ビューティー&ウェルネス情報

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話題のフェミニンケア、ちゃんと理解していますか

2022.6.2

先日ビューティーワールドジャパンという、美容の見本市に参加してきました。

普段は化粧品原料そのものを触ったり検証したりすることが多いのですが、今回は市場調査も兼ねて久々に見に行くことにしたのです。

ネットや論文、参考書などで学べることは多いのですが、お客様の声や現場で体感することはやはり大切で、常々アンテナを張っていないといけないと思っています。

女性 手を繋ぐ

自分の体と向き合うことから始めよう

妊婦

ビューティーワールドの会場ではこれからというより今のトレンドが反映されている感じで、やはり一番目についたのがフェムテックやフェミニンケア(フェムケア)でした。

ここ数年、女性の社会進出やジェンダーレスについて様々なところで取り上げられることが多く、これまでデリケートな情報として扱いづらかった話題も取り上げやすくなったことが背景にあるのではないでしょうか。法改正も記憶に新しいですね。

女性からすれば当たり前になっていることなのかもしれませんが、男性からするとまだまだ口にするのもハードルが高く、一般的にはフェミニンケア、フェムテックという言葉さえも認知が低いように感じます。

市場の盛り上がりもあり、様々なケア商品やツールが生まれてきていますが、やはり重要なのは正しく理解し、正しいケアをすることではないでしょうか。

実際に、「どのような商品を使うのか」、「どのようなケアをするのか」ということはとても大切ですが、フェミニンケア、フェムテックといった言葉が話題になる前から既に体調と照らしてケアをしてきた、という方も多いでしょう。無理に慣れないケアを頑張るよりもまずは自分の体と向き合うことが最優先ではないでしょうか。

妊活、出産、PMS、更年期など、ホルモンバランスにより生じる症状は人それぞれなので、ライフスタイルも考慮した上で自分なりのケアを見つけ出すのがおすすめです。

いきなり商品を購入したり、慣れないケアに取り組む前に、まずは食事や睡眠、運動、ストレス発散などの基本的なことを整えていくところから始めてみてはいかがでしょう。

男性も知っておくべきフェミニンケア

手を繋ぐ男女

そして、もうひとつ重要なことは、男性を含めた周辺の理解だと思います。

パートナーの理解はもちろんですが、やはり市場全体として理解が進むことで、一緒に向き合ったり、ケアをしやすい環境が整ったり、一般消費者にとって良いサービスが生まれたりするのではないでしょうか。

身近なところでも実際に体の仕組みやケアについて知ることで、これまでは気が付けなかった変化に気が付けたり、気遣いが出来るようになったりと、ちょっとした普段の出来事だけでも見え方やコミュニケーションが変わる機会になるかもしれません。

先述のとおり、フェミニンケア、フェムテックといったワードはまだまだ一般男性の中ではメジャーなワードとは言えず、そのケア方法やケアに至る理由、身体の仕組みについても理解が十分とは言い難い状況です。

メディアなどで取り上げられる機会も増え、ある程度理解されている男性も増えてきたのかもしれませんが、言葉だけが先走りしていて、しっかり理解した上で一緒に向き合っているというケースはまだまだ少ない気がします。

私たちは仕事上フェムテックやフェミニンケアに関する話題や商品に触れることが多々ありますが、今回は男性の方にもちょっとでも興味を持ってもらえたらと思い、敢えてこのような記事を書かせていただきました。

日本国内においては、まだまだこれからの分野かもしれませんが、性別を問わず正しい情報を得たり、学んだりする機会が増えていくことを期待しています。

シャンプーソムリエアカデミー認定講師
早川大輝

PATH Toyohashi
オーナースタイリスト兼シャンプーソムリエ


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この記事を書いたコンシェルジュ

一般社団法人シャンプーソムリエ協会

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