスする。
  2. 天日干しにする。
  3. 完全に乾いたらティーバックや布袋に入れてそのままお風呂にいれる。少し揉みながら入浴すると良い香りが広がります。

乾燥させずにそのまま使用することもできますが、刺激が強い場合があるので注意が必要です。乾燥させたものを使う場合にも、皮膚の弱い方には刺激が強いかもしれませんので、手浴などで試してからお使いください。

生姜薬湯の効果

生姜の薬湯には以下のような効果が期待されます。

  • 体を温める
  • 血行の促進
  • 抗炎症作用
  • 殺菌作用
  • 消臭作用

これからの季節、女性はブーツを履くことも多くなります。足のムレによる気になる臭いや殺菌に生姜薬湯は効果を発揮してくれるでしょう。

また、背中ニキビなど普段お手入れが難しい箇所も殺菌して炎症を抑えてくれます。


普段身近にある食材にもたくさんの薬理効果があります。

食べ合わせの妙だけではなく、お風呂や湿布など、生活の様々なシーンで活躍してくれる植物たちは、私たちの生活を豊かにしてくれます。

生姜の薬湯を、冬に向かう体作りにぜひ役立ててみてください。

この記事を書いたコンシェルジュ

佐佐木景子/アロマプロデューサー