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バラはすべての女性を応援してくれる ~ ローズの精油に隠された秘密

2016.5.19

ローズの精油にはどのような効果があるのでしょうか?5月から6月にかけて咲くバラの花。クレオパトラやナポレオン夫人など、古くから多くの女性に愛されてきました。そんなバラから作られるローズの精油には実は女性に嬉しい効果がたくさんあるんです。今日は、ローズの精油に含まれる成分や女性の心と身体に対する効果などをご紹介します。

ピンクのバラ

5月中旬から6月にかけて咲くバラの花。

古代ローマ人のバラ好きは有名です。

バラの花びらを部屋中に敷き詰めたり、入浴の際に風呂に浮かべたり、お菓子に使ったり、香水にしたり…

さまざまな方法で贅沢に使っていました。

ローズ精油1滴は、なんとバラの花びら200枚分!

オレンジ バラ

バラの精油は「精油の女王」といわれています。

アロマショップに行くと、ローズ精油は瓶の中にある精油量が少ないのに高価であることがわかります。

実は、バラの香り成分を抽出したローズ精油は1kgの精油を採るのに花びら5000kg分必要だと言われています。

なんと1滴のローズ精油に花びらが200枚使われているのです。

この数字は、ピンク色のダマスクローズの数字です。

白バラ(ホワイトローズまたはローズアルバ)精油はさらに2倍必要だといわれています。

また、バラの花が太陽の熱で温まると精油が気化してしまうため摘み取りは早朝に行われるそうです。

量と手間をかなりかけてローズ精油が私たちの手元にやってくるわけですから、なるほど高価なわけですね。

バラの香りを嗅ぐだけで美肌に!?

ピンクのバラ

via 越谷市アロマサロン&スクール 香温

ローズ精油というと、抽出方法の違いからローズ・アブソリュートとローズ・オットーの2種類に分けられます。成分や香りも異なります。

今回は、これらのローズ精油に含まれているゲラニオール、ネロールという2つの成分についてご紹介します。

ローズ精油に含まれる成分<ゲラニオール>

  • 体臭や口臭を抑える
  • 肌の弾力回復を促進する
  • 肌を引き締める
  • 肌のほてりを抑える
  • エイジングケアにも
  • 女性ホルモンの一種エストロゲンの分泌を助ける
  • 抗菌
  • 抗不安

etc

ローズ精油に含まれる成分<ネロール>

  • 肌にうるおいを与える
  • 保湿力が高い
  • シミやそばかすの予防

etc

ローズ精油に含まれるこれらの成分はその特徴を活かし、いまや私たちの生活の中ではさまざまな形に変えて取り込まれています。

例えば、化粧品やサプリメントなどは、多くの女性が手にしたり実際に摂取したりしていることでしょう。

ローズ精油を使ったボディケア商品などもありますし、エステサロンやアロマサロンでもローズ精油をブレンドしてトリートメントするコースもあります。

ですが実は、バラの香りは嗅ぐだけでも効果があることが研究で報告されています。

バラの香りを嗅ぐことで、ストレスが緩和されます。また、皮膚のバリア機能の低下を防ぐそうです。

つまり、バラがきれいに咲き誇るこの季節、バラ園に行ったりバラを育てたりして、バラの香りをそのまま嗅ぐだけでも効果が期待できるというわけですね。

バラがなぜ女性に良いのか?

バラとリング

さらにローズ精油について掘り下げていきます。

ローズ精油の精神面での効果

  • 鎮静作用
  • 情緒不安定を和らげる
  • 不安や抑うつ、悲嘆、恨みなどの感情を和らげる
  • 安定と安らぎを取り戻す
  • 自分や女性性の自信のなさを取り戻す
  • 緊張を和らげる

などが期待できるといわれています。

ローズ精油の身体面での効果

また、身体面では上記にある美肌効果に加え、女性の生殖器系の不調に役立ちます。

  • PMS(月経前緊張症)
  • 月経不順
  • 月経過多
  • 少量月経
  • 更年期障害

などに有効とされています。

こうして挙げると女性にとって嬉しい働きばかりのローズ精油。

年齢を問わずすべての女性の心と身体に働きかけることができるバラの花、そしてローズ精油は、女性にとって永遠に味方となってくれるように思います。

クレオパトラやナポレオン夫人など、古くから多くの女性に愛されてきたバラ。男性から女性へ送る愛の告白や花束にもバラが使われています。

また、結婚式でもバラの花をブーケにしたり、フラワーシャワーに利用しますね。

今まさにバラがきれいに咲き誇る季節。ぜひ自然の中にあるバラの香りを存分に嗅いで、心と身体にエネルギーチャージをしてください。

 

この記事を書いたコンシェルジュ

新垣 静香/アロマセラピスト